★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2019年アメリカ映画
HFRという
眼球だけを殺す機械かよ!?
監督
アン・リー
・グリーン・デスティニー
・いつか晴れた日に
・ラスト、コーション
・ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
キャスト
ウィル・スミス
・メン・イン・ブラック
・アイ・アム・レジェンド
・ワイルド・ワイルド・ウエスト
・アラジン
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
・10 クローバーフィールド・レーン
・スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
・スマッシュド 〜ケイトのアルコールライフ〜
・ダイ・ハード4.0
クライヴ・オーウェン
・クローサー
・インサイド・マン
・トゥモロー・ワールド
・ゴスフォード・パーク
ベネディクト・ウォン
・ドクター・ストレンジ
・オデッセイ
・サンシャイン 2057
・アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
あらすじ
ヘンリー・ボーガン(ウィル・スミス)は、アメリカ国防局に所属する殺し屋だ。
彼はとても高いスナイピング技術を持っており、これまで多数の人を超遠距離から殺害していた。
今回もテロリストを超遠距離からの狙撃で殺害した彼だったが、以前よりも腕が落ちていることを実感。
一般人への被害の可能性を考慮して殺し屋の引退を決意する。
引退生活を楽しんでいたヘンリーは、ボートを借りて航海をする。
そこで旧友のジャックと会う。
ジャックはヘンリーが最後に殺害した人がテロリストではなく、ただの罪のない生物学者であったことをヘンリーに告げる。
その事態を不審に思った矢先、ヘンリーはアメリカ国防軍の上層部から監視されており、ヘンリーが前回の任務に異変に気づいたことを知り、特殊部隊を差し向ける指示を出すのだった。
ボートを返却したヘンリーは、ボートの管理人の女性のダニー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)が国防局のエージェントであることを察知する。
そしてその夜、ヘンリーは襲撃される。
ヘンリーの友人のジャックは殺害され、察知したヘンリーはさらに友人にも連絡するが彼も殺害されてしまう。
襲撃者を退け関わった全ての人が殺されると察知したヘンリーはダニーの身の危険を感じ、彼女のもとに向かう。
襲撃者を察知したダニーは、撃退に成功。
ヘンリーと合流し、ヘンリーの旧友の何でも屋のバロン(ベネディクト・ウォン)に連絡し、ジャックから聞いた殺害された人が無実であると情報を流したユーリという人物に会うべくコロンビアへ向かう。
しかしそこにはすでヘンリーへの追ってが迫っていた。
国防局内の特殊部隊ジェミニの司令官であるクレイ(クライヴ・オーウェン)の指示動く、その兵士は、
とても高い運動能力と射撃センスを持っていた。
対峙したヘンリーは彼の外見が自分の若い頃とそっくりであることに目を疑う。
同等の身体能力を持つ彼の攻撃をギリギリでかわし続けるヘンリーは、辛くも逃げ延びることに成功した。
機転を利かして彼からDNA情報を手に入れたダニーは追手がヘンリーの完全なクローンであることに確証を得た。
ヘンリーは自分のクローンから逃れ、そして彼を正しい道に導こうと彼を罠にはめようとする。
2019年11月4日ドルビーシアター3DHFR120FPS版鑑賞 2019年88本目
映画の技術革命に取り憑かれたアン・リー
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』が、
てっきりトラと漂流する映画かと思いきや、
漂流する日々の自身の心情変化と行動のメタファーの具現化映画で、
実在しない動物たちをCG映像したり3Dカメラで撮影し当時最先端の技術を詰め込んだ映画だったわけで
それから見かけなかったなぁと思ったら、
『ビリー・リンの永遠の一日』を監督。
本作ではラストの12分間を120Pというシャッタースピードでのハイフレームレート撮影。
それ以外にも4K映画でさらにHDRでの撮影という業界初。
これまで48FPSというテレビと同じシャッタースピードの映画は、
『ホビット』がIMAXにて公開した際にそれを上映して、
テレビと同じシャッタースピードのため、映画感が少し薄れてしまったが、
映画という24Pという1秒間に24枚の写真を流す、つまり1秒間に24枚の写真を映画はフィルムで撮影しているわけ
だからカシャカシャとした動きで人間が動くわけ。
白黒映画のより古いもになると16P、1秒間に16枚の写真というわけで、1秒の動きがガタガタになるわけです。
映画の24Pの5倍ということで、もはや目視に近い現実の滑らかな動きになるわけ
ですが、
その革新的な技術に取り憑かれたアン・リーは、
3D映画であり、さらに120FPSというハイフレームレートの撮影技術を提げて、
さらにさらに、51歳のウィルス・スミスを主演にして、なんと20代のウィル・スミスと共演させる
クローンもののアクション映画をこの度製作!!(笑)
シナリオ云々よりもどこまでも映画の次の世界を切り開こうする、
ジェームズ・キャメロンと同じタイプの映画監督になっちゃたアン・リーの新作『ジェミニマン』。
結果的に海外で酷評なわけですが、
その120pのハイフレームレートを拝みたいというわけで、
しかもそれが見れるのはドルビーシアターだけというわけ、
そんなわけで行ったらそれで1日が終わっちゃう遠方のドルビーシアターに行って拝んできました『ジェミニマン』。
でも残念ながら4Kの120Pで撮影されている本作ですが、
日本では4K60FPSでのIMAX版か、2K120FPSのドルビーシアター版か、普通のやつしかなく、
撮影時の4K120FPS版は世界中探してもまだ公開できる劇場は存在していないという驚愕のオチ。
ソフト版がもしかしたらそれが収録されるのかもしれないので、ちょっと楽しみ。
しかし問題の映画の中身がコテコテのSFアクション映画なんだよ。。。。
TV売り場でよく流れている色鮮やかで高解像度な観光映像がそのまま映画になっていて驚いた。
びっくりしたことに既視感があって、
それテレビ売り場でよく流れてる4K映像がいかに優れてるかを表現している観光映像。
家電量販店のモーションフロー最大のデモ映像が終始続いて、不思議な気分。
あれが背景に終始流れて、真ん中にはウィル・スミスがドン!!みたいな。
そんな映画なの。
それにコロンビア行ったり、アメリカ行ったりと観光要素が結構ある映画なので、
意外や意外、観光映像。
映画の大筋がなんかぱっとしなくても背景などの映像がもはや現実と地続きなので、
映画という概念より現実に起きている何か?のような錯覚は確かにあった。
とんでもない空想が現実に感じた。
でも目がすげぇ疲れて、家帰って寝込んだし、翌日肩こりで死んだ。
120FPSで表現されるアクションの凄まじさ
この手の映画でよくみる光景なのかもしれないが、
アクションがぬるぬるしていて、まさに現実に起きているようなスリルを味わった。
特にコロンビアで50代のウィル・スミスと20代のスミスのチェイスシーンでのバイクアクションでのものが壊れるシーンでは、
普段一瞬でよくわからなかったものが、あたかもスローモーションのようにしっかりと破片が認識できて、
実感が湧いた。
また殴り合いのシーンなどの近接戦闘のシーンは滑らかでそれでいて生々しく、しっかりと認識ができて、
スリルが自分的には10倍ぐらい増されていてとてもよかった。
via GIPHY
惜しみなく火の表現や、驚愕のスーパーアクションも盛り込まれていて、その技術に感動したが、
目がすげぇ疲れて、帰りの電車から頭痛に苦しみ、夕方から朝まで寝込んだ。
眼球だけを殺す機械かよ。
気分はビルギットさんです。
シナリオに難あり
メタスコア30点台はやはり伊達ではなかった。
映画の内容は、とても近年の高評価映画に比べるとちゃらんぽらんなSFアクション映画。
今更クローン兵士という使い古されたネタに対して、もはや存在がネタのお茶の間アクションスターのウィル・スミス。
そのウィル・スミスが若い自分と共演して、殴り合って、最後には共闘してハッピーエンドというなかなかの安定感というか抑揚のなさ。
安定感ありすぎるちゃらんぽらんさ。
あえての古臭いシンプルなSF映画を用いることでアン・リー自身の達成したかったハイフレームレートという技術革新を用いた映画製作という、側面では大成功なわけだが
普通に本作を見た人は、多分、
古臭かったが、懐かしくて安定感があったけど、お金の無駄だった家でレンタルでいい映画だったな。
とか月並みな感想が出てくるのではないかと思う。
極めつけは、終盤唐突に死ななくてもいいのに抹殺されるベネディクト・ウォンさん。
さらにクライブ・オーウェンさんの絶妙なモーホー感。
お前に助けれて、お前がいっぱいいればアメリカを救える!!
だからお前をもとにした完璧ソルジャーを作ることにしたんだ!!
っていってウィル・スミスのクローンを息子として寵愛するクライブ・オーウェンさん。
via GIPHY
というかナチュラルスーパーソルジャーのウィル・スミスさんが、もはやネタすぎ
そりゃ30点だなと開幕から終幕まで納得なのですが、
そんな時は背景の綺麗すぎる景色などを眺めてると何もかも忘れられてしまうので、
HFRはすごすぎたが、
今でもあの目の奥の痛みは忘れない。
それを人は眼精疲労という。
よく考えたメタルギアソリッドの映画化だった。
『ジェミニマン』ほぼほぼメタルギアソリッドでした。恐るべき子供達計画だけに留まらず、中盤のチェイスでは、武器を狙う際への主観持ちの視点変更や、エルードアクション。さらにはデモシーンを再現したようなスーパー肉弾アクションに燃えるスーパーソルジャー。
会話シーンが長いのもね!— his (@his0809rx78) November 4, 2019
うんうん。クライブ・オーウェンさんのモーホー感も含めてメタルギアだわ。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 2/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 6/10
57点
あと2Kで鑑賞したが120FPSだと解像度が低いなんて感じなかった。
コマ数が多いと解像度が高く見えるのかしら?
そんじゃまた頑張って更新するぞ!!
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