◎【映画 レビュー】X-MEN: ファースト・ジェネレーション【86点】◎

「新シリーズ到来の予感!?製作に回ったブライアン・シンガーと精鋭マシュー・ヴォーンの手堅い一本!!」

X-MEN:ファースト・ジェネレーション (字幕版)
アメリカ2011年アメリカ映画作品アメリカ

製作
ブライアン・シンガー
監督
マシュー・ヴォーン
(『キック・アス』『キングスマン 』『スターダスト』)
出演
ジェームズ・マカヴォイ
(『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』『ウォンテッド』』)
マイケル・ファスベンダー
(『イングロリアス・バスターズ』『プロメテウス』『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』)
ケヴィン・ベーコン
(『アポロ13』『フットルース』『ミスティック・リバー』)
ローズ・バーン
(『インシディアス』『ネイバーズ』)
ジェニファー・ローレンス
(『ハンガー・ゲーム』『世界にひとつのプレイブック』)
ニコラス・ホルト
(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ウォーム・ボディーズ』『アバウト・ア・ボーイ』)
ポーランドSTORYポーランド
物語は1944年のポーランドから始まる。そこでナチスの収容所に連行されるユダヤ人の母と子供がいた。
母と引き裂かれる子供はその寸前にまわりの鉄格子と引き合い周囲の軍人を困惑させた。だがそれを見ている男がいた。
その男はある日、その少年を呼び出した。少年の名前はエリック。エリックはその男の指示で特殊能力を使えと言われるが、エリックは全く出来なかった。
その男は、エリックの母親を連れてきて、力を使うことを促し、出来なければ彼女を殺すと脅す。
エリックは、頑張ったが出来なかった。そしてその男によって、母親は殺されてしまう。
その時、エリックの力が爆発した。まわりの鉄を凄まじく吹き飛ばした。その姿を見て、男は笑っていた。男は、彼の力を非常に喜んだのだった。
舞台は変わり、イギリスのある豪邸、夜中に目を覚ました少年チャールズは、台所で物音がしたので行った。
そこには母親がいたが、冷蔵庫をいじっていた。チャールズは瞬時に彼女が母親で無いことを知った。
彼は頭が良く、それでいてテレパシーが使えたのだった。驚いた偽の母親は、正体を晒した。
それは青い体をした少女だった。だがチャールズは彼女を拒絶することなく、自分と同じ特殊能力者として好意的に迎え、彼女を自身の妹として迎えたのだった。
そして1962年に物語の舞台は移る。
大人になったエリックは。パワーを上手く使えていた。その力を使いエリックは、ナチス狩りをしていたのだ。全ては母親を殺したあの男を殺す為に。
同じくイギリスのオックスフォード。
チャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は大学で教授になるが、生徒はまだいない。彼の専攻は生物学で遺伝子学だ。突然変異や人間の進化などを研究していた。その傍らには変身能力を持つレイヴンが妹として彼の側にいたのだった。
そして舞台は移りアメリカのラスベガス。そこでCIAの諜報員のモイラたちは、そこでの密会を察知していたがNATOの長官がクラブに入っていったことを機に彼女も潜入を試みる。
そしてその男を追うとそこで普通の人間がダイヤモンドになったり、瞬間移動したりする姿を目撃する。
それを本部で報告した結果、モイラは、それについて詳しいと思われる専門家としてイギリスのチャールズに助けを求める。
チャールズは思考を読み取り、その現象を共感。チャールズは快く快諾し、その能力者がいると思われる場所へ赴く。だがそこには、エリックも復讐をする為にいたのだった。彼の母親を殺した男は、
その組織のリーダーのショウ(ケヴィン・ベーコン)だったのだった。
2011年6月5日鑑賞
2011年6月16日再鑑賞
2016年6月12日自宅再鑑賞
ユニオンジャック感想ユニオンジャック
アメリカンコミックでおなじみの映画版Xメンの映画化第5弾が日本でも公開。
前作でスピンオフとしてウルヴァリンの物語が描かれたが、今作では、Xメンの創設のお話であり、映画シリーズの時間軸としては一番最初にあたる。原題の直訳としては、一期生にあたる。なので今作は、映画版Xメンの入門編としてかなりおすすめだ!!
だが、本作は映画版完全オリジナルストーリーとなっている為、原作ファンには注意が必要だ。
本来のXメンの初期メンバーは、サイクロプス(目からビーム)、マーベルガール(フェニックス)、アボビー(氷の男)、ビースト(青い獣)で構成されているが、本作のXメンでは彼らはいない。この映画後の作品には出てくるが、実際本作は、その他の映画版Xメンとは繋がらない部分が、しかもかなり物語の基盤を揺する程にあるので、頭真っ白にして見るのが良い。筆者は観賞後にウルヴァリンを再鑑賞したのだが、それについて驚愕した。
また本作は、続編の製作が決定しているため、Xメンシリーズとしては一線を欠いている。
製作は、初期二作の監督を務めたブライアン・シンガー
監督は、近年バイオレンス・オタク・ヒーロー映画「キック・アス」で大成功をおさめたマシュー・ヴォーン
もともと本作はマグニートのスピンオフ映画として企画が作られたのだが、製作段階で、Xメンの最初期の物語に変更したとあって、本作が「マグニート」というタイトルでも違和感は無いと思える。
そういうわけで本作の感想。
二回見たけど、かなり面白いな。
どっかで言われていたけど、本作は、良い脚本、良い監督、良い俳優、良い製作と良いもの尽くしで作られた、素晴らしい良作。
個人的にはXメンシリーズとしては、Xメン2と同じくらい良かったです。
脚本では、舞台を60年代にして、米ソの冷戦問題をフューチャー。
そこに第3者であるミュータントを絡めることで、マグニートをより複雑な境地に達させています。
(その舞台設定がウォッチメンに似ているのが面白いね。)
またそのマグニートに対してのチャールズ、通称プロフェッサーXが描かれるのですが、この二人の存在感が映画内でもの凄く。
それはまぁー演じた俳優のおかげだと思います。
特にチャールズを演じた、ジェームズ・マカヴォイがもの凄いです。
もともと優れた俳優だと自分は思っていましたが、ここまで非現実的なキャラクターであるチャールズを彼の演技で説得力を持たせているのです。
自分は「つぐない」で彼のファンになりましたが、彼は演技が熱っぽくて本当に良いです。
その熱演が、リアルを感じさせています。
また彼の役柄が一筋縄いかないのです。特殊能力のおかげで人の考えることが全て読める、脳内を見れる彼は、むしろ人間性を失いつつあるのですが、それも自覚した上で、自分の信念を貫くという、素晴らしいキャラクターを構築していて、例えるならバットマンのような信念の男です。
それに対してのマグニートですが、正直この俳優さんは見たことが無く、そこまで熱弁できないですが、セクシーでまるで007のようなアクションヒーロー像を持ちながらも、キャラクター的には、ユダヤ人という迫害を受けた傷を抱え、ミュータントと人間という関係をユダヤとナチスと同じように考え、そういった複雑な内情を抱えながらも、セクシーであるという映画スターであるマグニートを体現していましたね。
その他のキャラクターでは、ミスティークも複雑な人間関係と内情を抱えていたりと、そういう意味ではXメン2に近いように思えました。
あとは悪役がケヴィン・ベーコンというのが面白いところです。
脇役として優れた彼を久しぶりに見たけど、これまた変なやつで、映画内での能力は少し分かりづらいと思いますが、もの凄いやつです。
やっぱり監督が、映像センス高いと思います。キック・アスの時にも思ったけど、彼の映像は面白い。
本作では、ミュータント達の能力でVFXが出てきますが、それの壮大さが面白い。
楽しいし、面白い。
終盤の戦闘シーンなども面白くて、良いです。
またキック・アスの流れからか、序盤のエリックのアルゼンチンのシーンや終盤のショウへの復讐や、中盤のCIAへの襲撃の瞬間移動攻撃などは、少しバイオレンスで、怖く、嬉しくもありますね。
作家性は見づらいと指摘されますが、例えばダークナイトなどの成功例もあります。
その壁を越えることをしなかったことが本作の欠点でもあると思います。
あとは、冒頭で何故エリックはショウを殺さなかったか?という最大の疑問だとか、シリーズに繋がらないだとかありますが、それでも本作は面白く、続編がとても見たくなる一本です。
新シリーズ到来の予感!!
ダークナイトの影響下の中、アメコミ映画の価値が高まっているので、X-MEN:ファースト・ジェネレーションの続編はそういったものを意識した作品になってほしい。
ちなみに監督はX-MEN:ファースト・ジェネレーションをスタートレックのような心機一転した作品にしたいと良い、バットマンビギンズを意識していると言っており、続編はダークナイトのようなダークで最初からアクセル全開の作品にしたいと言っている。楽しみだ。
2016年に久しぶりに見直したけどすげぇ面白いな。
5年前の作品と思えないぐらい真新しい本作。
むしろ続編の『フューチャー&パスト』を見たあとに見るとその面白さに圧倒される。
本作はやはりマシュー・ヴォーンの映画のセンスがいいというか、基本構造を忘れないというか、まぁー『フューチャー&パスト』は完全に飛び道具みたいなネタ特化とも言えるけど、この映画が面白かったから『フューチャー&パスト』も面白く思えたぐらいな感じ。
まだ無名に近い、ジェニファー・ローレンスやニコラス・ホルト、マイケル・ハスベンダーは本作を見直すとその魅力にノックアウトされる。
特にマカヴォイとハスベンダーのやりとりはちょっとばかしホモホモしいが、熱があって感動的。
ドラマとしても全く逆の二人がぶつかり合い混じり合いそして別れるという構図は見応えたっぷり。
特に二人とも魅力的な俳優なので最高。バディ映画としてもグゥド。
また能力描写もCG一辺倒になりすぎず、極力人との合成をおざなりにしないというか、あまり能力能力しすぎず、人と人のやりとりに絞って、荒唐無稽にしていないのがいい。
終盤というかマグニートの扱いがとても見事で、船や潜水艦を破壊する描写も船と潜水艦を大きく描きつつマグニートは小さく見せながらも強大な力を振るう様に説得力をもたせており、等身大の人間が凄まじい力を持って、恐ろしささえ感じさせてくれるのはマシュー・ヴォーンがすごいんだなと思う。
またコインのシーンからのタイトルへのうまい編集だったり、ショウをマグニートが倒す時のコインが突き抜ける時の堕ちてしまうマグニートに心を痛めるプロフェッサーの印象的な編集も実に見事。
全体的に映像が見応えたっぷりで印象的で、非常に面白かった。
ちなみに『フューチャー&パスト』の感想を書きながら見ていたんだけど、こっちが面白くて、酷評を書かざるおえなくなってしまった。笑
音楽の演出もいい。
プロフェッサーことマカヴォイさんのテレキネシスっぷりが最強でおもしれえな。
まぁ『フューチャー&パスト』はシリーズのつぎはぎを綺麗に埋めたということで。
そもそもこっちがよくできすぎたからこっちを正史にしちゃうわけで、ブライアン・シンガーの敗北感を一気に感じさせてくれる。笑
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 8.5/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 8/10
キャラクターの魅力 9/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 8.5/10
音楽 8/10
俺の趣味 9/10

86
マシュー・ヴォーンは最高だった。
コミック映画なのに妙に古風で地に足が付いていて面白いし大画面を意識した画面演出など広角が多くて素敵。
おすすめだ!!
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