★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2019年アメリカ映画
ジョナサン・レヴィンらしい
男のラブコメ
製作
エヴァン・ゴールドバーグ
・ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日
・ソーセージ・パーティー
・スモーキング・ハイ
・スーパーバッド 童貞ウォーズ
監督
ジョナサン・レヴィン
・50/50 フィフティ・フィフティ
・ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー
・クレイジー・バカンス ツイてない女たちの南国旅行
・ウォーム・ボディーズ
キャスト
セス・ローゲン
・ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日
・スーパーバッド 童貞ウォーズ
・スモーキング・ハイ
・ソーセージ・パーティー
シャーリーズ・セロン
・モンスター
・マッドマックス 怒りのデス・ロード
・スノーホワイト
・タリーと私の秘密の時間
アンディ・サーキス
・猿の惑星: 聖戦記
・猿の惑星: 新世紀
・猿の惑星: 創世記
・ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
ボブ・オデンカーク
・ブレイキング・バッド
・ベター・コール・ソウル
・ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
オシェア・ジャクソン・Jr
・ストレイト・アウタ・コンプトン
・ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
・イングリッド -ネットストーカーの女-
あらすじ
2019年アメリカの首都ホワイトハウス内。
大統領のチャンバース(ボブ・オデンカーク)は国防長官のシャーロット(シャーリーズ・セロン)と秘密の会合を設けた。
チャンバースは今季限りで大統領を引退。テレビ俳優に復帰することを決めていた!
チャンバースは次期大統領候補としてシャーロットを推薦することを約束。
シャーロットの政治チームは、次期大統領選に備えて作戦を練る。
しばらくして。。
ニューヨークにてジャーナリストのフレッド(セス・ローゲン)は、過激派体当たり記者として、情熱家の彼は、過激な行動を起こしながらも優れた記事を書くことで生計を立てていたのだが、彼の所属会社が、メディア王のウェンブリー(アンディ・サーキス)に買収されてしまう。
聞こえのいい記事や真実をねじ曲げるように情報操作をするウェンブリーが大っ嫌いな彼は、買収されたのを知り、頭に血が上り、勢いで退職し無職になる。
再就職のためにいろんなところに売り込むフレッドだったが、成果は出ない。
困ったフレッドは親友のIT企業のCEOのランス(オシェア・ジャクソン・Jr)に連絡を取り、
ランスはフレッドを励ますために、会社を休日に変更し、ニューヨークの町に繰り出す。
チャリティパーティに参加したランスとフレッド。
そこには国防長官のシャーロットも参加していて、カナダの首相も来席。
ボーイズIIメンのライブが始まり大興奮のシャーロット。
フレッドとランスもボーイズIIメンが大好きでアゲアゲ。
そんな中フレッドは、シャーロットがいることに気づいた。
フレッドにとってシャーロットは初恋の人だった!!
シャーロットはフレッドの近所に住んでおり、フレッドのベビーシッターだった。
学生時代からスーパー優等生だったシャーロットは生徒会長になるために環境問題を公約として掲げようと思っていた。
そんな美人で情熱家のシャーロットに恋い焦がれるフレッドはうっかり彼女にキスをしてしまう。
動揺しないシャーロットに動揺を隠せないフレッド。
そんな淡い思い出がフラッシュバックしたフレッドは急いでシャーロットから隠れるが、
逆にシャーロットから呼び出されてしまう。
再会を喜ぶシャーロットの前にウェンブリーが現れる。
それに激昂したフレッドは、去り際のウェンブリーに食ってかかるが、
逆に恥をかいてしまう。
パーティを後にしたフレッドとランスは、朝まで連れ添った。
シャーロットは帰りの車内でフレッドの書いた記事を読む。
フレッドのユーモアが今後の選挙戦でアクセントになるのではないかと思ったシャーロットはチームの反対を押切り、
スピーチライターとしてフレッドをチームに入れようとする。
連れてこられたフレッドはシャーロットの話を聞き、依頼を断ろうとしたフレッドだったが、
彼女の変わらない誠実な政治姿勢にかつての面影を見出したフレッドは、スピーチを書くことを決め、
チームに参加するが、すぐさま彼女は専用飛行機で外交へ、
フレッドも徹夜明けでランスと過ごしていたまま、外交へ同行。
さっそく環境サミットに参加し、スピーチをすることになり、原稿を書くフレッド。
しかしシャーロットに恋心を抑えきれないフレッドは彼女の隙間時間にインタビューを装い、
彼女に接近。
それも満更じゃないシャーロット。
しかし早速のサミットで、交渉のために妥協しようとするシャーロットにぶちぎれるフレッド。
シャーロットの大人な嗜みに歯痒さを感じながらも彼女のためにスピーチを書き、
それを読んだ彼女は周りから高い評価を得るのだった。
そして急接近する2人は次なる外交地へ。
思い出話や趣味の話に盛り上がる2人だったが、
小国のゲリラ攻撃に巻き込まれ、
命の危機に、
その時、吊り橋効果も相まって、お互いの思いを爆発させた2人は、
愛のままにわがままに。。。そして燃え上がるのだった。。。。
2019年12月23日 Filmarks様試写会鑑賞 2019年101本目
試写会行ってきた
ブログでの感想はかなり後になってしまったが、
今回も公開前にフィルマークス様の試写会に当選させていただき、
一足早く鑑賞することができた。
フィルマークス内では速攻で感想を書いた。
https://filmarks.com/movies/77838/reviews/77552525
熊さんラリピッピ系俳優の僕らのセス・ローゲンがスーパー美人姉さんのシャーリーズ・セロンと恋に落ちると言う全へちゃむくれ映画好きおじさんが、そんなん絶対あり得ねぇよ!と匙を投げたくなるに違いないのだが、
セス・ローゲンという等身大過ぎるダメンズっぷりが、あっこれ俺やん?と遠ざかっていくボートに向かって泳ぎ出したくなってしまうように段々とセス・ローゲンの気持ちになってしまう。
なんだこれは?
なんだこの王子様に戻れない美女と野獣は?
なんだこの全映画ファンおじさんの憧れの映画化は?
こっこっこれが、少女漫画なのか?
そう女の子が誰でも通る道って奴なのか?
さあここにもいますよ。へちゃむくれのユーモアたっぷりのおじさんは!
さっ僕を養うのです。絶世の美女たちよ!
と帰りのエレベーターで女性だらけの状況の中思ってしまったが、
そんなことよりもまず日本はもっと女性の給料をあげないといけない先ずはそこからだ。
じゃないとおじさんを養えない。
とレディースデイ大入りの生粋ラブコメ映画ながらも男女立場逆転でいつの間にかヒロインがセスローゲンでロングショット決めてて草なわけですが、ラブコメの中身は変わらずとも時代に合わせて形が変わるのです。
イケメンと結ばれる女子や、まぁまぁイケメンの心の友と結ばれる美女、意外にもヒロインがおじさんという俺得映画も生まれるのでやっぱり映画って面白いなって思った。
絶世の美女と疑似恋愛夢観させてくれたよ。
そしてフィルマークスさんは試写会を招待してくれてありがとう。
うむ。というわけじゃ。
次回も当たるといいなぁ。
2019年なので、お姫様物語も男女逆転しても変ではないが、今までなかった。
via GIPHY
そういえば今までラブコメでもこの手の完全に女性優位な映画ってお見受けしてこなかったなぁー。
『ゴーストバスターズ』が女性版になっただけで、総スカんを食らう現代において、
美人で強い女性がヒーローであり、弱者で癒しでヒロインが男性という構図はなかったなぁー。
結局のところ女性の弱さを埋めるちょっと変わった男系の映画は10年代後半に多数製作されて、
どれもほろりとさせてくれたりしていたものだが、
逆に男性が元気をもらえる映画というところで、
最強美人系女優のシャーリーズ・セロン姉さんをヒロインにして、
主役を太った毛深いおっさんのセス・ローゲンにして、
絶対的に上下関係でいえば下なのに、
セックスの最中は圧倒的にMっけを出しくる姉さんが、
全ダメ人間系映画ファンには圧倒的感謝でしかないわけで、
今作でもジョナサン・レヴィン監督が絶妙な男心を描いていて秀逸
いや何真面目なこと言ってんだ俺。
思えば『50/50 フィフティ・フィフティ』でも絶妙な男の葛藤を細かに描いたわけで、
もうねこれまであまり好きじゃなかったセス・ローゲンが、いつも勝気でふげふがしていたセス・ローゲンが友人のガンについては何も言わずふがふがしていた彼の部屋の戸棚にガンとの向き合い方という本があるという描写とそこからのセス・ローゲンの現代映画業界における、
バディとしての立ち位置の秀逸さにとてもとても感動してしまったわけで、
そこから元来のラリパッパ系のイェエエエエ!!!俳優としての確立と揺るぎない男心描写で、好きな俳優の仲間入り。
『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』でも環境の変化で薄れていく男同士の友情の儚さを巧みに描いたジョナサン監督とセス。
今作の「Me too」運動で女性の権利や賃金が男性と同等ならダメなおっさんを幸せにしてくる運命の女性が現れてもおかしくないよね?
をそのまま映画化した
全おっさんのためのラブコメ!!
おっさんずラブ!よりもおっさんがラブなセロン姉さん
『アトミック・ブロンド』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の強くてカッコいシャーリーズ・セロンに圧倒的感謝
国防長官とジャーナリストが実は学生時代お隣さんで、
再会したら恋の炎が燃え上がったというもはや誰も信じることのできない、
奇想天外な発想のラブコメ。もちろんそう言った政治的な側面はどっちらかって中途半端。
大事なのはそこじゃねぇ。
『アトミック・ブロンド』の最高に強くて綺麗を地で行ってたセロン姉さんがなんでセス・ローゲンを選んだのよ?
というか高嶺の花にしていたのは単純に俺たちだけで、セロン姉さんも心は少女だったのよぉーー。
と映画と同じくらい頭お花畑な自分ですが、
セス・ローゲン羨ましいし、僕もセス・ローゲンばりにふがふが言ってるダメなおっさんですよ!!となんだかよくわからないテンションですが、面白かったです。
俺も綺麗なネェさんに問答無用で養われたい。
セルフ顔射も許されるセス・ローゲンの懐の広さ
これまで見てきた映画の中で、うっかり髪に精子がついちゃったけど、
そのまま異常に可愛く過ごしちゃった最強系理想美女がいた傑作ラブコメ『メリーに首ったけ』という映画はありましたが、
あれも本当に面白かったし、しかも背景には監督の障害者支援の精神があって、尊敬する部分もある。
今作はそんなものが可愛いなで済む、ドン引きのセルフ顔射があるわけです。
そこが映画として大きな転機になるわけ。
インパクトもすごいが、それを肯定的にした監督たちの方針もすごい。
さっすがセス・ローゲンの映画だ!!薬物でラリるだけに終わらず
テロ交渉も行うわ、
過激なセックスも行うわ!止めは見たことないだろセルフ顔射だ!!
セス・ローゲン偉大!!
エンドロールを見るまでアンディ・サーキスと確信が持てない
本作には明確な悪役としてメディア王をアンディー・サーキスが顔真っ赤にして演じてくれている。
最初なんだこのいけ好かない顔面のおっさんは誰だ?
前職のパワハラ個人経営社長にも似ているな。
どこかアンディー・サーキスっぽいなぁと思ったら、
やはりアンディー・サーキス!!
こんな変な映画でも変な役どころで奇妙な怪演をする。
流石アンディー・サーキス!
でもなんで彼がこの映画に出てるのか全然わからん!笑
バディ要素としてのアイス・キューブの息子
今作のセス・ローゲンの相棒はアイス・キューブの息子。
イケ好かない成金CEOだが、セス・ローゲンのことをめちゃめちゃ愛している。
結構謎。
そんな彼がラブコメでありがちな裏切られてプンスカするヒロインのセスを励ますというどっかで見た展開。
そこでの展開は意外とアダルトな内容。宗教観と政治観という複雑な側面をさらっと描いて、
それでも俺とお前は親友だろ?
民主党でユダヤでも共和党でクリスチャンでもその前に1人の人間だ!
ジョナサン・レヴィン監督は今作でも愚直に男心を描くのでした。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 7.5/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7.8/10
76点
セス・ローゲンは大好きだが、シャーリーズ・セロンは今作ではちょっと老けててそんなに好きでもないのだ。
個人的ベストシャーリーズ・セロンは『ディアボロス/悪魔の扉』という完全に男尊女卑な自分でした、
AMAZONレンタル
売り上げランキング: 149,361
AMAZON通販
売り上げランキング: 64,057
売り上げランキング: 362
この映画の並びのギャップがありすぎてやばい。
この並びこそがこの映画の魅力だなと再認識。
コメントを残す