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殺人狂時代 2010年度54本目

「日本の古い映画は馬鹿に出来ない。」

$果てしない未来へ~seasonⅤ~

日本1967年日本制作日本
監督
岡本喜八
出演
仲代達矢
ロケットstoryロケット
1970年代初頭。精神病患者がいっぱいいる病院に一人のドイツ人がやってくる、彼の名はブルッケンマイヤー彼はそこの責任者である溝呂木省吾に会いにきたのだ。溝呂木はここの患者達を巧みに洗脳し、最強の殺し屋へと変貌させていた。そんな彼にブルッケンは、三人の人間の殺しを依頼するのっだった。
次々と殺されて行くターゲット。残すは最後の一人。
最後の一人の大学教授の桔梗信治(仲代達矢)は風変わりな男で牛乳瓶の底の様な眼鏡をかけていて、とことんマイペース。
そんな彼を殺そうと刺客が行くが、なんと失敗してしまうのだった。
とりあえず交番に行く桔梗は、そこで、ミステリー雑誌の女性記者の鶴巻に合い、その事件に興味をもたれ、一緒に行動することになるが、彼には新たな刺客が迫っていたのだった。
走る人感想走る人
新しいブログでの初の投稿ですが、結構大変ですな。
というわけで、今回は殺人狂時代です。正直見る予定とか全くなかったのですが、彼女にせがまれて、かけたのは良いけど、それが、なかなか面白くて、もう目が釘付け、一体なんなんだこりゃ。
正直言ってしまえば、今の日本映画のほとんどはゴミです。(笑)
まぁーテレビ局の作る映画、いやメジャー映画の大半がゴミです。(告白は別)
この映画を見るだけで、改めて思える。
とりあえず1969年という自分が生まれる20年前の映画、今なら40年前、それなのに、内容時代は古くなく、エキセントリックでいて大胆。その斬新さと手堅い映像作りですっごい映画が出来ている。
話的にはとことん変人という、大学教授が、刺客たちを運良くどうにかして行くという展開ながら、最終的には彼が、007張りのスーパーヒーローへと変化しだし、冒頭のコメディアンぶりからの変貌の変更度の幅の広さは今思うとビックリ、そしてそれの自然さがまた。
冒頭はなかなか笑えるのだが、終盤は一気にアクション映画化する。
だが、全編を通して流れてる雰囲気はミステリーであり、言ってしまえば、ハリウッド映画の大作の様な映画だ。
それなのに、この映画攻めることを止めない。
笑いもそうだが、映画のセットがとても凝っていて、冒頭等も凄いのだが、ミステリー雑誌の編集室もスッゴイことになってる。
それだけでなく、編集やカット割りもとても冴えていて、日本映画とは思えない程の出来。
そして扱ってる題材が結構、ぶっ飛んでるのがこの映画のヤバいとこでもある。
精神病の患者を殺人者にしちゃうとか、人口を調整するだとか、ものスッゴイぶっ飛びぶり。
また終盤の驚きも現代風で、まったく色あせない傑作でした。
メモ得点メモ
10点
すっごい。面白かった。なんか昔で言う初代ウルトラマンみたいな感じ。(笑)
【10点満点の採点です。良かったらまたお越し下さい。】

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