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◯【70点】明日への地図を探して【解説 考察:ループものって面白い】○

製作

2021年アメリカ映画

日常ループものだけども意外な展開が待っている

キャスト

キャスリン・ニュートン
名探偵ピカチュウ
・スリー・ビルボード

ネタバレ あらすじ

高校生のマークは、
同じ日を繰り返している。
その日何が起きるかほぼ全てを理解している彼は、
その日の気分で困った人を助けたりしている。
彼の興味はアジア人の女性にあった。
午前中にトラブルに見舞われる彼女を救い、
午後にはプールサイドでプールに落ちてしまう
彼女を救うことを最近の課題にしていた。
そんなある日のこと、
彼女を救おうとした彼は、
全く違う現象に遭遇、
アジア人の彼女にボールが当たる前に
謎の女性がそれを遮るのであった。
自分同様にループしている人がいる?
そう思ったマークは、
彼女に接近しようと試みる。

運良く彼女と再会したマーク。
彼女の名はマーガレット
(キャスリン・ニュートン)。
自分と同様に同じ日を繰り返している。
しかし彼女は彼と違い、
毎晩決まった時間に呼び出しを受けて、
そこに向かうのだった。
マーガレットと連絡先を交換したマークは、
いろんな手を使い彼女の気を引き、
彼女と親しくなる。
この街での発見をマーガレットと共有し、
恋人関係に近しくなるマークだったが、
マーガレットはそれを拒む。

マークはいつも父親に将来の話をされるのが、
不快でたまらなかった。
父は突如仕事をやめて南北戦争の本を書くと言って、
全く進んでいない。
ついにマークは父親に当たり散らすが、
不仲だった妹から父親が仕事を解雇されてしまい、
父はそれを打ち明けられていないことと
収入がなくマークを希望の大学に行かせることが
できないことを打ち明けられない葛藤をしている
事実を妹から聞く。

このループを超えるために
マークはマーガレットと一緒に
飛行機に乗って強制的に
日付変更線を越えようとする。
しかし飛行機出発直前に
マーガレットは消えてしまう。

また妹は毎日サッカーの試合で負けている。
もしかしたらその彼の家族と向き合うことで
ループから解放されるのではないかと思ったマークは、
家族のために時間を使う。
妹は試合に勝つことができたし。
やってなかったことにも挑戦した。
その途中怪我を負ってしまう。
そして病院でマーガレットの姿を目撃する。
そしてマークはあることに気づくのだった。

2021年2月27日自宅amazonprimevideo鑑賞
2021年12本目



『恋はデジャ・ブ』をネタにして

大人向け『ハリポタ』と噂の
ティーン向けドラマ『マジシャンズ』の
原作者であり脚本家の人の同様の小説及び
脚本の映画化作品。
劇中内で『恋はデジャ・ブ』を
ネタにしているように、
ループにはまってしまった高校生の青年を
描いた作品。

マンネリ化を脱却した脚本の妙

his
ループものっていつからマンネリしているのかという疑問はさておき
あくまでもティーン向け作品の枠は超えていないが、
本作の面白い点は、

ループものになってしまう展開は端折り
ループをしまくった後の姿から始まる

ループに陥って脱出を試みるという展開を
王道にしてしまっていて、
その向こう側というか邪道とも言える、

ループを脱却したいけども
方法がないからとりあえず楽しむかから始まる。

そして更に意外なのが

主人公以外にもループしている人がいる

という新しい展開。

そこから設定にツッコミどころや無理はあるが、
まぁティーン映画らしい恋愛模様や、
きっと難病系なんだろうなぁ?なニュアンスを
匂わせる展開もあったり、
やっぱりティーン映画の領域を越えようとはしないが、

更に意外な展開が待っている。

ネタバレ:主人公は…

上記の脚本の妙にも近いが、

本当の主人公はマーガレットだった

これはなかなか斬新。
終盤になって、
難病的などうしようもできない痛みとして、
彼女の母親との最後の1日を
永遠に繰り返すことを望み、
彼女の望んだループを繰り返していた。

それをマークは気づき、
マーク自身もそれまで自分の周囲の事象にだけ
向き合ってきたが、
他者の周囲の問題にも向き合い、
真摯に思いやる気持ちというものを知る。

マークはマーガレットが
ループを超えるための大事な要素でしかなく、
彼は役割を持った人だった。
彼がなぜループに陥ったかはわからないが、
ループを超えるために
4次元的な思考で、
この街に奇跡を起こしまくり、
その最後の奇跡が彼女の痛みを理解した
マークと出会い恋人になることだった。
そのためマークは成長するために
ループしていたと解釈することができる。

それでその携帯電話どうなっているの?

マークとマーガレットが
携帯で連絡を取り合うが、
その履歴はループされても残るようです。
また彼が描いた絵も一部残っている様子。
さらに恐ろしいのが、
彼は日課で街に起こった奇跡を
地図にしている。
どんな脳内と絵の技量を持っているのだろうか。
普通なら忘れるだろうし、
毎日短時間であんな精密なもの書けるのだろうか?

また最後のループを超越するためのヒントが、
結構意味不明で強引かな?と思いつつも、
まぁなんかドキドキする理論だったので、
とても良かったです。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.6/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 6.5/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

70点

マーガレットが速攻テレビゲームクリアして
ループ攻略のヒントを得るわけですが、

意味は不明ですが
演出は好きでした。

あとNASA志望で、
飛び級学生という展開も
困惑しましたが、
4次元とかの理論を結ぶのに
必要なの???
いやそんなわけなかろうに。

でもなんか好きな映画

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