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【短評】バーニー みんなが愛した殺人者 【忘備録シリーズ 16】

2013年92本目 8月2日劇場鑑賞

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画感想倉庫~season 7~-バーニー みんなが愛した殺人者
アメリカ2012年アメリカ映画アメリカ

海外で評価が高く、しかもジャック・ブラックの映画ということで、見てきた。
思った映画と違った。
始まってびっくりしたんだけど、これ単純な劇映画じゃない。
どちらかと言えばドキュメンタリー映画に近い一本。
一応劇映画としてジャック・ブラックが出てきて、物語を展開させてるのだが、合間合間に知らない人から証言が挿入される。
この構成は映画が終わるまで曖昧な形だが、先に言うと実際にバーニーの知り合いであった人が本気で証言しているのだ。
ええーそうです。
本作では実在に起きた事件を映画化した作品です。
そういうのは多いけども、それをまさか関係者を映画に出して証言させるとは思わなかった。
何も知らないでみると違和感ある。
んで、それが面白いんですよ。
これ、すごい倫理観に迫るんですよ。
39歳の男が81歳のっ大富豪の未亡人を殺してしまうんですけど、アメリカって国は裁判員制度があるわけで、この被疑者の人があまりにも多くの人に愛され、そして尽くしてきてしまった為に、裁判員制度でやったら、みんな無罪にしちゃうし、殺して当然っていっちゃうわけ。
その善悪の批判だったり、映画はさらに裁判員制度への批判ともとれる深いとこまで進んでしまい。
トドメには、裁判そのものを奥の手使ってしまったり。
今年見た映画の中で5本指に入りそう!!
演じたジャック・ブラックのキャラクターが非常に魅力的、本物の犯人(これがいい人そうな雰囲気全快)とはちょっと違うけども、いい人過ぎてやばかったり、ちょっとおかしいとこありそうだったりと逸脱。
また敵とも言えるポジションのマシュー・マコノヒーのキャラクターも面白く。
多くの人に見てほしい一本。
あと初めてシネマカリテ行った。武蔵野館の新館ですね。ここでこれから若手だったり地味だったりする好評の映画どんどんやるんだね。これからいっぱい通いそうです。

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