15年を経て実写セルフリメイク
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに:ご訪問ありがとうございます
製作
2025年アメリカ映画
アニメ版の監督が実写版を本気で取り組む
監督
ディーン・デュボア
・リロ・アンド・スティッチ
・ヒックとドラゴン
キャスト
ネタバレ あらすじ
2025年9月7日吹替版劇場鑑賞
2025年41本目
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終わらない:2019年シリーズ完結から6年、実写シリーズが幕開け?
色々あってユニバーサル・ピクチャーズの子会社になったドリームワークス・アニメーションの人気アニメ映画シリーズの『ヒックとドラゴン』。2010年に1作目が劇場公開し2019年に劇場版3作目が公開、ヒックとトゥースの別れやそれぞれが高齢化する展開となり彼らの物語はひとまず完結し、2019年にはTVスペシャルでエピローグとも言えるクリスマス向け作品『ヒックとドラゴン 受け継ぐ者たち』という彼らの子供たちの物語も描かれた。だがシリーズのスピンオフはNetflixで新キャラクターたちで続いている模様。TVアニメシリーズも長期間描かれ、人気作品としての立場を維持していたが、ディズニーに対抗してか、実写映画作品として復活。制作チームは同一で監督もクリス・サンダースは担当しなかったが共同監督のディーン・デュボアが担当し、
正統なリメイク
として生まれ変わったという印象。
また面白いことにヒックの父親のストイックはボイスキャストのジェラルド・バトラーが実写版も演じていて、ファンとしての連続性が助かる。
感想:極論じゃあアニメ見ればいいのでは?でいいのか??
とこれまでのディズニーの実写映画シリーズの改変の残酷な嵐に心を痛め続けていたわけですが、それに比べると引くほど原作に忠実というかアニメ版を実写映像に変えた。コンテがアニメ版みたいな内容で、本当に愛のあるアニメ版の忠実な実写映画化でした。いやまぁそれならアニメ版見ればいいでしょ?ってなるかもしれないし、ライセンス維持のために、『スパイダーマン』や『スーパーマン』のように作り続ける必要はあるんだろうなぁと思うんだけども、それでこれがダメだったのか?というと
しっかり次の世代に本作の魅力をつなぐ作品になった
と思うんです。確かにアニメ版の3D上映を見た時ヒックとトゥースが一緒に空を飛んだ時の3D演出が凄まじく一緒に空を飛んでいるような浮遊感がとてもとても素晴らしかった記憶はあり、今作でもそれに準じた魅力的なシーンはあった。

その他のところで、ヒックを演じたメイソン・テムズが良かったです。ヒロインのアスティはちょっと解釈違いな感じがしたが、まぁ二階堂ふみみたいで良かったんではないか。実写化されたドラゴンたちそれぞれが魅力的でした。トゥースは最高に可愛かった。ニック・フロストもとても良かった。相棒だったサイモン・ペッグが大成功しすぎて何か不憫だがニック・フロストもいいんですよね。
感想:本質的に愛情たっぷりの映画で変わらず
鑑賞後の感じはまさにアニメ版と一緒。生きるルールがあった地域で、自分のやりたいこと生き方で成功する主人公の物語、そこにあるのは敵対していたドラゴンと友情を育んだり、自分が原因でその最強のドラゴンが飛べなくなってしまったりを解決したり、ドラゴンライダーの道へ進んだり、島のルールそのものを変えてユートピアへ導く最高のラストと因果応報的な最初に暴力に走ってしまった主人公の顛末のカタルシスのビターさなどは変わらないものの、今までうまく関係を育めなかった父との関係や心の底から信頼できる相棒の誕生、偏見を解き放つヘンテコな主人公の探究心などなど超魅力たっぷりの物語。アニメ版以上に実写化により愛くるしさが高まったトゥース。うなぎ猫爬虫類という感じがたまらない。アニメ版以上という点では緑豊かな自然やドラゴンたちの生々しい感じと素晴らしい映像感などなどCGながらもトゥースに乗ったドラゴンライダーシーンは見応えありますよ!
3歳の娘と家族で感想:楽しめてました
今回は妻と娘と一緒に3人で鑑賞しました。娘は映画に飽きるとトイレに行きたくなりますが1回だけ行って比較的早く帰ってきました。彼女としては終盤にヒックの父親が気持ちを変えて自分の船に固定したトゥースが船が壊れて沈没し彼が死にそうになってしまった時、トゥースを解放しに行ってトゥースと仲良くなれたのがとても良かったとのことで、見ていていてヒックとトゥースの命運についてハラハラしたそうです。見終わって自分もトゥースのぬいぐるみが欲しかったですが、過去作同様ユニバーサルピクチャーズの国内玩具展開は乏しいし、劇場グッズは入荷数が少なく争奪戦の為、『リロ&スティッチ』のように余っておらず、買うことができず少ししょんぼりしてました。同じく豆魚雷などの海外おもちゃ取扱店を確認しましたが良いものは見当たらず、今回はスルーでした。帰宅後一緒に続編のアニメ映画を見ようと試みましたが、眠ってしまい、機会がないまま大好きな『パウパトロール』と『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』を視聴しておりました。また色々と鑑賞していきたいなぁと思いました。私としては本作はIMAXカメラで撮影されていたのでIMAXで鑑賞したかったのですが吹替版のIMAX上映が見つからず断念しました。娘に英語習わせるのが一番なんですけど通わせる時間もなく。。。まぁユニバーサルが配給事業を国内では業務委託している関係で、劇場の枠も取れず仕方ないとはいえ、歯痒かったです。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7.6/10
・上映時間と個人的趣味 8/10
79点
空撮もあったりで自然を味わえる映像が良かったです。ほぼほぼアニメ版と同じで批評家受けは悪かったことがIMDbなどを確認して感じましたがユーザーのウケはすこぶる良かったので、映画としては良作だったと思います。
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映画感想リンク:◎【84点】ヒックとドラゴン 聖地への冒険【解説 考察 :堂々の完結】◎
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