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☆【90点】ファーザー【解説 考察:時空を超越する病気】☆

認知症といういつか訪れるかも時空SFホラー

はじめに

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

製作

2020年イギリス・フランス映画

アカデミー賞当然

キャスト

キャスト一覧
アンソニー・ホプキンス
羊たちの沈黙
・世界最速のインディアン
・ヒッチコック
・ハンニバル

オリヴィア・コールマン
女王陛下のお気に入り
思秋期
ロブスター
ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
ロンドン。
アン(オリヴィア・コールマン)は
年老いた父、アンソニー
(アンソニー・ホプキンス)の家を
訪問する。

高齢のアンソニーには
ホームヘルパーが必要だが、
アンソニーは嫌がらせをして
すぐに辞職に追いやってしまう。

アンは老人ホームに
彼を入れることができなかった。

しかしアンソニーは
最近物忘れがひどく
他人を言われぬ罪で疑うように
なっていった。

そしてアンは
直近で旦那とフランスに
移住する予定のため
新しいヘルパーが必要であることを
アンソニーに告げる。

渋々承諾するアンソニー。

アンソニーが物音に気づくと
知らない男性がアンソニーの
アパートにいた。
彼はアンの旦那で
ずっとアンソニーと同居していると
いうのであった。
困惑するアンソニーにアンの夫は
アンを呼び出すが、
全く知らない人物がアンとして
やってくるのであった。

困惑する中、
本物のアンが帰宅。

新しいヘルパーがやってくる。

2021年11月20日自宅Netflix鑑賞
2021年64本目




アカデミー賞脚色賞、主演男優賞受賞作品鑑賞

2021年のアカデミー賞で
脚色賞と主演男優賞を受賞した作品。

コロナ禍の日本でも劇場公開されたが
感染リスクが怖く行かなかったのだが、
この度Netflixに追加されたので鑑賞。

TSUTAYAばりに見放題開始が早いNetflixすご。

U-NEXTも凄いんだぞ

監督脚本はフローリアン・ゼレール。
本作がデビュー作だが、
本作の原作『Le Père』の戯曲を
2012年に作った人。

『Le Père』は2015年に『Floride』
として映画化されているが、
そちらにはフローリアン・ゼレールは
関わっておらず。

今作のイギリス映画版では、
ガッツリ関わっている。

名優アンソニー・ホプキンスが
83歳という高齢ながらも
等身大のじじいを演じた。

そして相手役には
2018年にアカデミー賞、
2021年にはTVドラマのアカデミー賞
エミー賞をそれぞれ受賞し、
今一番演技力が高い
オリヴィア・コールマンが娘を演じた。

結果的に
フローリアンさんは
原作からの書き直しを高く評価され
アカデミー賞の脚色賞を受賞。
アンソニー・ホプキンスは
怪演とも言える演技で
主演男優賞を受賞。
本人は意識してなかったので
賞を欠席。

his
アカデミー賞ではサプライズのようになってしまってやばかった。

オリヴィア・コールマンは
今作でもアカデミー賞に
ノミネートされ。

本作はIMDb TOP250で
108位という鑑賞マスト映画になった。

賞味90分の映画なのも最高だと思う。

※90分はTVドラマでも
ありふれ始めているから
映画の垣根的なところが
曖昧かなと思ったり。

二つの見方も可能、SFホラーなのか?ドラマなのか?

というわけで本作。
最後まで見れば
若い人にとってはいつか
訪れるかもしれないホラー。
もしくは既に直面しているホラー。
現実として訪れる
とても恐ろしい悲劇。

しかし映画の描きとしては

絶妙にSFホラー映画としての
ミスリードも可能なのが非常に面白い。

もちろん80代のおじいさんの映画なので
彼の脳が認知症により
蝕まれていると考えるのは普通だが、
彼がもしかしたら
詐欺にあっているとか?
本当に騙されているとか?
何か超常現象によって
幻覚を見ている
オカルトホラー的な何か?
で心が蝕まれていると
考えても成立する。

そういう描き方をしているのがアカデミー賞脚色賞の所以か?

ネタバレ:認知症=記憶の混同=時空SFホラーの日常

結果的にアンソニーは
認知症が進行し、
頭が壊れてしまっている。
と病院の玄関にある
モニュメントが象徴していました。

物語はわずか1日を前半は描いている
ように思えますが、
アンソニーはその1日に
10年後と数年後の日の記憶が混同。

彼にとっては1日を生きている
つもりなのに
まるでタイムスリップしている
ように描かれているため、
困惑の連続がとても恐ろしい。

同様にそのリアクションをする
娘アン。
大事な父が壊れていく様の演技は
いつか鑑賞者たちが
現実に遭遇する悲劇かもしれない
ので胸を締め付ける。
そしてアンソニーの事態もまた
いつか鑑賞者たちにも
訪れるかもしれない恐怖で
怖さのレベルがマジで違う。

his0809
認知症視点で物語を紡ぐことにしたフローリアン・ゼレールがすご

また映画としても
手堅いカット割
俳優の演技賞を獲れるほどの高い演技。
それ以外にも
舞台が巧み。
基本的には
アンソニーの家での日常が描かれるが、
時折部屋の間取りが変わっている。
彼が瞬間移動しているように思える。

アンソニーの記憶の混同は
まさに迷宮のように入り組んでいる。

そういう恐ろしき配慮が
見ている人をより苦しめる。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 10/10
・映像のアプローチ 7.8/10
・映画の美術面 7.6/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 10/10

90点

短時間で恐ろしい映画を味わった。
間違いない人間ドラマ映画なのだが
サイコロジカルスリラーとも思えるが
格式はとても高く
とてもとても上品なのだ。

短時間での濃密な体験は
映画を見る価値を思い出させてくれる。

レンタル

通販

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