△テイク・シェルター 2012年度2本目△

「出来とか凄いけど、肩透かし感やばし。」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-テイクシェルター

アメリカ2011年アメリカ制作アメリカ
出演
マイケル・シャノン
(レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで、ワールド・トレード・センター)
ジェシカ・チャステイン
(ツリー・オブ・ライフ、ヘルプ)

台風あらすじ台風
アメリカ北東部のオハイオ州の小さな街にカーティス(マイケル・シャノン)がいた。彼には耳の聞こえない娘と美人の妻がいた。
しかしカーティスはある日、悪夢を見る。それはおかしな嵐の夢だった。黄色い雨と今までに見たこともない巨大な嵐に遭遇するのだ。
その夢を見てから彼の精神は異常を来し始め、また悪夢を頻繁に見るようになってしまい、彼は自ずと家族を守るべく、嵐に対して備えをするのだが、彼の行動に周囲の人間は困惑するのだった。
2012年3月29日鑑賞
台風感想台風
非常に複雑な映画。
新鋭監督のジェフ・ニコルズの監督作品2作目。
世界の映画祭特に、アメリカ関係の祭典に出品された本作は好評を受け、日本でも公開されたというわけです。
主演には、映画で怪演しなかったことがなかった心を痛めた役柄がピッタリなマイケル・シャノン。
そして助演兼ヒロインとしてジェシカ・チャスティンが出ている。
主演二人の名演は凄いし、マイケル・シャノンの看板映画決定版
映画のあらすじは嵐が来る悪夢を見たマイケル・シャノンが悪夢は予言だと考え、シェルターを作るのだが、その凶行に周囲の人物はシャノンが精神疾患を患っていると思い、シャノン自身も自分が病んでいると考え始めるという何とも複雑な映画。
とりあえずは、マイケル・シャノンにピッタリ過ぎる役柄。
この映画以前もそういうちょっと精神疾患気味なキャラクターをいっぱい演じている彼。
本作でもそれっぽい雰囲気が全快。
しかし正常だった彼が、悪夢を見た事により頭がおかしくなっていくというプロットなので、今作は端的にそういうわけでなく、葛藤しながら「おれおかしいかもしれない。」と思いながらもシェルターを作ってしまうという素晴らしいキャラクターを好演してくれる。
また映画の設定的にもシャノンさんがおかしいのか?正常なのか?を考えさせる脚本になっている。
ネタバレになるが、シャノンの母親は妄想をしてしまう精神病を患っており、現在のシャノンさんの年齢で発症したという設定が明かされる。
それに伴ってより、悪夢は妄想かもしれないという主人公への疑いや、やはりシャノンさんは頻繁に凶行に走ってしまい、友人をないがしろにしたり家族を背信してシェルターを作ってしまったりしてしまう。
だがそんなシャノンさんには、強い信念があった。
それは母親のように愛する人々を見捨てるようなことはしたくないということだった。
その彼の強い信念に筆者は心を動かされたかが、主人公に起こる数々の試練と結果的に来る、嵐とシェルター計画の成功が、意外な状況に置かれ、シャノンがシェルターの扉を開けることを拒む姿はやはり彼自身が病んでしまっていることを認めることの恐怖の現れだった。
だが映画は更に不条理なラストを迎えてしまう。
とかなり評論のやりがいのある映画だと思うが、オレが見たかった映画はこんな映画じゃなかった感もかなり強い。
多くの文芸映画好き野郎どもに絶賛されている本作だが、私自身も主人公の葛藤する姿を丁寧に描く、シェルター内でのシャノンの心理状態の描きが素晴らしかった。
しかしその後に待っていた不条理さが、いまいち受け付けない。
あれが最高だって言う人もいるが、これとまんま似た映画でしかもより笑えて、よりわかりやすくヨブ記の現代版とも言える、コーエン兄弟の『シリアスマン』がお気に入りだったのだ。
それを踏まえると、ちょっと期待させ過ぎてね。またエンドロール中の歌がとても気に障る歌詞で、「逃げろや逃げろー」と一体この映画何が最後に言いたかったんだよとちょっと腹が立った。
確かに出来自体は凄く良い。
ジェシカ・チャスティンの演技もマイケル・シャノンも良い。
しかし耳が聞こえない娘の存在もいまいち意味を感じない。
確かに二人の不協和音の原因としては良いフックになるが…。
ラストああなるならもっと全体的により飛躍した解釈が出来るようにしてほしかった。
個人的には途中で
この映画はアメリカを襲ったカトリーナの前日譚を描いた映画ではないか?と憶測してしまった。
主人公のカーティスだけが、それを予知してしまい、多くの住民たちは彼を異常者と歌ったが、彼の家族だけがシェルターを備えた為に、多くの住民達を救い、ヒーローになるというオチなのではないか?
と予測したのだが、見事に外れてしまい、結局彼の悪夢は絶対避ける事が出来ない運命のようになってしまった。
一体この映画は何がしたかったのか?不条理さに非常に腹が立ってしまった。
あとは期待していた『アイアンマン』のようなコツコツシェルターを作って行く描写が思いの他少なかったことが残念で、もっとシェルターを作りまくる映画かと思いきや、主人公が精神疾患かそうじゃないか?という血筋の呪いにもフューチャーされている点は予想外だった。
映画としての作りや描写力はすごいことは確かだ。
しかし面白くはなかった。
メモ得点メモ
5
好評も当然ですが、自分は悪い方に1票。
評論しがいがあるし、癖もあるけど、物静かだったりするわけで、見る人を選ぶ映画だと思う。
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