甲冑とハイテク近未来
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2023年アメリカ映画
変身はトランスジェンダーのメタファーか?
映画「ニモーナ」のあらすじは?
ネタバレ あらすじ
2023年7月9日自宅Netflix鑑賞
2023年32本目
LGTBTQを子供に見せていいものか?
Netflixで「ニモーナ」はいつから配信されますか?
2023年6月末より配信した本作。
好評だったし
見やすそうだったので
1歳の子供の前で鑑賞。
子供はほぼ見てなかったが。
監督は知らないが
元々2020年に公開予定の
作品で20世紀フォックス関連の
アニメ会社の作品だったのだが
ディズニーによる買収後
本作に同姓愛描写があった為
その要素をどうにかしろと。
ということで製作中止。
「ニモーナ」は原作小説がある?
原作がしっかりある
グラフィックノベル作品のアニメ化で
作者はアニメ業界のライターとして
働きながら
コミックも手がけた。
特徴としては作者自身が
ノンバイナリーという点。
その要素がしっかり
活きている作品に対し
ディズニーによる検閲で
アニメ化終了かと思いきや
低予算で賞レースに
よく食い込むブラピの制作会社
プランBとよく一緒に仕事してる
アンナプルナ・ピクチャーズの
新たな事業としての
アニメスタジオを作るということで
社会派ながらアート性の高い
本作に出資し無事完成し
Netflixにて配信公開というやつ。
主人公のバリスターが
少年時代はあんなに無邪気で
育ちの悪い暴れん坊だったのに
大人になったら
しっかり同性愛者で
慈しみ深いおっさんになってて
社会の洗礼を受けたのか?
それともポリコレなのか?と
なんか色々邪険してしまうが
普通に愛し合ってて
こうなんかモヤっとするが
そもそもこれを1歳の娘に見せていいのか?
と見ていて困るところもあって
あ。おれディズニーとあんま変わんねぇなと
自身のオールドタイプを実感。
こういうの見て娘が
将来女性と結婚とか
どう受け入れていいかわからんよ。
そう思いつつも
ハッピーエンドになった後に
彼が恋人といちゃいちゃしているのを見ると
たまたま彼が愛した人が
男性だっただけで
別に男が好きとか女が好きとか
そういう性的指向ではないのかなぁ?
と思うとこもあった。
まぁ今作Netflix上は10歳以上対象なのよね
性を理解してからにしましょうという
やつでしょうか。
ネイティブにデジタル、スマホ世代の次は
ネイティブ同姓愛とか
まじ子育て難しくないですか??って
本当に思うわけです。
古い価値観の同調圧力に殺されて
と悪いことしたくてしょうがない
ニモーナという序盤から
だんだんとこいつ
自ら望んで悪い奴になった
わけじゃないし
孤独で可哀想感あるし
最後は自殺しようとするし
そもそものグロレスの伝説って
周囲の恐怖に共鳴した子供の
同調圧力で思想が
汚染されて差別に走るお話だったわけ。
それに殺されそうになって
自分をついに殺めようと
した彼女を救ったのが
低階級で有色人種でしかも同性愛者で
同調圧力に殺されそうな
彼だから止められた。
ということなんだと思うが
バリスタのその暗い部分はいっさい描かれてなかった
悪役の校長先生が
ニモーナは化け物だから
私は絶対正しいと開き直るし
そんな校長が
新しい要素は全て封じ込めないと
伝統ある歴史に亀裂が入っている
だから庶民出身の
バリスタをはめることにした。
と生贄に捧げようとした
クソオールドタイプなの
くっそやばいなぁと今更思う。
ちなみに過去の
ディズニーの見解が
完全にメタファーになってるわ。
今作は新しい時代が来ることを祈る作品なのかも
絶妙な世界観
甲冑来た騎士が
陽気なブレードランナー2049の
世界で活躍しているという
なんとも言えぬサイバーパンク。
まぁ結構現代的で
スマホとかみんな持ってる。
でなぜか進撃の巨人みたいに
壁に覆われて
その外は自然がいっぱいとか
色々な絶妙な感じはあるが
全然嫌いになれない。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 7.3/10
・キャラクターの魅力 7.7/10
・音楽 5/10
・上映時間と個人的趣味 7.5/10
71点
声優がクロエ・モレッツだったりと
豪華だが
見ていてそれが汲み取れませんでした。
映像としてはアクションシーンが
グリグリ動いて凄かったが
巨大怪獣というかベノムみたいなのが
街でのっそり歩くシーンは
結構衝撃で見入ってしまった。