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【コミック】機動戦士ガンダム 光芒のア・バオア・クー【感想】

そしてついに運命の時が訪れる

日の丸2010年日本日の丸



宇宙世紀0079年12月30日1年戦争最終決戦の場でのジオン兵の思い出

『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』が現在でも連載中のArk Performanceの作品。

短編アニメ
『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』のストーリーとキャラデザも担当しており
2010年代から注目すべき
ガンダムスピンオフ作品の制作者。

彼らが2000年代後半より手がけていた
『機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画』と
同時期に不定期連載していたのが今作
『機動戦士ガンダム 光芒のア・バオア・クー』だ。

この度アダルト動画で有名なDMMの
DMM電子書籍の大規模セールを利用
購入し読了した。

今作は
『機動戦士ガンダム』のスピンオフ作品

公式作品ではないが、
『機動戦士ガンダム』の最終決戦
のア・バオア・クー攻防戦に参加した
ジオン側の一兵士の
それぞれの回想録が描かれる。

それぞれ違った立場の一般兵
事務職、若年学徒兵、医療職、
そして連邦側の一兵が目撃した
キマイラ隊。

また冒頭には連邦側の整備兵兼
一般兵の短めな回顧録もあり。

作品の背景としては、
『ギレン暗殺計画』内の
報告書的側面の記録映像、
そして『ジョニーライデンの帰還』に
登場するザビ家の復讐装置と呼ばれる
殺戮兵器らしきものを追いかける
FSSの諜報員の報告書の体裁が
取られている。

ジャンル小説のテクで宇宙世紀の間を埋めるのが上手いArk Performance

これは個人的所感。
現在でも『ギレン暗殺計画』を読んでいるが、
あっちは同じく1年戦争末期のジオン本拠地
にて描かれる暗殺計画を追う
ノワール調の作品で、
オリジナル要素と原作要素がうまく
複合されており、読み応えがある。

今作もその手法はたくましく、
『ジョニーライデンの帰還』での
MSをミリタリー調にアレンジし分解し、
魔強化されたMSが出てくる面白さの
アレンジ部分が効いていて、
既存MSのデザインの線の細かさなど
見どころがたっぷり。

また公式スピンオフでの
宇宙世紀の1年戦争の別視点の物語と言えば、
小隊の極秘作戦などが主に
なっていたのに対して、
歴史に名も残すことのない兵士の
視点で1年戦争を語るというのは
なかなか新鮮だし、
そのドキュメンタリー性も今までになく
面白かった。

アニメーションとしてのエンタメ性として
悪の大王の根城のようなものが
気づいたら大爆発していたり、
主人公というヒロイック性も
一兵士から見たらまさに悪魔、
ありえない速度で動き回り、
蹂躙していく様など
視聴者として応援していたアムロの
悪魔性というか撃墜王とは
まさにこのことかと
違う視点で見るエースパイロットの
恐ろしさなど面白い。

何気なく突然殺される
悪の権化たるギレンも
一兵士から見たら、
まさしく大事件。

ガンダムに対してこういう
地味なアプローチも効果的なんだなと
ガノタとして感動したのでした。

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