なんだこの邦題
★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2020年アメリカ映画
監督
ダン・スキャンロン
・モンスターズ・ユニバーシティ
ネタバレ あらすじ
魔法が存在し、エルフや人魚、ケンタウロス
ちびドラゴンや妖精やユニコーンが住む世界。
しかし魔法は才能差があり
生活維持の為に、インフラ技術が発展。
結果、魔法を使う必要もなくなり、
魔法が民話のようになってしまった世界。
エルフのイアンは生まれる前に
父親を亡くした。
彼は3歳上の兄バーリーと母のローレルと
3人で暮らしている。
イアンの16歳の誕生日、
実は父も民話オタクで
父の遺言で母ローレルは、
彼にサプライズプレゼントとして
魔法の杖を渡すのであった。
民話が大好きなバーリーは大喜び。
父は死ぬ前に復活の呪文と不死鳥の石
を彼らに託した。
これに成功すれば1日だけ復活できる。
早速バーリーが挑戦するが反応しなかった。
その後イアンも試してみるが、
彼には魔法の才能があった為、発動する。
しかし魔法がうまく使えなかった為、
不死鳥の石を失い、
下半身だけが復活する事態に陥ってしまう。
父を1日だけ完全復活させる為、
イアンとバーリーは、
バーリーの知る民話を頼りに
秘宝として眠るもう一つの不死鳥の石を
手に入れる為、隣町へ旅に出る。
2021年5月22日自宅Disney+鑑賞
2021年27本目
予告編があれだったので見なかったやつ
劇場で予告編を見た際に
この度Disney+の見放題に追加!
早速鑑賞しました。
Disney+のクソさ=字幕版でも吹き替え版映像を流してくる
流石大手映画会社のディズニー。
コストダウン及び映画ばっか見る人には
当然冷遇なので、
今回追加された『2分の1の魔法』については、
吹き替え版映像のみでした。
字幕版の鑑賞をしているのに
劇中で強引な日本語表記が山ほど出てくる。
世界観はファンタジーなのに日本語が出てきて和を押し付けてくる地獄
正直世界観は面白いなあと思ったわけですよ。
魔法がインフラ等の革命が起きて
衰退し、忘れ去られ。
ファンタジーの定番の住人たちが、
現実の社会の中で生きている姿はなんとも
面白いなぁと思った。
そういう要素はほぼ予告編では垣間見られず
中途半端な冒険映画程度にしか思えなかったが
(実際はまさにそれなのだが)
独特な世界観は面白いと思ったのだ。
そんなファンタジーの世界を
前述の日本語という別文化が武力介入しており
ディズニー地獄の日本語テロ
それがメモにも出てきて、
だったら全部劇中文字日本語にしてよ!
Tシャツとか日本語に変えてよ!!
とチグハグすぎることに
最初からのれない事態に陥る。。。
世界観をそんなに活かしきれていない。。
と面白い設定だなぁと思ったが、
そのファンタジー要素はそこまで
物語にもネタにも活かしきれていない。
あくまでも青春ものの兄と弟の葛藤の
物語が主軸になり、
ネタとしてちょっとだけ押されてくるが、
似たような擬現実社会の
『ズートピア』では、
その人種についてもフューチャーし
社会派的なアプローチもあった。
今作ではイアンはユダヤ人のように見え、
女性警官やマンティコアーは黒人のように
思えたが、それはそんなに生きてなかった。
終盤のアクション展開でも
いまいち生きてこず。
設定は練ったが物語が活かせなかった。
それはキャラクターにも通じてしまった
と思う。
主人公が嫌なやつ
内気な少年が、
父親を復活させる為に
兄の民話?伝承?に付き合い、
冒険をする話。
この主人公のイアンが結構嫌なやつで
面白くもない。
逆に兄のバーリーが強引に自分の趣味を
押し付けてくるが、
根本的には面倒見がめちゃめちゃいいし、
内気な弟の為、行動し前向き。
そんな兄の気持ちを考えないイアンが
劇中ずっと不愉快だった。
それにしても魅力がなさすぎる。
エルフだからワクワクしたいが、
別にエルフである必要もない。
作品が魔法をガジェットとして使うから
なのか?強引にファンタジーを用いているが、
本作の主題は
生まれてから一度も会ったことのない
父にこだわり続ける主人公が、
父以上に自分を支えてくれる
兄の思いやりに気づき、
恩返しをする。
つまるところのようやく
自分の人生を一歩進めるという
オンワードなのだが
それにはファンタジーは不要であった。
強引な冒険や魔法。
その魔法もダジャレのような
アプローチでとても映画の質で
練られていなかった。
ファンタジーや魔法があるにも
かからず主人公というか
キャラクター全員が平凡という
人間物語なのに無個性という
致命的だった。
まぁその前に人物背景が
結構特殊だったり重い過去の度合いが
違ったりして、納得する部分もあるんだが、
今作ではそこが映画的には平凡。
一番非凡だったのは世界設定だけで、
その後の物語も平凡。
魔法物だったらもっと
迫力あってもいいのに
なんでこんなに退屈なんだ?
そして最初から妙に強かったお母さん。
でも結局そんなに強くないし。
あの最後のドラゴンとか
もっとどうにかならなかった?
と平凡過ぎてがっかりでした。
下半身だけだと音は聞こえないけど、
踊り出したの意味不明でした。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 4/10
・映像のアプローチ 6/10
・映画の美術面 5/10
・キャラクターの魅力 3/10
・音楽 5/10
・上映時間と個人的趣味 5/10
47点
直近で個性の塊で
普遍的な父と娘の確執を冒険譚で
描いてしまった
『ミッチェル家とマシンの反乱』を
見てしまったのがマイナスだったか?
吹き替えのハリセンボンの春菜が下手すぎてあれでした
2分の1の魔法の意味としては、
弟と兄2人で1人前とか2人で冒険と
父親を下半身しか復活できなかった
半人前という意味のダブルミーニングだと
思いますが。
そういう部分は本作の中身には
全然関わってこないし、
最早マクガフィンだったとこもあって
内気な少年な青年の成長
(いらつく)物語でしたね。