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◎【86点】ナイトメア・アリー【解説 考察:次世代に語り継ぎたい美術力】◎

デルトロさん!映画うまお

はじめに

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

製作

2021年アメリカ映画

自分はこのために生まれてきたんだ

created by Rinker
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

監督

ギレルモ・デル・トロ
・シェイプ・オブ・ウォーター
・ヘルボーイ
パンズ・ラビリンス
パシフィック・リム

キャスト

キャスト一覧
ブラッドリー・クーパー
・世界にひとつのプレイブック
アメリカン・ハッスル
アリー/ スター誕生
アメリカン・スナイパー

ルーニー・マーラ
キャロル
ドラゴン・タトゥーの女
ソーシャル・ネットワーク
サイド・エフェクト

ケイト・ブランシェット
キャロル
・ブルージャスミン
・アビエイター
・エリザベス

トニ・コレット
・シックス・センス
・アバウト・ア・ボーイ
ヘレディタリー/継承
・リトル・ミス・サンシャイン

ロン・パールマン
・ヘルボーイ
・ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー
・美女と野獣
・ハンド・オブ・ゴッド

リチャード・ジェンキンス
・扉をたたく人
俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-
バーン・アフター・リーディング
・シェイプ・オブ・ウォーター

ウィレム・デフォー
・スパイダーマン
・フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
・永遠の門 ゴッホの見た未来
ライトハウス

デヴィッド・ストラザーン
・グッドナイト&グッドラック
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
L.A.コンフィデンシャル
リンカーン

ホルト・マッキャラニー
ファイト・クラブ
・マインドハンター
・ブラッド・スローン

ティム・ブレイク・ネルソン
バスターのバラード
・オー・ブラザー!
インクレディブル・ハルク

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
1931年。
父親を殺害し家を燃やしたおっさん
スタン(ブラッドリー・クーパー)は
浮浪者になった。
各地を転々とするサーカスの
見世物小屋に辿り着いた彼は
そこに務める女性の
モリー(ルーニー・マーラ)に惹かれ
獣人のショウを目撃する。
知能が低い人間のふりをさせられた
獣人は生きた鶏を食べさせられる
拷問のようなショウを繰り広げた。

スタンは興味を抱き
団長のクレム(ウィレム・デフォー)と
関わりその夜に起きた
獣人脱走事件を手助けしたことで
クレムに気に入られる。

スタンは透視の手品をする
夫婦のジーナ(トニ・コレット)と
ピート(デヴィッド・ストラザーン)の
アシスタントになったスタン。

アル中のピートは
かつて自分が研究した読心術の
スキルを悪用した
心霊を用いた手品で心を病んでいる
節があり、アル中になったと思われる。

ピートはスタンに読心術、特に
心霊を用いたことはやっては
いけないと諭す。

だがある時ピートは
アルコールが原因なのか?
密室でのタバコが原因だったのか?
突如亡くなってしまう。
スタンはピートが大事に持っていた
読心術のメモを死体から抜き取り
ジーナはそれを許すのだった。

ある日警察の取締が発生。
スタンは警官に対して
隠れて勉強していた読心術を用いて
仲間たちを救うのであった。

それをきっかけに
恋人になったモリーと
駆け落ちを実施。

それから2年の月日が経った。

スタンはニューヨークで
金持ち向けの中規模の透視ショウをして
金儲けをしていた。
彼はその力を心霊的なものだと
嘘をつき霊媒師として名を馳せた。

だがある時
精神科医のリッター
(ケイト・ブランシェット)
により読心術の種をあばかれる。
だが経験豊富な彼はうまく
彼女を出し抜くことに成功する。

だが彼女との出会いによって
良く深いスタンは
精神を病んだ人に対してピートから
禁止されていた心霊トリックを
用いて金儲けをしようと
し始めるのであった。

2022年5月21日自宅Disney+鑑賞
2022年24本目

▼個人的関連記事
映画感想リンク:☆【93点】ギレルモ・デル・トロのピノッキオ【解説 考察:デル・トロ先生入門作品?】☆

映画感想リンク:【オススメ 映画】クリムゾン・ピーク【71点】




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Disney+さんありがとうございます

というわけでDisney+にて
2022年3月末に劇場公開したのに
5月の頭に速攻定額配信。
全米で限定公開された白黒版も
速攻で配信されてて
至れり尽くせりですよ全く。

via GIPHY


そんなわけでコロナが怖かったし
時間もちょっと長かったので
劇場スルーしてしまった
『ナイトメア・アリー』を鑑賞。

アカデミー賞にも
作品賞、撮影賞、衣裳デザイン賞、美術賞
にノミネート。

製作・脚本・監督は
ギレルモ・デル・トロ。

デル・トロ先生は
クリエイチャーをこよなく愛し
怪物映画でアカデミー賞を受賞した
マジすげぇおじさん。
見た目トトロなのやばい。

そんなギレルモ監督が
『シェイプ・オブ・ウォーター』の
次に監督したのは
小説『悪夢の小路』の
2度目の映画化。

まぁ70年以上の前の映画なんですがね。
小説も映画化の1年前に発行なんですね。

とりあえず見始めて思ったのが

この映画赤字だろ

と思わざる追えなかった。

美術がすごい金かかってる
映像が終始リッチ!!!!!!

his
アカデミー賞のご褒美?それとも超金持ちの映画ファンがパトロンにいる???
と思ってしまいました。

なんだかんだデル・トロ監督映画うまい

話としてはそこまで驚きはないんですが
いや考察要素は強いか。
クズが欲に溺れ過ぎて破滅するという
物語を丁寧に丁寧に
とてもうまく映像化している。

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正直リドリー・スコット級に
映画うまいなぁと思ったり。

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その実力と相乗して怪物を
人間同等の特異なものとして描かず
登場人物として存在させていた
その手腕はやはり偉大だなと改めて実感。

映像も終始広角も意識されてるし

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登場人物も魅力的
そして美術が衣装がすっごい!

次世代に語り継ぎたいデル・トロ監督のアート

映画をみててその素晴らしさに興奮。
男の栄枯必衰の物語と言えど
背景の素晴らしさ尋常じゃない。

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CGか?と思ったが
しっかりセット作ってた。

移動式遊園地規模の
見世物小屋を作ってて
本当にやばい。

his
普通に行きたい
衣装もコリに凝っていてすんごい。

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後半の舞台の
心理カウンセラーの部屋も美しい。

後半の刑務所のような豪邸もすごいし。

終盤のルーニーマーラの衣装は
監督の敬愛する
『フランケンシュタインの花嫁』
をイメージしたようなディティールがすごい。

his
映像に酔いしれますわ

こんな大規模なセット絶対資金回収できないだろ

まさかの2幕構成

とびっくりしたのが
まさかの2幕構成の作品だった。

長い、長いよ。そりゃ2幕構成だもん

前半が見世物小屋パート。
いやむしろ監督の趣味全開だから
2幕のようになってしまったのか?

暗転して全く違う
ニューヨークを舞台にした
2年後の物語。

師匠に禁止されていた
心霊手品を富裕層に用いるという
下衆っぷりを披露するスタンは
更なる高みに登ろうと
欲を加速させる。

1人の男の栄枯必衰という
シンプルながら力強い物語。

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2幕からケイト・ブランシェット初登場

his
おっそ!

さすが大都市
より大きな化け物が登場。

より良く深き成功しているものに
取り入ろうとする主人公ですが
禁じ手の数々が待つ先には
暴走しかなかったか???

より大きな悪の前では
要領の良さと器量だけでは
どうにもできないという
上流階級に揉まれ生き残った
本質的な悪には小悪党レベルでは
どうにもならないということか??

丁寧に丁寧に破滅していく様が
とことん面白いが

長い

長ければ長いほど
良いわけではなかったなぁー。

透視能力という洞察力と調査力

使い方を間違わなければ
より優れた地位にいけたかもしれないが
元来の小物感によって
滅んだとも言えるスタンさん。

自分も営業の仕事をやってるので
洞察力とか調査力とか
まぁ勉強になるし
共感するなぁと思ったり。

人を騙しはしないが
説得力を持って物事を
伝えるというのは
ある種詐欺まがいに
ロジックの組み立てって
あると思うし
時にはリスのある
強引な論理や根拠の入手も
必要だなぁと思う。

そういう意味では
スタンのことを
憎みきれないんだよなぁ。
でも冒頭で親父殺してるから
アウトです。

そういう人間の中身に
ついてしっかり描かれてて
良かったなぁと思うんです。

ラスト・好き・オブ・ザ・イヤー受賞おめでとうございます。

見終わってしばらくして
ラストの笑うブラッドリー・クーパー
良かったぁとしみじみと思ってしまった。

あの笑いには
自分の人生の無常さ
因果応報さに笑いが込み上げたのか?
それともアヘン入りの酒が
効いてしまって
おかしくなってしまったのか?

あの瞬間にこれまでの走馬灯をして
欲に溺れたからなのか?

いろいろな思案を巡らせさせる
ラストの
ブラッドリー・クーパーの笑顔は
たまらなかった。
3時間近く映画を見た甲斐を
感じてしまった。

ギレルモ監督の技術力の高さに
舌鼓ですよ全く。

長いけど普通に面白かった

終盤のグロありの転落の
疾走感とか本当にすごい!!

ただ本当に興行収入とは
結びつかない渋い映画過ぎて次回作とか
不安になるんですが
どっかの映画好きの石油王に支えて
もらって欲しいって本当に思いました。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 10/10
・キャラクターの魅力 8.6/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 8.5/10

86点

豪華俳優陣共演
豪華なセット
豪華な映像の連続。
渋い物語。

地味に面白かった

ギレルモ・デル・トロ監督が
スコセッシやリドリー・スコット
とかと同じ骨太鬼才枠に
自分の中で入ったのが超ヤバです。

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レンタル

通販

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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

主人公が初っ端から父親殺してて
その後もクズ街道突き抜けてて
アートワークに焦点合わせないと
胸糞物語でやばいよね。

あとデフォーもっと出るかと思いきや
最初だけしか出ないし
特に何もしてないのに
インパクト強烈でやば。

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his0809
3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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