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夢の旅人。

これは、自分がある公募のプロットのコンペに応募した作品で、送って一向に返事が無いので、試しにググったらあっさり落ちてたので、そのグランプリに残っていたがあからさまに面白く無さ気だったのと、自分の無能っぷりに相変わらずがっかりでオチこんだけど、せっかく書いたんだし、ここに貼っておこうと思い貼るわけです。
それでは、ここからそのあらすじが描かれます。
中学二年生の浜崎政寿は、映画を見に行った。ガラガラの劇場内で。同世代と思える少年、高橋和樹がたまたま自分の隣に座る。映画が始まると隣の和樹は、度々大きく笑い。そして最後には泣いていた。映画に夢中だった政寿も同じくそれなりに笑っていたが、彼程ではない。そんな彼を度々映画の最中に見てしまう政寿であった。映画が終わり、パンフレットを買う政寿。買い終わり、帰路につこうと出口に向かうと、政寿は先ほどの少年に呼び止めらる。「この映画、超面白かったよな。」そう言われた政寿は、目を丸くしながら、感動を共有出来る友人の誕生に喜びが隠せなかった。」
そして七年後。政寿(二十)は、映画館でアルバイトをしていた。日夜続けられる、売店でのポップコーンを機器に並べては、なくなり並べてはなくなりの日々に違和感を感じていた。こんなことがしたかったんじゃない。そう思いながらもフリーターという経済的現状から逃れることが出来なかった。鞄から手帳を取り出し、今月に見たい映画のリストをチェックする。バイト中。職場で客が賑わっている。チケットを売る政寿、レジの画面にはあのリストには無い映画だらけ。ムスッとした表情で作業的にチケットを売る政寿。
リスト内に映画を見て、泣きじゃくる政寿。パンフを買い、その場から去る。
和樹(二十一)と政寿は、二人で家で映画を見ていた。その映画の名前は「ホットファズ」全く知られてないが、二十年前程の映画で、知る人は知るカルト映画だ。この映画が生涯のベストである二人。音楽で生計を立てるつもりでほとんどニートの和樹と政寿は今の映画業界の状況「面白い映画を劇場で見れない、また見れても遠くに行かないと見れない。」などの現状を話し合い。配給では無く、客の心を目覚めさすために、政寿の働く映画館を占拠しそれを流すことを目論む。この映画が生涯のベストである同士を募り、6人程の仲間が生まれ、それらを緻密に少しずつ政寿の職場に勤務させ、和樹もそこで働き始める。
1年程が経ち、ついにホットファズのフィルムが手に入った。念密な計画を立て、それを実行に移そうとする和樹だが、日が迫る中、政寿は、メイへム計画の中止を提案する。その提案に対して和樹は政寿が学力もある中大学にも行かず、自身の愛する映画に携わりたいという気持ちで専門学校に行き、そこで友人に恵まれず、孤立し、夢を諦め、何も出来なまま、経済的な問題に流され、抑圧された何も無い同じ毎日の繰り返しに戻ることに意味があるのかと問いかける。だが政寿は、その計画から完全に離脱するのだった。政寿抜きで計画を進める和樹達。計画が翌日に迫る中和樹は苛立ちを音楽に向けていた。練習を終えると和樹は一人涙を流すのだった。自身の現状も彼と変わらないのだ。夢に向かうと言う逃げでまともに生きることを放棄した自分に嫌気がさしていた。今はこの計画だけが、彼の全てで和樹はいつか見た「映画とは皆で夢を見るもの」という正岡子規の詩を信じていた。自転車に乗って月を見ながら和樹は歌っていた。路地から出た和樹を待っていたのはバイクだったぶつかった和樹。「人生ってこんなに唐突に終わるのかよ」そう思いながら月の輝きに引き込まれていた。そして和樹の葬式が行われ、政寿は泣く。「生き急ぎ過ぎだった気がする。」そう思う政寿。それは国民的アイドルが主演の宇宙映画の初日で差し迫る昼の上映は満席だった。計画の中心人物が無くなるチームには先の不安だけが残る。もともとフリーターとニートの集まりの彼らには、もう何も無かった。皆、この計画が生きる希望だった。憂鬱な気持ちでバイトをする彼ら。政寿はその日が休みだったのだが、彼は、計画を実行する。映写室を占拠し、スタッフを眠らせ、そのアイドルの映画をホットファズに変えたのだ。上映が始まりその自体に気づいた仲間は、各自が取るべき行動をするのだった。混乱する客、社員達は計画にねじ伏せられ、何もできない状態になった。和樹の生きた証を残す為に、政寿は戦ったのだ。その場から逃げる政寿。上映が始まり多くの客が帰る中、一部の客はその映画を見出すのだった。上映が終わり多くの客が歓喜のどよめきを上げる。そして対応に困りはてる社員たち。
政寿は電車に乗っていた。知らない駅に進んで行く。最果ての地の場所は海だった。政寿は泣いた。「なぁ。見えたかよ。和樹。なぁ。こんなんで、本当に取り戻せたのかよ。教えてくれよ。なぁ。」涙をふいて、彼は家に付き、パソコンを開き、脚本を書き出すのだった。それは、二人の少年が出会い、映画という夢を取り戻す話だった。「こんなことでしかオレは前に進めないのか。」そう思いながらも映画みたいにかっこ良くない自分に涙が止まらない政寿は、眠りについた。深い深い眠りに。明日になれば少し違う日々が始まる。逃げられない夢と一対一の戦いが。 おわり
感想お待ちしておりますが、心折れるような痛烈なのは、勘弁です。もうぼっきぼきですから…。
ちなみに読んだ彼女は泣いておりました。
なんで人簡単に殺すんだよと。まぁーオレは熱くなって言いました。
「人はしようしようだけで、何か出来る程完璧じゃないから。主人公は、結局、こんなことでしか何かをしようと思えない。それはある意味全てのダメ人間に通じるんじゃないかって思ったんだと。」
それでも、彼女は怒っておりました。
まぁーオチが付かないから殺したのですが。(苦笑)
本当にごめんなさい。

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