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【アメコミ】オールスター:スーパーマン 【レビュー】

「永遠のヒーロー」
オールスター:スーパーマン (DC COMICS)
アメリカ2006年1月~2008年10月アメリカ

番外編の中編
「オールスター」シリーズなるもののスーパーマン版。
ちなみにバットマンのオールスターもあったが、それはなかなか微妙な出来。
存在としては『イヤーワン』と『ダークナイト:リターンズ』を紡ぐ存在だったらしいが、ぶっ飛んだ内容になってしまったようだ。
まぁーそんなことよりもあの変態(過去の設定をとても引用してマニアオブマニアな展開をやって公式に仕立て上げる天才というか鬼才)のグラント・モリソンが送る、スーパーマンの最終回の番外編。
世界観自体、公式とは別なオリジナルの世界を製作し、その中のスーパーマンがレックス・ルーサーの策略にハマり、死期が迫るという独特な中編。
前述の通り、スーパーマンのこれまでにさりげなく描かれたミニマムな設定が随所にフューチャーされており、マニアを満たす満足度。
また複数のスーパーマンなどが多数登場し、読んでいる最中は困惑したが、最終的に行うスーパーマンの偉業の数々と、オチには、驚嘆して唸ってしまった。「ほへー。スーパーマンってすげぇや。」と。
読書難度としては、やや高め、製品の金額もやや高く、またこれだけで完結するが、設定がオリジナルなので、これまでの常識がやや通用せず、また過去のミニマムな設定が多数フューチャーされており、読んでてもついていけない印象はあった。
また絵のタッチもアメコミらしいパワフルさのある漫画デフォルメが薄く、線が細く、叙情的。あと知らないキャラがいっぱい出てくるし、知らない世界観というか宇宙が広がりすぎて、難しい。
独特です。
でも読み終わってやや置いてけぼりながらも解説などを読むと、やはりスーパーマンってやつは本当に偉大だなぁと心がほっこり。
買って良かったとか読んで良かったとか、あんまり言い切れないが、びっくりはした。
アメコミは公式とか非公式が存在しなくて、全部別次元の公式になる無限方式でちょっと疲れてきたなぁと。
地味にじっくりNEW52などのメインストーリーラインを読み続けたいなぁと思ってきた。
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