Multiplex広告:記事は下部から

◎【87点】セッション【感想:4Kでも映画を劇場を見ている観客の呼吸さえも支配する】◎

社会経験詰むと苦しくなりますね

はじめに:ご訪問ありがとうございます

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

ちなみに直近のGoogleコアアップデートで
過疎ブログになりました!

製作

2014年アメリカ映画

映画を劇場を観客を支配するJ・K・シモンズそしてそれを覆す……

created by Rinker
¥2,510 (2025/04/20 01:35:42時点 楽天市場調べ-詳細)

監督

デイミアン・チャゼル
ラ・ラ・ランド
ファースト・マン
・バビロン

キャスト

キャスト一覧
マイルズ・テラー
・いま、輝くときに
ダイバージェント
ファンタスティック・フォー
トップガン マーヴェリック

J・K・シモンズ
・スパイダーマン
・JUNO/ジュノ
ラ・ラ・ランド
・ファースト・ワイフ・クラブ

ポール・ライザー
・あなたにムチュー
・ビバリーヒルズ・コップ
エイリアン2

メリッサ・ブノワ
・SUPERGIRL/スーパーガール
glee/グリー
・パトリオット・デイ

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
2010年代アメリカのニューヨーク。音大生でジャズドラム専攻のアンドリュー(マイルズ・テラー)は1970年代に活躍したドラマーでバンドリーダーとして活躍したバディ・リッチに憧れ、彼のようなドラムソロができるようになりたかった。授業のレッスンよりも趣味の技術を1人磨く彼に通う音大にてスタジオバンドを指揮するフレッチャー(J・K・シモンズ)に目をつけられ、授業中にスカウトを受ける。舞い上がっていた彼は、よく行く映画館の同世代の店員のニコル(メリッサ・ブノア)にデートのお誘いをして成功する。しかし早速翌日のレッスンの集合時間を寝坊してしまうアンドリューだったのだが、朝6時集合と聞いていたが開始は9時でそこには自分しかいなかった。遂にレッスンが始まり、最初は優しく接していたフレッチャーだったが彼にドラムを叩く機会を与えるのだが、フレッチャーの思い通りのテンポに叩けないアンドリューに差別用語や椅子などを投げつけて脅し頬も強く何度も叩かれるのであった。精神的に傷ついたアンドリューだったが、伝説のドラマーになることを志し、最初にフレッチャーにかけられた言葉を反芻し血だらけになるまで練習をするのであった。別の日には過去の教え子の自殺に悲しみ追悼したり、気に入らないバンドメンバーを悪くないのに追い出したりとめちゃくちゃやってるフレッチャーを誰一人責めようとはしない。

後日コンテストに参加するのだが、アンドリューは正式ドラマーの楽譜を管理失敗して、なくしてしまう。楽譜がないと叩けない正式ドラマーは本番に出場できないと申告、逆にアンドリューは暗譜しており、練習も十分に積んでいるため、自分は叩けることをフレッチャーに申告、変わりに演奏をし成功する。翌日アンドリューはスタジオバンドの正式ドラマーに昇格する。しかし後日突如フレッチャーは正式ドラマー候補として授業にて正式ドラマーだったタナーを正式ドラマー候補として招集しアンドリューは衝撃を受ける。フレッチャーは次のコンテストで「キャラバン」という楽曲をやろうとするがその高速テンポを叩けるドラマーを3人から選ぶことにする、その日のうちにテンポを再現し練習すると宣言、ドラマは血まみれになりながら深夜までフレッチャーの指導を受けてついにアンドリューがその座を取得する。アンドリューはニコルに強引に別れを告げたり、親戚の集まりで悪態をついたりと精神に異常をきたしながら、コンテストの当日を迎えるが、バスの故障により遅刻が確定、急いでレンタカーで向かうがバチをレンタカー屋に忘れたりして取りに帰る途中で衝突事故にあう。傷だらけになりながらコンテストに強引に参加するアンドリューはろくに演奏ができなかった。フレッチャーはアンドリューを首にし、アンドリューは学校も退学することになる。。

後日、アンドリューのもとに自殺した元スタジオバンドの人がフレッチャーによりうつ病になっていたことを告げられ、現在もその傾向があればフレッチャーにそれ相応の対応をすると告げられる。アンドリューは彼の非道な行いを話すのであった。

アンドリューは新しい大学への転入を検討中。ある夜うろついてるとジャズバーにてゲスト出演するフレッチャーを知りバーに入る。彼の演奏を目撃し、それがフレッチャーにバレてしまう。フレッチャーに声をかけられたアンドリュー、フレッチャーとの会話で二人は偉大な音楽家には時に厳しい指導も必要であることをお互いに共鳴する。フレッチャーは別れ際に、フリーランスのスタジオバンドを指揮していることをアンドリューに告げ、アンドリューをドラマーとして誘うのであった。音楽を辞めたアンドリューはドラマーの夢を取り戻し、彼の待つジャズフェスティバルに行く。

そして一曲目。フレッチャーは突如アンドリューに密告したことを知っていると告げる。
演目はアンドリューがフレッチャーから聞いていたものとは違った。全く知らない楽曲の演奏が始まり戸惑うアンドリュー、アンドリューのドラマー人生は遂に終わりが告げられたとも言える。フレッチャーは復讐としてアンドリューをこの場に招いたのであった。曲が終わり動揺してその場から去るアンドリュー。客席にいた父(ポール・ライザー)は傷ついたアンドリューに寄り添うべく、舞台裏に駆けつけた。父の胸で涙するアンドリューだったが、彼の闘志は再び燃え上がる、ドラムに戻ったアンドリューは客先に語るフレッチャーを尻目に、強引に演奏を始める、それはフレッチャーから地獄の指導を受けた「キャラバン」だ。再び怒り狂うフレッチャーだったが、アンドリューの指示で演奏は始まった。アンドリューとフレッチャーの最終決戦は始まった!

2025年4月5日4Kリマスター・ドルビーアトモス版劇場鑑賞
2025年20本目

Googleアドセンス広告




概要:すべてを支配するフレッチャー

2015年のアカデミー賞の助演男優賞を受賞した作品。(裏方の技術部門では録音と編集も受賞)
『スパイダーマン』で有名な新聞社の編集長役で有名なJ・K・シモンズが初のアカデミー賞受賞というか当時の映画賞を総なめした。彼の評価についてはむしろ遅すぎたとも思える。そんなJ・K・シモンズが演じた役は、アメリカで一番の音楽学校の鬼教師フレッチャー。完璧主義で、自身の理想の音を奏でないやつは言葉の暴力で、ぼこぼこしにし、できるまで深夜までだろうと朝までだろうと練習を強要する、超スパルタ教師。

その鬼教師により支配されるのは生徒だけじゃない、むしろ映画全体、いや劇場の空気を更には、見ている観客の呼吸さえも支配する。

劇場での音立てさえもできないように思えた。

それに対抗するのは、主人公、19歳の大学1年生。演じるはマイルズ・テイラー。2015年では無名な俳優だが、『ダイバー・ジェント』では主人公をいじめるけども後々ぼこされるマルフォイな役回りでした。すごいなと思ったのが、マイルズ・テイラーがドラムを叩いてるということ。そのように見えるだけならまだしも、ドラムを叩いてるように見えた。本当に演奏しているように見える。むしろ映画のために、ここまで仕上げたのか?すごいな。そんなマイルズが演じるアンドリューは、親戚の中でもパッとしない。ドラムが昔から好きで、ついに名門大学まで来てそれ以外は何もない。憧れのドラマーを見習い、いかにドラムを早く叩けるかを終始追求する。その先に何かがあると信じて。

そしてJ・K・シモンズ演じるフレッチャーと出会い、彼に見出されたマイルズ・テイラーことアンドリューは、フレッチャーに従うことで、偉大なドラマーになり、出世ができると信じ、彼の鬼というか暴力と暴言の荒らしに耐えるのだが、その結果、アンドリューの人格も徐々におかしくなってしまい、最終的に最悪の事態に陥る。ストーリーは監督の学生時代の実体験を基にしているらしい。プロになるということで立ちはだかるもの。自己の経験では、鬼指導員により挫折の結果になってしまったのだが、この映画では、その向こう側に二人は行くことになる。

それが安直であろうとなかろうと、音楽の楽しさや、現実の辛さを超えた映画だけで味わえるカタルシスになる。日本の音楽批評家や音楽マニアたちには、暴言ばかりで音楽の深みがない。ファッキンテンポの聞き分けができない、そもそもアンドリューがドラムを早く叩くだけで、なんか違う。みたいなこと言われてますけども、映画的な視点で言えば、ラストの9分間の、長回しと錯覚するほどの長尺のドラムソロは圧巻で、これまで映画を支配してたフレッチャーが、覆されて、しかも楽しみだすとこが半端ない、映画的にはすごい。音に対しても静寂というか緊張感の中に響く音楽すべてが素晴らしく、水面に落ちるひとしずくの水のように、響く、心に響く、わかりやすく響く。またそれが劇場で味わえることがいい。多くの人間とフレッチャーに支配される。

ここがすごい:支配と反乱の末の境地

そしてラスト9分に酔いしれる。それが味わえるので、この映画は音楽とかそういうグルーブとかとはちょっと離れた、映画的カタルシスが存在する。音楽の枠組みで考えず、映画という別枠で堪能すれば、最高の味わいがある。確かに物語としては、そこまで面白くもないし、ちゃっちい。ウィップラッシュって原題なのに、重要な曲はキャラバンだし、フレッチャーのラストの復讐はやり過ぎ。でもこの映画が与えてくれた感動は凄まじかった。それだけは確かなことです。

2025年再鑑賞:やはりすごい映画

4Kデジタルリマスター版が劇場上映されることになり、10年間再鑑賞してなかったし、わざわざドルビーアトモスで上映するというので劇場に足を運んで楽しみました。

本作は北米の映画データベースサイトのインターネット・ムービー・データベースことIMDbにて最高平均評価が抜粋されているTOP250にて39位という超高評価映画。再鑑賞してもやはりJ・K・シモンズの演技力も凄まじいがマイルズ・テラーの血だらけで荒削りな演技も見応えある。最後の地獄のようなセッション含めてすごい映画だった。マイルズ・テラーも賞レースの候補にいてもおかしくないと思えた。映画の色合いについても統一され独特な雰囲気をおさめているのは変わらず。デイミアン・チャゼルの初長編監督作品とは思えないこだわりと無駄を省いたコンパクトな映画となっていてすごい。過去に見た通りジャズドラマーにしては偏った技量を主人公が磨く点など変な問題点はあるが映画のカタルシスはずば抜けておりIMDbTOP250に納得な鑑賞後に味わえる。

ここがエグい:社会人になって10年ぐらいすると見るの辛い

初めて見た時は恥ずかしながらフリーターだったのでフレッチャーやばいなぁって思いながら見てましたが、実際社会人になって10年くらいすると普通にパワハラやモラハラなど普通に遭遇する。それが最初はハラスメントだって気が付かなかったけども気づいてからは眠れないぐらい辛いもの。それが何か知ってから今作を見たらフレッチャーの威圧的な態度や無言で暴力を振るう姿など心臓がめちゃめちゃバクバクした。あの嫌な感じをなんでお金を払って味わっているんだろう自分はと。ハラスメントとはなんなのか?指導との境界は?とか今作ではしっかりそれを非難して、うつ病と自殺にも結びつくという言及がしっかりあるんだよね。

his
なんだかんだ当時は新しい価値観の映画だったのかも
ハリウッドがハラスメント対策に取り組むきっかけは2017年のミートゥ問題、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインにまつわる権力を用いたセクシャルハラスメント問題がきっかけで、ハラスメントに対しての業界が厳格になった。今作はまだその前の2014年の作品、当時としてはハラスメントに耐えることが成功者としての超えるべき壁だったと賛否両論で映画は捉えることができるのだが、それを実際に味わい2017年を超えた2020年代の現在では、今作のフレッチャーは紛れも無い悪人に現代の価値観では当てはまるのだなと思う。ただそれでも映画の音楽の使い方や終盤の盛り上がりの持ってきかたなどコンパクトでありながら力強く傑作作品であると再度鑑賞して思うのでした。
his
ファッキンテンポよりお母さんが出てった理由への言及が人格否定だったり差別発言もあったりでマジでしんどいよ

2Kの4K問題

今回は2K作品の4K化のデジタルリマスター版を劇場鑑賞しました。これって実はなかなかリマスターの恩恵がないというのが直近の個人的な議題の一つ。直近でデビッド・フィンチャーのヒット作『セブン』がUHDで4K化されたわけですがほぼ同時に『ソーシャル・ネットワーク』と『パニック・ルーム』の4KUHDも発売されたのです。『セブン』に関しては90年代の作品ということでフィルム撮影された映像をフィルムに焼いて、そこのソースから取り込んで、CGを用いて更に画面修正して

高解像度化に大成功している

ようです。
自分も購入はしているのですがまだ鑑賞していなくて次の機会には鑑賞したいと考えています。それに対して『パニック・ルーム』は撮影はフィルム使ってるけど映像フォーマットが2Kデジタルしかなくて4K化に際してアプコンでBlu-rayと大差ないとか『ソーシャル・ネットワーク』に関してはデジタル撮影ということでほぼほぼBlu-rayと画質も変わらないとか旧作UHDのリマスター系は物足りなくなってしまっているようです。同様に14年の映画である『セッション』も結局アプコンかなぁという印象で映像的な違いや綺麗さなどの驚きは特に感じることもなく

近年の映画と所感特に感じない真新しさのない映像

であったことは否めない。それに対して音楽だったが、直前に違うステレオで見てれば違いがわかるが、音の厚みなどの違いも劇場レベルでは理解できず。音は全体的に良かったと確かに思うが、10年ぶりの鑑賞のため、忘れてしまっている。おそらく自宅などのスピーカーでBlu-rayと聴き比べれば理解できるんだろうなぁと思う。今後も4K化については00年代以降の映画に関しては期待はしてはいけないというのは心とに留めるべきである。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8.4/10
・映像のアプローチ 8.6/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 9.5/10
・上映時間と個人的趣味 9/10

87点

相変わらずセッションって邦題が安直すぎて台無し。宣伝文句つければ『セッション』も納得だが、単体だと酷い。ウィップラッシュっでよかったやん。

関連記事

通販

created by Rinker
¥2,510 (2025/04/20 01:35:42時点 楽天市場調べ-詳細)
his0809
育児の影響で更新頻度落ちてます。

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

広告

TVで放映中のアニメも見たい時に見れる!Huluで今すぐ視聴!2週間無料トライアル実施中!

his0809
↓ふるさと納税、今年は牛タンとカニにしました。住民税が緩和されておすすめです

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
his
30代後半のおっさんです。 結婚して3歳の娘を育てて家事手伝ってます。 家でUHD見たり、映画館で注目映画見たり 伝説的な映画を再視聴したりしてます。 自分の備忘録目的でブログやってます。 好きなアニメはガンダムです。 洋画が好きです。洋楽も好きです。PS5でゲームしてます。邦訳アメコミのバットマンを読んでます。バットマンが好きです。