え。予告と違ってめっちゃ面白いのだが
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2023年アメリカ映画
絶妙なバランス感覚の塩梅
キャスト
ネタバレ あらすじ
2023年3月31日IMAX版劇場鑑賞
2023年18本目
語り口の上手い絶妙なRPGファンタジー
全然期待していなかったけども
やたら全米での批評家の評価も
観客評価も良かったので
金曜日公開で安く見れるので
仕事終わりの深夜にて鑑賞しましたが
面白かったです。
予告編の見飽きた定番っぷりに
辟易したし。
この絶妙に主役はってもヒットとは
無縁そうなキャストの感じも含めて
残念な映画を公開するなぁって思ったが
映画が始まるとその予測は覆された。
剣と魔法を扱った
王道の作品かと思いきや
主人公は元騎士で盗賊に落ちぶれた
かと思いきや
まさかのずっと吟遊詩人
相棒のミシェル・ロドリゲスは
めちゃめちゃ強い女戦士。
2人のタッグがガチっとハマっていて
そして2人は失った家族や生活を
取り戻すべく脱獄。
人生を取り戻すべく
かつての仲間を出し抜こうと思うのだが
それには仲間と貴重なアイテムが必要だった
仲間を増やし
貴重なアイテムを手にすべく
広大な大地を旅する彼らを待ち受けるのは
ホルガのぬぐいきれない歯痒い過去。
そして宝探し。
失敗の連続でついにヒントを手にした
主人公の前にはかつて背いたハーバーの教えを
今も守りそんな主人公を信じる
謎の長寿のセクシーな悟り兄さん。
彼はその宝ダンジョンの地下深くに
隠したというのでみんなでそのダンジョンへ!!
ってこれドラクエか何かですかぁ???
とあまりにも成り行きが自然だし
合間合間には軽薄な仲間との会話、
それぞれの過去の失敗の物語の連続。
現代性の逸話を盛り込みながらも
剣と魔法の代表的な
RPGのエンディングまでの
お使いの数々を巧みに
テンポよくそして
失敗をいっぱい盛り込み。
まるでダイスを何度でも投げて良い設定のTRPGのような
そんな原作の面白さをしっかり
映画に盛り込み
実写映画化としての精神面の実写化に成功している
そして
ドラクエやFFの最新作はなんだかんだ
プレイしている自分としては
面白かったです。
また独自のイベントとしての
ダンジョンを盛り込んだあの死のゲームも
なんだかんだ良かった。
オルタナティブ・ガーギャラ
とブラッドリー・クーパーも
カメオ出演させている本作。
彼らが失敗の連続で
勝ち目がなくなったとなり
諦めようとした時
吟遊詩人の自称プランナーの
エドガンは語る。
自分たちはここで飽きられめたら
本当の負け犬になってしまう。
ライフがあるかぎり何度でも
挑戦できるんだ。
と負け犬達が一致団結。
本当はレッド・ウィザードが
世界を支配する野望の
一環であったことも知った彼らは
世界を救うために
再び立ち上がる。
え?これガーギャラやん
主人公がおしゃべりも得意で
家族を失って後悔してるところも
ガーギャラですね。
音楽も愛しているところもガーギャラですね。
女性がめちゃ強いのもガーギャラだしと
宇宙こそ舞台にしてない
剣と魔法の冒険ものですが
これオルタナティブなやつですね。
大好きですわ
キャラ濃すぎるゼンクさん
と宣伝物ではメインキャスト
っぽいキザキャラのゼンクさんでしたが
中盤に登場しそのまま去る
謎の強キャラでした。
しかも主人公が嫌いな人という
設定も面白く
冒頭から謎の猫人間の子供を
巨大な魚から救うという
ハリー・スタイルズのPVかよって
思うような展開がクソやば。
その後も終始華麗な姿勢の良さで
映画を魅了し
主人公に拒まれるも
しっかり師匠キャラとして
彼を導き
そして巨大な岩をも避けずに
まっすぐ海外を歩くという
ネタ特化の去り方をして
大いに笑わせてくれた。
こんな面白キャラだとは宣伝の時は思わなかった
ギャグセンスの高さよ
と序盤からギャグセンスの
高さを爆発させる本作。
鳥人間を襲ってそのまま空から
牢獄を脱出するという
際物さ。
ホルガのその武器いいなー。
からの入手のテンポのよさ。
※その後の魔強化っぷりも
いい。
ブラッドリー・クーパーの
謎の使い方。
そしてゾンビの使い方の酷さ。
まさか質問してすぐに天に召される設定とは。
そして映画のドラゴンというタイトルに
相応しいドラゴンの登場も
意外にもデブドラゴンの登場という
ネタの面白さ。
良い感じに色々意表をついて
楽しませてくれる。
でも映像もいいのが良い。
とネタ感の強い作品かと思ったら
LOTRのような
世界観に相応しい広大で美しい
移動シーンの映像も盛り込まれており
映画として普通に見応えある。
デブドラゴンの攻撃の仕方のエグさ。
巨体ながらも高速に動き
主人公達を圧倒するという
凶悪っぷりも二重の意表で面白い。
そして終盤の死のゲームで登場する
怪物達が普通に恐ろしかったり
気球の使い方も面白かったり。
終盤の戦闘はCGも多かったが
映像的にも目まぐるしくて
終始面白かった。
地味に金かけててびっくり
とそこまで人を呼び込む要素は
ないものの作り手達の熱意は
しっかり映画に盛り込まれていて
本当に主人公のエドガンは
吟遊詩人として刀を使うような
シーンはなく機転を効かしていた。
そして終盤にはやっぱりと言える
お涙頂戴の展開があったが
やりガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
意外なキャラの意外な顛末に
使うことで
チームとしての結束を高めてて
後味も良かった。
ソフトは買わないと思うが
意外と定額VODに早く
入るタイプの映画だと思うので
その時ワーワー言いながら
家族と一緒にもう一度見たいと思った。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 8.5/10
・音楽 7.5/10
・上映時間と個人的趣味 8/10
80点
実は面白いと噂の映画が
普通に冒険映画として面白かった。
『ハムナプトラ』とか
新『ジュマンジ』のような
景気の良さがとても良かった。