△【Netflix映画:63点】2人のローマ教皇【解説 考察 :背景を知った上だからこそニタニタできる】△

2人のローマ教皇

製作

2019年アメリカイギリスイタリアアルゼンチン映画

神聖おじいさんが
未来と過去を語るだけの日常系カトリック映画

監督

フェルナンド・メイレレス
・ブラインドネス
シティ・オブ・ゴッド
・ナイロビの蜂

キャスト

アンソニー・ホプキンス
羊たちの沈黙
・ハンニバル
・世界最速のインディアン
・ヒッチコック

ジョナサン・プライス
・007 トゥモロー・ネバー・ダイ
・摩天楼を夢みて
・天才作家の妻 40年目の真実
ゲーム・オブ・スローンズ

あらすじ

2005年バチカン市国。
教皇ヨハネ・パウロ2世が死去。
各国の有力な司祭は、次なる教皇に選出されるため、バチカン市国に収集される。
結果はドイツのヨーゼフ(アンソニー・ホプキンス)が選ばれ教皇ベネディクト16世の誕生。

それから7年後。
教皇は教会の司祭が、子供に対し性的虐待を行なっていたため、社会問題化。
それはキリスト教の教会全体の隠された伝統的なことで、先輩司祭から後輩司祭にも行われていた過去もあり、
ベネディクトはそれをもみ消した張本人だった。

そんなある日、2005年の時に教皇のヨーゼフに次ぐ人気を誇っていたアルゼンチン人のホルヘ(ジョナサン・プライス)。
彼はずっと保守的すぎるキリスト教のカトリックに疑問を抱いていた。
革新的な彼は保守性を重視する今に嫌気がさし、辞表を提出する。
しかしベネディクトはそれを拒んだ。
逆にホルヘをバチカンへと召集したベネディクト。
やってきたホルヘはベネディクトと対話。
全く違った考えを持っている2人は、もとはキリスト教を愛し、熱心に思っている。
だがしかしホルヘもまた重い罪を悔いていた。
それは1980年代のアルゼンチンの虐殺事件に加担し、多くの同僚の死を食い止めることのできなかったことだった。

そしてベネディクトもまた性的虐待事件を隠蔽したことを悔い、さらにはカトリックに変革が必要と考え、
本来なら死去して退任する本職を辞職しようと考えており、それをホルヘと相談し、次期教皇としてホルヘを検討しているというのだ。

2019年12月31日自宅Netflix鑑賞 2019年109本目



背景知らないとついてけない

2019年最後に見たのは本作。
ゴールデングローブ賞発表前にNetflixで見れるし2019年中に見ておこうということで鑑賞しました。
批評家評価も非常に高く、
監督は『シティ・オブ・ゴッド』の人でもあるので、
どんな映画なのか気になったが、
正直あまり楽しめなかった。
1回目より2回目の方が楽しめるのではないかと思う。

へぇーが連なっていく

本当に何も映画の背景を知らないで鑑賞したわけ。

内容的には2013年に教皇になった人が、
前教皇と対話する話。

背景にあるのは2016年にアカデミー賞作品賞を受賞した『スポットライト 世紀のスクープ』にて描かれた
2002年に暴かれた児童性的虐待事件。
それによるカトリック教会の敬意の失墜。
児童というかカトリックの教会にて神学を学ぶ若き神父候補者たちを変態先輩神父がけつの穴を犯していたという
由々しき自体。
また性的な吐口として、伝統化していたという黒い噂もあったことを教皇のベネディクトはもみ消していたというわけ、
そういう問題は映画『ダウト』でも描かれている。

2005年に就任したベネディクトはそれをもみ消した。

だから市民たちには嫌われ、
また第二次世界大戦中にナチスドイツとして幼少期にナチスとして従軍していたからナチ野郎とやじられる。

そんなおっさんも内心では普通のおっさんだった。

とりまここまでのこともよく知らんが、そこからさらに知らんのが、
現在の教皇のフランシスコさん。

この人は、そういうベネディクトさんの保守的な側面に反発していて、
性的虐待事件を認めて謝罪すべきだし、
戦争にも宗教として介入し、悪と戦うべきだという結構、急進派の人。

そんなフランシスコさんは、
アルゼンチン出身なのだが、
80年台のアルゼンチンのクーデターにて大量虐殺になす術がなく、
逆に抑揚したとレッテルを貼られ、左遷された経歴のあるおっさんだった。

うん。全然知らん!

おれは教皇なんかなれねぇとかそれでベネディクトさんが必要だよ。

とかで考えの違うおっさんが親友になるお話。

へぇー。

そんな見ず知らずのじじいを愛せるか?愛せないか?が本作を楽しめるかの肝。
やはりバッググラウンドにある汚職事件の数々を凶弾するフランシスコさんの心情と
それでいて現代の主流に従おうとするフランシスコに恐怖を覚えつつも必要だと感じるベネディクトさんの葛藤。
もしかしたら常識かもしれないが、
本当にこの話は疎くて。。
全部知った上てみるともっと楽しく見れるし、
2人のじじい俳優の演技合戦の凄さを実感できる。

教会あるある

コンクラーヴェのシーンやバチカンの涙の壁画などなど、
聖なる地の映像化が全体的に素敵。
服装なども洗練されていて、すごい。

しかし個人的に興味がない。

アンソニー・ホプキンスはすごいし、
ジョナサン・プライスさんが『ゲーム・オブ・スローンズ』につづいて、
またもやばい宗教おじさんとして出ててやばいのだが、
全然興味が湧かないし、知らなかった歴史ぐらい抜け落ちていた。

アルゼンチンのショッキングな虐殺シーンは『シティ・オブ・ゴッド』の監督らしい惨たらしさがあるなぁとかそういうのはあるのだが、
前にイタリアのやばい首相の『魔王』って映画も全然よくわからなかったが、
今作もそういう全く無知の情報をただただ知るだけになってしまったなぁ。

そういう意味では映画的な味わいは2回目ならあるのかも

2回目見たら何か変わるかも?

via GIPHY

年末に見てもう1ヶ月以上も経っているので、
冒頭だけ流しながら、感想を描いたが、
しょっぱなから、ああこの人はこの人でって、わかるとちょっと面白くて、
変な映像のアプローチしているなぁ。とか、
ああ。この人はこういうディテールにしてるんだぁ。愉快だな。
偉くて荘厳な世界の浮世離れした人たちなのに、言ってること普通の欲のあるじじいだなぁとか。

お。お前ABBA好きなのかよ?ってこの時の曲ABBAやん!
などわらけてくる部分が再発見できたけども、
それは1回目の知識があるから、まぁ今作を見る人はもともとあったかもしれないが、
楽しむには、結構宗教に興味ある必要があるなぁと。

そういう意味では偏りが強すぎる映画だったなぁと思った。

スクリーンではない自宅のテレビやiPadに対しての映像アプローチ

2回目の鑑賞。
いやNetflix映画のいいことは、見ながら感想描けるってことだよなぁ。
気がついたのが、これ手持ちカメラで序盤は全然定点置きしない。
荘厳なロケで魅力的なお散歩描写をいろんな角度から撮影。
奥行きのある絵に不思議な趣向を凝らして、
カメラを傾けたり、ひたすら揺らしたりと個性的。
中盤からの密室劇のやりとりでは主に定点。
でも手持ちっぽい不安定な絵作りをしているが、
やはり広角にはしない。
スクリーンで見たら、不快な感じもするものをあえて、テレビでの自宅鑑賞での
アプローチを計画しているように思えるが、
これが映画的か?というとテレビスペシャルのように思えてしまう。
シャッタースピードも映画のフィルムとは違う気がする。
露骨なデジタルカメラのしかも比較的小型な質感を感じる。

調べてみたらすごい小ささ。

しかし解像度高いなぁ。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 5/10
・映像のアプローチ 7.8/10
・映画の美術面 8.5/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 6/10

63点

映画のエピローグとしてW杯をみてアルゼンチンvsドイツの決勝戦を見るというネタがあるが、
監督の創作とのことで、
本作自体が監督の創作っぽいので、
それっぽく作りすぎてて、ちょっとしんどい。

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