★この記事をまとめるとこんな感じ★
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』感想:一言でいうと
2025年Netflix配信のアニメーション映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』を、2026年の劇場上映で4歳の娘と鑑賞しました。この記事では、本作の感想をネタバレありで書いています。点数は78点。最初は「K-POPブームに悪魔退治を足した商業娯楽映画でしょ?」くらいにかなり軽く見ていたのですが、娘がどハマりし、何度も見るうちに評価が上がっていった作品です。
良かった点は、楽曲の強さ、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションらしい見ていて楽しい映像表現、そして主人公ルミの「自分の正体を受け入れられるか」という葛藤が、歌と物語にしっかり噛み合っているところ。特に劇場で見ると、音の迫力や色の濃さ、青い猫のような悪魔ダーピーの動きの可愛さまで、自宅鑑賞では拾いきれていなかった魅力が見えてきました。
一方で、ルミとジヌのデュエットシーンのようなファンシーな心象表現や、デーモンの捕食描写の曖昧さなど、初見ではかなり気になる部分もありました。それでも、娘の人生にかなり大きな影響を与えた映画であり、自分自身も何度も見るうちに「これは普通に良作だな」と思うようになった、なかなか侮れない一本です。
製作
2025年アメリカ映画
1年越しの劇場公開
2026年6月13日劇場鑑賞
2026年19本目
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鑑賞経緯:2026年アカデミー賞受賞作品を劇場鑑賞
2025年6月20日からNetflixで配信され大ヒットし、2026年のアカデミー賞で長編アニメーション賞、さらに主題歌「Golden」で歌曲賞を受賞した本作が、この度劇場上映されたので、4歳の娘と一緒に鑑賞しました。
すでに本作は自宅にて娘が見ているのを複数回流し見し何度かしっかり見た記憶があるのですが感想記事にはしてなかったので、今回記事初作成です。
2025年に3歳の娘が大ハマり
2025年に娘が本作を鑑賞し大ハマり。当時は『アナと雪の女王』のエルサが最推しだったのですが、本作に出会ってルミも推しになりました。
それまで娘の好きな色はピンク一強だったのですが、ルミの髪色の影響で紫も大好きになりました。
もちろん『ゴールデン』も大好きでお風呂に入る時は『レット・イット・ゴー』の後は『ゴールデン』で3歳にもかかわらず英語の歌を口ずさむという私の子供の頃には考えられないグローバルな姿に興奮。
ポップアップストアに行ったり、ルミの「Golden」の安い服を買ったり、本作をきっかけにダンスに挑戦してダンス教室に行ったりと、娘の人生における大きな映画の一つになりそうです。
そんな本作を、今回は発声OK上映にて英語字幕版で鑑賞。さすがに英語でも何度も見ているからか、4歳の娘も一部退屈そうにしつつ、歌のシーンでは身を乗り出すほど興奮して鑑賞していました。しかし今回は、私の方が楽しめたかも??と思うところもありました。
映画館は良い:やはり映画は劇場で見る方がいいね
家で複数回鑑賞していても、やはり映画館の方がいいなぁって思いました。
自宅より映像の色の濃さが強く感じたり、テレビで見るとなんとも感じなかった青い猫が大画面だとめっちゃ印象的で可愛い。
やはり大きいと動きがゆっくりに見えるのか?ゆったりした猫の動作がとても素敵でした。
また自宅では控えめにしてしまう音もパワフルで、劇中ではゴールデンのリフレインのアレンジしたものをBGMとして流していたのも今回劇場での鑑賞で初めて知り、POPソングだけでなく劇伴もしっかり作ってあるんだなぁと感心しました。
またテレビで見ている時は、青い猫の悪魔のダーピー(名前初めて知った。)が別に可愛くないと思ってましたが、劇場で集中してみると可愛くて驚いた。
大スクリーンだと画面が大きくて脳の処理に時間がかかるのかテレビで見るよりゆっくり動いていて、あの独特な間のテンポがよりゆったりで可愛さが倍増しているように見えました。
微妙?:第一印象はよくある商業娯楽映画だったが
もともと本作のことはかなり軽んじてました。
流し見で家事をしながら見ていた時点でも、映像面の強さは感じていました。『ミッチェル家とマシンの反乱』を見た時にも思いましたが、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションは『スパイダーマン:スパイダーバース』以降の演出技術をうまく応用していて、アニメーションとして見ているだけで楽しい。
韓国の都市部を舞台にした作品なので、主要キャラクターはアジア系の造形で統一されており、切れ長の目元やメイクも映えていて見事。
POPスターの豪華絢爛ながらも動きやすさを感じさせる衣装の造形も抜群で素晴らしいと感じるが、一部はゲームっぽさがあるのは大目に見たいところ。
しかし話に関しては、2023年にアメリカの大型野外フェスのコーチェラにてヘッドライナーを務めたBLACKPINKのヒットやBTSのヒットにあやかりそこに何故か悪魔退治の要素を盛り込んだカオス系の商業娯楽映画かなぁとかなり馬鹿にしましたし、初見については、歌はいいが全体的に幼稚で馬鹿っぽいなぁって思っていました。
しかし当時3歳の娘が大ハマりし、お風呂でも聴きたいと言われたり、娘をあやすのに流して一緒にみたところ、これがなかなか面白い。
世界的な大ヒットも理解できるほど、面白い。
良作:歌と主人公の心情のシンクロと展開の妙
今作しっかり見ると、脚本と展開がとても上手いなぁと改めて思う。映像としては、一部頭お花畑のようなシーンがなかなか賛否両論だと思いますが、主人公のルミが悪魔を封印する最後の曲として、絶対的な自信作の『ゴールデン』という楽曲を披露することにするのですが、その歌がうまく歌えないというわけ。
実はルミの正体は悪魔と人間の混血だったという謎の設定。
この『ゴールデン』はルミとその仲間で親友のミラとゾーイの過去と今が歌詞になっており、「本当の自分を受け入れてもらいたい」というルミが秘密をミラとゾーイに共有できない辛さと打ち明けたいという葛藤と理想が歌われているのでした。結果的にその歌は視聴者に対して応援ソングとして浸透し2026年のアカデミー賞を受賞するほどの大ヒットになりました。
しかし劇中の序盤のルミはその葛藤に揺れてこの歌を上手く歌うことができない中、悪魔のボスであるグィマの部下達はここへ来て、イケメン音楽ユニットで対抗するわけですが、ルミの正体を知ったリーダーのジヌがガッツリとルミに肩入れし、2人は交流を深めてしまい、人間と悪魔も分かり合えると思い始めてしまうのですが、
ジヌたちのユニット、サジャ・ボーイズがガッツリとルミたちのユニットと同じくらいヒットしてしまい、『ゴールデン』を用いた計画が失敗、焦った3人は悪魔への怒りを込めた曲『テイク・ダウン』を生み出すが、ジヌを理解してしまったルミはその攻撃的な歌詞に懐疑的になってしまい、さらにグィマの強力な力に屈服したジヌによってルミはハメられてしまい、ルミの悪魔の力が覚醒。その正体がミラとゾーイにバレてしまい、ユニットは崩壊してしまう。
ミュージカル映画のように、歌がそのまま登場人物の心情と物語の展開を運んでいく作品として、とても見応えがありました。
映像の練度は高く、ギャグセンスも抜群。さらにPOPスターを意識したダンスシーンも見応えたっぷり。楽曲も良く、物語の描き方も上手いので、普通に良作でした。
それでも空飛ぶ妄想世界は苦手なんだ
全体的に改めて見てて面白いなぁと思ったけども、ルミとジヌのデュエットのシーン楽曲はとても良いんですが、このシーン空飛ぶんですよね。2人だけの世界って感じのファンシーな感じ。悪魔の力で空飛んじゃうのかなぁって思ったんです。
この映画、結構そのあたりの“現実とイメージシーンの境界線”が曖昧で、
ルミたちデーモンハンターは、武器を異空間にしまうのか、何か空気に含まれるエネルギーを物体化する力を所持しているのか?武器を出したり消したりするんですよね。まぁそれは良いんです。あと結構悪魔たちの捕食がわかりづらくて生気を吸ってるのか、それとも攫って地獄に連れてって消し去ってしまってるのかそのあたりの具体性がめちゃめちゃ適当なんです。地下鉄のシーンは乗客が全員消えちゃったし、銭湯のシーンは吸われてる感じだったし。そういう部分を見て、この映画出来の悪い映画だなぁって初見は思ったんですけど、何度も見ててまぁ良いかぐらいになっちゃったんですが、2人のデュエットが妄想デュエットで、本当は丘の上で歌っていただけなのは、さすがに苦手だなぁって思った。
もう何を信じて良いんだ?って感じ。歌もいいし、空飛んでもいいんじゃないって普通に思ったし、最初落下から始まるし、終盤も空飛んで歌うし。
この辺りがテンポも遅くなったりしてもったりするんですけど、そこからさらにこの適当な感じは、なんかチグハグだなぁって思う。
hisSCORE
・脚本のユニークさ、濃さ、テーマ性 7/10
・映像のアプローチ 8.5/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 8.5/10
・音楽 8.5/10
・上映時間と個人的趣味 7.56/10
78点
何度も見ているうちに違和感は薄れましたが、初見時は気になる点も多く、正直56点ぐらいの気持ちでした。ただ、そこからどんどん沼にハマっていった印象です。
子どもからすると、その違和感もなく、すんなりハマれる良作という感じでしょうか?
2回見てみるのがおすすめの映画です。
ソニー・ピクチャーズアニメはまじで侮れないって改めて思いました。
何度見ても、バッキバキに割れた腹筋見て目からポップコーン吹き出すギャグが面白すぎるし、それをガツガツ食べ始める件が好き過ぎる。
ネタバレ あらすじ
最後に:ご訪問ありがとうございます
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