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☆【90点】機動戦士ガンダムSEED FREEDOM【小説感想追記:愛・おぼえていますか】☆

良かった点:ようやくシン・アスカを愛せる

前作の主人公であり
主役の座をキラに奪われた
シン・アスカ。

お兄さんキャラで妹と妹キャラの
ステラを失った彼は
ずっと無茶苦茶だったが
今作ではまさかの弟分として
2代目主人公キャラとして
素直な甘えん坊キャラに成り果てていた。

入場者プレゼントで彼の
訓練生時代の話もあり
まさかの当時から甘えん坊ダメ男キャラ
だけど素直さが取り柄。
DNA的なものをデュランダルに利用され
パイロット適正の高さから手駒に
されていて良さが全部なかったように
思えるが本来のキャラを爆発させたのか?
キラを尊敬しつつも
もっと彼の役に立ちたいと悩み
お姉さんキャラのルナ・マリアの
心をしっかり鷲掴みしているし
絶妙にアスランからモテ男キャラを
継承しているような印象も。
そんな彼がサプライズで
イモータルジャスティスに登場している
映画の展開。

しかし結果的にディスティニーガンダムに
再び登場することになるが
そんな彼が「デスティニーなら負けないぜ』
と明るく振る舞うのも楽しく。
そして彼がまさかの戦闘中は
野生の怪物に成り果てているという
バグった設定なのもクソ面白くて
デスティニーで全キャラが大苦戦していた
コーディネイターを超える
エスパーも使えるアコードたちの乗るMSを
「分身はこうやってやるんだぁ!!」と
ガンダムF91のオマージュを発動させ
3体の分身を作り出し同時攻撃して
コクピットを貫くという
離れ業をやるという
おそらくキラ・ヤマト級の実力を見せて
びっくりさせてくれる。

どんだけあるんだ過去作のオマージュ!!

その後も強化装備でレクイエムを
破壊したりとマジクソ大活躍で
前作の汚名を完全に返上。
最強の主人公の1人として返り咲いた印象。

his
キラとアスランの殴り合いに参加して速攻2人にボコされたのメタ的に面白すぎる。

ここが凄い:マジでネタが満載

たった2時間しかないのに
よくもまぁこんなにネタが
詰め込まれているなぁと思う。
NTRと純愛。
そして過去のガンダム映画の
オマージュの数々。

キャンペーンのポスターに
各キャラがこんなポーズ
するわけねぇだろ
特にカガリはどうした?
ってなったけど
しっかりその顔を赤らめる
シーンも驚愕に登場するし
隠されたガンダムたちの装備や
動きなど度肝抜かれた。
時間をかけて惜しみなく
作られた伝説のガンダムの続編が
求められる質で登場した。
そう思う。

っ考察:デュランダルのプランBとラクスの正体

まさかのデュランダルの
残した遺産が更なる牙を剥くという
お話と
デュランダルはすでに
コーディネイターを超えた
コーディネイターことアコード
というものを生み出していたという
衝撃な展開。
その第一号がラクスだった。

ラクスもまたキラと同じく
試験管ベイビーだったのだ。

遺伝子こそ実の父と母により
受け継ぐがコーディネイターを
超えた存在として
コーディネイターたちを引き連れて
導くことを運命付けられ
デスティニープランの中核をなす
存在だったのだ。

後載せ感が凄い

さらにはその対をなす存在が
すでに生み出されており
ラクスはその運命から抗えない
はずだったが
スーパー・コーディネーターの
キラ・ヤマトを愛してしまったというわけで
催眠VS純愛という凄まじい展開。

しかもこのアコードとやらが
コーディネイターの思考を読めるし
操ることができるし
アコード同士でテレパシーできるという

クソ設定

his
NTになり損ないの『ガンダムX』のカテゴリーF感はあるぞ!

ちなみにラクスは自分の運命を
知っていたからこそ
キラの正体を知って抗い続けて
自由を手にしようとする彼の強さに
ガチ惚れしたのだろうか?

そんな裏設定があったら
『ガンダムSEED』の人間ドラマ面
よくできすぎているのではないか?

そんなわけでファウンデーションこと
アコードたちによる再びの
デスティニープランという
なかなか乱暴なプロットを
再び力技でオーブ愚連隊こと
コンパスといつもの
プラントラクス派
(イザークママとイザークとディアッカ)
での戦いに武闘派のプラントとの
戦いという雑魚も仰山登場して
各ガンダムたちの活躍がすっごい
後半になるわけです。

ここが熱い:ニコルとバジルールも

もはやお祭り化している後半。
マリューにより戦術バジルールなる
大技が登場して
それと同時に
戦艦を凍らせてそのまま突っ込み
ビーム攻撃を無効化するという
凄まじい技。

またニコルがTVシリーズの序盤で
アルテミスの傘を無効にした
ミラージュコロイドを用いて
敵の基地を襲撃する技も
アスランとキラで発動させるという
熱い展開。

終始ファンの胸を熱くさせてくれる。
サイ、カズイ、バルトフェルト、シホも
しっかり登場して存命を確認できる。
セリフはなかったが。

ここが面白い:ルルーシュ転生して出張応援しにきた

いやコズミック・イラ70年代から
活躍していることは明白だが
新キャラとしてアルベルトなる人が
登場するわけだが声優さんが
福山潤さん。
そしてめちゃめちゃ早口で喋る。
キラがストライクに初めて乗って
OS書き換える並に。

それが終始活躍するわけで
マジで『コードギアス』から
転生してきたもしくは出張してきた
ルルーシュだったわけで
そんな彼の力で
マイティ・フリーダムが完成したので
もうスパロボ最新作でのコラボは
待ったなしですよ。

ちょっとあれ:ラクスのバイクも伏線だったか?

そりゃコーディネイターだから
ラクスさん運動神経も抜群かと
思われますが
今作でキラとバイクに乗る趣味が登場。
いやそれが伏線なのか
ぴっちぴちのパイロットスーツで
バイク風のコクピットにまたがる。

結構露骨に尻映す。
前作でのミーアの作られた体型から
ラクスも成熟してまさに巨乳キャラに
変貌した性的で魅力的なヒロインに
なってしまった。
特殊なパイロットスーツは素敵とも思えるが
ちょっとすけべすぎやしないか??

またこれは2回目の鑑賞で思ったが
前半のアグネスのラクス煽り。
パイロットじゃない女は
恋人を戦場に送り出すしかできない
クソでダメという言葉を
しっかり根に持ってか
パイロットスーツで
宇宙空間でドヤ顔で彼氏を
新武装で守るという
正妻としての凄み出すの
本当にミーティア。

ここが熱い:アスラン最強すぎた。

角生えた赤いズゴックに登場して
キラたちが苦戦したアコードの機体と
互角に戦っていたという
覚醒すると最強なのを今作でも再現。
挙句終盤の戦いでは本命のカガリに
遠隔で隠者を操縦させるという
凄まじい度量。
一応カガリも種割れできるので
その気になればエースパイロットか?

しかしそれがバレても
覚醒直後のヘッドバッドで
敵のエースを一撃で倒す。
しかも作画がTRIGGER風の
劇画タッチに急になる面白さ。

his0809
敵の最強クラスと対峙しているのに
コーディネイターの思考を読めることを
逆手にとって
カガリのエロ妄想をして
隙を作るという豪胆。
最早勝てるやついないやろう。

しかも前作で色々あって
今作ではメンタル仕上がっているので
ウジウジしているキラを
シンのように扱って
男同士の殴り合いの末に
本音を引き出させて
迷うキラを正す強敵キャラ。
サングラスはかけているものの
本命のカガリとうまくいってるので
おそらくサングラスを割って
隕石は落とさないでしょう。
メイリンとの子供ができちゃったら
その子供が隕石落とししてくると思う。

ここが熱い:映画としてのカタルシス

正直もう頭お花畑で
戦争とか仲間の死とか
その贖罪やら責任やらで
バッドエンドやらは
きついとこもあって
それをねじ伏せるエモと
ロボットアニメとしての矜持
としての
新装備や神演出のオンパレード。
そして純愛という恋愛という
めちゃめちゃな力技で
全然いいと思う。

もはや類似映画は
『天元突破グレンラガン』ぐらいの
熱血で全て乗り切ったとも言い切れないが
あっちはラストが悲しいので
リピきついとこもあるが
もうこっちはとことん
ハッピーエンドです。
全ての悪を勝手に背負った
アコードたちに天誅を与える
という勧善懲悪さ。

正直これで良かった。こういうガンダムが見たかった。

高画質でガンダムたちが大活躍する。
それがたった2時間で味わえる。
もう十分です。

主人公がなかなか最新機体に
乗って活躍しない
『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』
とか
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
とかよりも全然楽しめた。

やはり映画は娯楽なんです。
文学じゃないんですよ。
ネタ満載でも
オマージュ満載でもいいんです。
そう思いました。

考察:今作までの道程を考える

と非常に難しかったと思う
今作のシナリオ。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』で
失敗しているとも言えるし
どんな話をすべきなのか?
初代ガンダムの流れなら
アスランが敵になる必要がある。
勧善懲悪の新敵勢力を
ガンダムSEEDという
エポックメイキングがやっていいのか?

エポックメイキングとしての
挑戦はしなくていいのか?

凄い重圧だったと思う。
途中で脚本家兼監督の奥様も
亡くなってしまうし。
もはやこの劇場版も
都市伝説なのではないのか?
10年前ならこれさえもネタだった。

それが蓋を開ければ
みんなが求めていた物語が繰り広げられ
高い満足度の理想的なおもちゃ
映画が作られていた。

自分が思うにこれができた背景には
『コードギアス 復活のルルーシュ』と
劇場版『グリッドマンユニバース』が
あるのではないかと思う。

コードギアスは事前に
総集編の劇場版を作り
そこからのオリジナル展開。

再びルルーシュが最も簡単に復活し
かつての敵だったものたちと
チームを組み新たなる敵勢力を打倒する。
しかもそれぞれの強化機体が登場する
まさしく同窓会お祭り映画だった。

そして『グリッドマンユニバース』もまた
世界線の違う関連性のある2作を
同じ世界にぶち込み
最後にはこれでもか!というほどの
ロボットたちの合体や新形態の登場で
新たなる敵を打倒する。

もはや迷う必要もない。
客の求めるものを作ればいい。
そしてそれを大爆発させればいい。
やりすぎってぐらい
はちゃめちゃにすればいい。

ストフリの強化形態なんて
最強のシールドとビームを乗せればいい。
しかも二人乗りにしちゃおう。

そして金ピカの次は白だ!
しかもアストレイからちょっと流用だ。
とことんお祭りにしよう。

his
しかも登場したらMeteor -ミーティア-
流しちゃうの本当に激アツ!

製作者たちは自らその責任の呪縛を
乗り越えて楽しいものを作ったのではないか?
自分はそう思えて非常に愛しく思えた。

考察:ドラグナー要素

ズゴックとストライクルージュが
露骨にドラグナー1の
キャバリアー装備でびっくりした。

しかも調べたら監督は
ドラグナーの演出出身で
そもそものストライクガンダムが
装備するエールストライカーって
ドラグナーのリフター装備じゃないか。
武器の両端にサーベルがついてるのも
ドラグナーオマージュだったなんて
全く知らなかった。

考察:近年のビルドファイターズの面影やメタルビルド風なおもちゃ感

と個人的に感じたのが
ビルドファイターズ系列の
ガンプラ改造デザインや
メタルビルドのマッシブなデザインが
今作では流用されているのでは?という
逆輸入な感じがあるなぁと。

ラスボスのサザビー風の
ブラックナイトスコード カルラ。
白くしたサザビーという印象で
ミスサザビーにフィンファンネルを
装備したようなデザインを
感じさせる。
もともとストライクガンダムの
改造機体が主役だったシリーズとあり
関連性は絶対あると思う。
その線の感じが愛しい。

同時にメタルビルドでもSEED系列は
今でもストライクガンダム周りで
最新機体が出回っている。

特にアカツキが使用した
デスティニーガンダムの新装備の
新装備のガンダムヴァーチェを思わせる
巨大なビーム砲とマッシブで無骨なデザインは
まさにメタルビルドを彷彿させ
まさしくメタルビルドとして販売されることが
告知されている。
本当にネタというネタを
網羅して統括している
恐ろしい映画だった。

統括そしてDolby Cinemaでの2回目の鑑賞の感想などは3ページ目に続きます。

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統括、Dolby Cinemaの感想。2回目の感想と考察などは下部のボタンから進んでください。

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