「謎解き爆笑映画」
by | 2010/07/01 02:25
2009年米
出演
ブラッドリー・クーパー
(そんな彼なら捨てちゃえば?)
ジャスティン・バーサ
(ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記)
story
結婚式を二日後に迫ったダグ(ジャスティン・バーサ)は、親友の教師のフィルと歯科医のステュ、そして義理の弟になるちょっと変なアランと共に、独身最後の旅をするためラスベガスへ向かうのだった。
思い出になる最高の夜にするため、金銭面も張り切るフィルとステュ、そして彼らに馴染む為、暴走するアラン。
ホテルの屋上で祝杯を上げる4人。
…そして翌朝。
酷く荒れた部屋には、なんと虎がいて、挙げ句、明日の結婚に必要な新郎のダグがいない!!
前日とは、全く違う彼ら、挙げ句昨夜のことを何も覚えてない一行。
ダグを探す為、残された手がかりを頼りに、ラスベガスを奔走するのだった。
2010年6月25日鑑賞
2010年7月13日再鑑賞
感想
全米公開時から気になってた本作、挙げ句、劇場公開するべきだと言って、署名活動まで起きて、公開に至った本作。
運良く試写会が辺り、早めに見ることになったわけです。
とりあえず、会場が爆笑の渦だったのは、今思うと衝撃です。
日本じゃコメディーはヒットしないと言って、公開しないわけですが、実際結構需要があるんじゃないかという印象を本気で受けました。きっと以前より、映画を見ることに対しての意識が広くなったんじゃないだろうか?とりあえず居心地良いのともう一度あんな場所に行きたいと思ったので、もう一度見たいと思います。
映画自体の内容は、最近よくある、中身のある青春コメディーよりも、ぶっ飛んだボケをくり出しまくる痛快映画でした。
まぁーそうは言っても、親友を探す為に、自分たちの過去を探すという珍道中なんですが、そのメンバーがイケメンと真面目だが、実は?な奴と、思いっきり変態というナイスな組み合わせ。
美味く、ボケと突っ込みでバランスが取れていて良いわけです。
また「酔っぱらい」というか「ハイになっちゃた人間」の素行を描いたわけで、その異常っぷりはなかなか。
終盤やや中だるみ、むしろ何故「ラスベガスをぶっつぶせ」化したのかが、不明だが、その中だるみも、エンドロールでぶっ飛ぶので問題無し。
あんまりネタ部分は言いたくないが、乱痴気って本当に怖いぜ。その乱痴気具合を解明していくという、コメディーとミステリーの融合に大成功した傑作。
また映画館で笑いの渦に浸れるのは、3D以上の体験かも。こういう映画が日本でも満員になるのは、なんか実験に参加してるような感覚なので、見る際はなるべく友人を多く連れて見に行って欲しい。
とりあえず7月の映画ではオススメ!!
★ここから2回目の感想★
このある意味映画を見る人の為に取り戻したとも言える、奇跡的な映画を多くの人に味わって欲しいと、大人数で見に行ったのだが、立地条件的にも、コメディ映画なのに、劇場内は大部閑散としていた。
挙げ句、皆さん笑わないので、一体この映画の意図の何をしって見に来てるんだと言うんだ。
そんな感じでした。
実際一緒に見た人は、こういう映画はDVDが良いとか言いやがって、そういうことじゃないんだよ。
笑い声を共有という素晴らしい着地点には、到底及ばない寂しい結果に終わった。
本作の良い点と悪い点の紙一重さは、成長物語でなく、シチュエーションに頼ったコメディーであること。
そこが、中身の無さなどを問われるが、ただ、コンスタントにいつ見ても笑えるという点では良い。
そしてやっぱりエンディングの破壊力は抜群で、むしろ芸術とも思える。
得点
9点
DVD絶対買う。つか続編も来年公開とか?気になる。
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