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スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団 2011年度6本目at先行有料レイト&トークショー

「エドガー・ライトの最新作は痛快アクション・ゲーム・音楽・バカ映画!!」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団

アメリカ2010年アメリカ制作アメリカ
監督
エドガー・ライト
(ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-)
出演
マイケル・セラ
(JUNO、君に逢えたら!)
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
(ファイナル・デッドコースター)
クリス・エヴァンス
(ファンタスティック・フォー:銀河の危機)
ジェイソン・シュワルツマン
(天才マックスの世界)
アナ・ケンドリック
(マイレージ、マイライフ)
予告

ベースSTORYベース
カナダの漫画「スコット・ピルグリム」の実写映画化作品。
カナダに住む20代のスコット・ピルグリム(マイケル・セラ)の職業はバンドマンだが、無名のバンドだった。そんな彼は最近高校生のアジア人の彼女ができた。名前はナイヴス。二人は意気投合してお気に入りのゲームを日夜楽しんでいた。
だがある日、彼は夢をみる、その夢に出てきた女性に恋に落ちる彼は、あるパーティで彼女を目撃、さりげなくアタックをすると彼女とデートをすることができたのだった。
だが友人たちはそんな彼を問題視していたのだが、彼はナイヴスとの関係をうやむやにしながら、夢の女性ラモーナにぞっこん。そんな中自身が所属するバンドでバンドの大会に出ることになった、そこになんとラモーナとナイヴスが鉢合わせ、スコットにぞっこんのナイヴスだが、困ったことに。
バンド対決も負けそうな中、ついにスコットたちのバンドの出番が、だがそこに謎の男が乱入し、スコットに勝負を挑んできたのだった。
だがスコットもその決闘に乗り気で、謎のカンフー対決が始まるのだった!!
2011年4月8日鑑賞
ベース感想ベース
シネマライズの先行有料上映に参加してきました。
エドガー・ライト最新作。活動拠点をアメリカに移した彼の初監督作品になりますが、内容はカナダの漫画の映画化という異色な様相ですが、中身はオタク要素の強い、ぶっ飛びアクション・コメディ!!
日本ではDVDスルーの噂が流れ、公開に向けて署名活動まで起きた本作。
全米での興行も失敗に終わりかなり危ぶまれたわけですが、無事に公開日が決まり、むしろ映画ファンの気持ちを煽るためにこういう事態まで映画会社が持っていたとさえ自分は思うのですが…。
とりあえず、日本の配給会社に軽んじられているエドガー・ライトさん。ただホット・ファズを見る限り、映画を見る人がわかってないだけだと思う。
そういうわけで無名の漫画の映画化という斬新な感じですが、ふたを開けるととんでもない映画でした。
まず映画の特殊効果の数々が目紛しく、やや見づらいとも思えますが、タイトルバックからしてものすごいこだわりよう、受け入れられればそれ以降も問題無し。
ただ登場人物の設定にかなり難ありで、17歳の役をマイレージ、マイライフで新人のエリート社員を演じた人がやったりと少しどん引きだったり23歳ぐらいの青年が主人公で職業がニートだったりと驚愕の設定。挙げ句に彼女が高校生というとんでもない感じですが、やっぱりそこはエドガー・ライトの映画というわけで、いろいろとしっかりできてたりする。
ジャンルは一応コメディであると思う。
テンポやネタの練り込み方が見事ではあるが、それ以上に前作にホット・ファズを撮っているだけあって、映画を作るのがうまい。映像に関しては通常の技術でも良い映像が撮れているのに対して今作は更にCGも導入していてすごいことになっている。
また音楽が凄い。とりあえず豪華アーティストが楽曲提供しているので、こんな映画だけどかなり上質だったりする。
でー驚きなのが序盤が少し終わってからのライブシーンからだ。
ここまでは恋愛映画としてのコメディ要素も多く出てきており大分現実味があるのだが、このライブから映画のジャンルが一気に変わる!!
本作はTVゲームを意識した作品というのが前提にあるのだが、こっからが本当に大変なことになる。
なんと格闘ゲームの要素を全面に出し始め、一気にアクション映画に変貌する。
こういう驚きは正直ホット・ファズの興奮に近いと思う。
でーそこから数あるTVゲームのオマージュや楽曲の流用。アクションゲームらしさなだが多種多様に出てきて、カンフー映画とゲームが見事に融合しだし、ものすごい驚きの映画だ。
またバカさ加減も半端なく、一気に現実感が喪失し、誰にも止めることができない異世界の映画に突入!!
ラモーナと付き合うために元カレ軍団と戦うことになったスコット・ピルグリム。しかも彼がめちゃめちゃ強いという異常な展開。
そこにいちゃもんをつけることは可能だが、それがなかなか面白い。純粋にカンフー映画としてなかなか面白く、バンド要素も若干ながら絡んできて、何故かベースで戦ったりとバカさ加減もずば抜けてるが、その映像が妙に面白いのはやっぱり監督がエドガー・ライトだからだと思う。(笑)
また全米の評論家の評価はもちろん高く、色んな要素が上手く融合し、調和した会心作になっていた!!
挙げ句にその要素をひとまとめにするとコメディとして成り立つんだから凄い!!
ただ、困ったことに誰に勧めて良いかがわからない。単純に映画として面白いけど、かなりコアな要素が満載で、一般人受けは到底しなさそう。
ただ純粋に面白いし妙に説得力がある。確かに何のためにスコットが戦ってたのかは謎だが、面白いからどうでも良いです。
というかエドガー・ライトの映画好き加減というか技術力の高さは凄いです。そういう意味ではぜひ見てほしい一本です。
公開してよかった。
メモ得点メモ
9
かなりおすすめの映画です。
さてここからは上映終了後のトークショーの感想。
上映終了後には町山さんのトークショーがあったのですが、町山さんはかなりお疲れのご様子でした。
このトークショーの前にテレビ番組の収録があったらしくそこがかなりアウェイだったらしく、真面目にアメリカの宗教問題を解説したらみんなぽかんだったとか。(笑)
そうとう疲れてましたね。
でートークショーになるんですが、エドガー・ライトとの交流とかを話したり、アメリカでは漫画は全く売れないことを教えてくれた。
時間が深夜というわけでかなり早く終わってしまったが、貴重な話を聞けてよかった。

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