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◯【76点】マリグナント 狂暴な悪夢【解説 考察:ジェームズ・ワン映画撮るの上手すぎ】○

ジェームズ・ワンの低予算ホラーに帰還

製作

2021年アメリカ映画

ホラーかと思ったら
ミステリーでサスペンスそんでアクション

制作

ジェームズ・ワン
・死霊館のシスター
死霊館 エンフィールド事件
・アナベル 死霊館の人形

監督

ジェームズ・ワン
・インシディアス 第2章
・ソウ
ワイルド・スピード SKY MISSION
アクアマン

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
1993年フローレンス医師は
1人の患者の研究をしていた。
彼の名前はガブリエル。
強力な念力で物体を動かし
電気を操り、ラジオを用いて会話が
できるが、通常の会話はできない
不気味な存在だ。
彼はある夜、研究病院のスタッフに
暴力を振るったことをきっかけに
フローレンス石は彼を
切り刻み無き物にした。

それから27年後の2021年。
アメリカ最北西部の
ワシントン州シアトル。
この地に住むマディソンは妊娠中。
しかし彼女は夜勤で働いたが
体調が悪く帰宅した。

自宅には彼女の夫のデレクがいたが
彼と口論になったマディソンは
彼に暴力を受けて、
後頭部を負傷してしまうのであった。
デレクを寝室から締め出した彼女は
そのまま意識を失い眠りにつく。

その夜。
デレクがテレビを見ていると
家に異常が起きたため調べるが
謎の怪物に遭遇し
デレクは惨殺されるのだった。
物音に目覚めたマディソンは
デレクの死体を発見。
そして彼女もまた怪物に襲撃に遭う。

病院で目覚めた彼女は
なんと流産していた。

何度も流産を繰り返す彼女は
悲しみに暮れた。

同時にデレクの殺人容疑も
かけられてしまうマディソンだったが
その人間離れした殺害方法に
警察はマディソンを
容疑者にすることができなかった。

そして夜、再び怪物が動き出す。
怪物は何故か
シアトルの埋没した地下都市を
探検する歴史ツアーの
人気ガイドのおばちゃんを襲撃し
彼の隠れ家に監禁する。

後日
マディソンが家事をしていると
急に見ている景色が歪み
壁が溶け始め
全く違う場所に転送される。
そこで金縛り状態の彼女は
目の前で謎の怪物が、
人を殺害しているところを
目撃するのであった。

目覚めると自宅にいた彼女は
その悪夢に恐怖するが、
それは夢ではなかった。

フローレンス医師が何者かに
惨殺されていた。
そしてマディソンが見たのは
その殺害現場だったのだ。

フローレンスの過去を
探る警察はフローレンスが
かつて謎の研究病院で
特殊な被験者を研究している
ことを知り、そのことが
この事件に結びついていると
捜査を進める。

そして怪物は
また1人ターゲットに忍び寄る。

2021年11月22日劇場鑑賞
2021年65本目



Twitterで好評なので鑑賞

当初鑑賞予定なかったですが
Twitterにてフォロワー様の
好評が相次いでいたので
珍しく祭日前の平日の仕事後に鑑賞。
飛び石連休ありがとう
そんなことより

ジェームズ・ワン監督作品

『ワイルド・スピード SKY MISSION』
『アクアマン』
という2大、大作フランチャイズ映画の
監督を経ての監督作品で
監督もストーリー原案を担当した
原作なしのオリジナル作品。

his
この時代のオリジナル作品作るのすご!

そもそも
『SAW』という
オリジナルスプラッターミステリー
ホラー映画を生み出し、
多くのホラー映画を
フランチャイズ化させてきた
00年代の至宝のアジアの映画人。

そんな監督が
またも低予算系
ホラー映画に帰ってきたの
めっちゃ熱いですし、
低予算B級映画をあまり
見てない自分でも
ジェームズ・ワン監督の映画は
ほぼ鑑賞経験があって
ちょっとびっくりしてる。

そんな映画ファン必修作品を今回鑑賞した

教えてくれてありがとうTwitter!

型にはまらない強烈で刺激的な映画

18禁でホラー映画
というかなりマイナス面もある本作。
しかし

ジェームズ・ワン集大成とも言える?

というような
監督のこれまで培ってきたものが
全て詰め込まれていて
予測不能

アメリカのシアトルを舞台に
90年代の架空のファンタスティックな
ホラー病院での超能力殺人の後に
怪物が殺人を犯すわけだが
その怪物には
どうやら痩せ細った幸薄の女性が
関わっていて、
警察がその捜査をしながらも
幸薄女性こと主人公が
無茶苦茶な悪夢に遭遇し
怪物と警察のイケメンが
追いかけっこして

全てが最終的には収束するという

マジでプロットがめちゃくちゃ

ネタバレ禁止映画
と巷では言われてるだけあって
強烈なネタが詰め込まれてる。
むしろ
ネタバレを少ししたぐらいじゃ
話の真相は全く読めない。

でもネタを一つでも知ってると
その点が結ぶついちゃって興醒め!

なんてこともあって
注意が必要だなぁと思うとこもある。

そして

この映画のネタがまじで無茶苦茶なのでその話をするだけでも
人を楽しませることができそう

his
ジェームズ・ワンすごくね。

ネタバレ感想:ジェームズ・ワンの愛情

批評家評価こそあまり良くないし
話もまぁ結局はオーソドックスな
ホラーにまとまるところもあるので
評判はそこまで良くないが
ジェームズ・ワン監督の作品を見たり、
これまで生み出されてきたスプラッター映画とかの知識があると
嬉しいことが山ほどあるなぁと

ジェームズ・ワンの途方もない愛について考察
やはり大作映画の経験
及び商業も大成功した影響か?
監督がやりたいことを
なんでもやっていいような状態で
映画が生み出された印象。

冒頭の病院のディテールといい
怪物の顔のデザインといい
目新しさこそないが
見ているものをワクワクさせる
恐怖感という
監督のサービス精神がすごい。

また作品としても
しっかり警察が捜査を行いながらも
泥沼に踏み込んでしまい、
犠牲になっていく様は、
どこか監督の大ヒット作
『SAW』を彷彿させる。

his
追いかけっこのシーンとかなんか既視感

ただその追いかけっこまでの展開の
凄まじく不気味なアクション等
低予算映画だけで成功したのではなく
アクション映画も経験してきたから
盛り込まれるような
大胆不敵で強烈で
見たこともないアクションが
あるわけで
めちゃめちゃすごい。

そしてその怪物が
とてつもなく強くて
そして人間の人体の
逆側にあるということで
とても奇怪な動きをするけども
容赦無く人を殺していく様は
まさsく18禁のゴア表現の
連続なのだが、
『キック・アス』のような
興奮を味わえたし、
娯楽映画として
ここで凄まじいアクションを
盛り込むのが、
やはり過去の
ジェームズ・ワンでは
考えられない
意外な展開に興奮。

また序盤の独特なカメラワークは
ゴシックホラーチックで
サイコロジカルな部分が
なんかヒッチコック風だなと
思ってしまったりと。

ビデオテープを見るという
レトロな行為が
妙にワクワクさせてくるという

そして連続殺人鬼の登場については
『ラスト・オブ・サマー』を
思い出した。

きっとジェイソンやら
フレディーとかスクリームとか
そういうキャラへのオマージュも
確かにあったと思う。

his
そういうB級スプラッターを
楽しんだ記憶を
蘇らせてくれてマジでありがたい。

ラストにはほっこり、そして上手なポリコレ

ポリコレも自然と配慮しちゃうジェームズ・ワンの手腕について
と奇怪な映画ではありますが
ラストにはMCU的な
ヒーロー誕生譚のような作品にも
昇華されている本作。

どっかの『アナと雪の女王』の
ラストを彷彿させ、2人の愛が
ほっこりしてて心に沁みる。

his
ずっと肉親を欲してた彼女が肉親と一心同体でありながらそれが彼女をひたすら傷つけ、
最後は肉親ではない義理の妹からの愛と自身の愛で怪物に打ち勝つという
最高に熱いポリコレ。

冒頭から男性からDVを受けてた彼女が
ひたすら支配され搾取されてきた
彼女が最後には
自分自身を受け入れ
立ち上がり
そして一番身近にいた大切な人と
手を取り合うという展開が、
女性をフューチャーした
見事なポリコレで。
映画的には
イケメンがしっかり色気たっぷりに
アクション映画的アプローチで
描かれたのにも関わらず
彼が最後の最後では立ち向かえない
という状況も見事。

ジェームズ・ワン映画上手過ぎ

そしてメタファーも上手いジェームズ・ワン

映画がわかりやすいジェームズ・ワン
しっかりわかりづらい
メタファーもあったので
映画マニアの自分感動。

該当の部分は映画の序盤だから
そこまでネタバレじゃないか?

シアトルの隠された歴史を
ツアーするという存在。

これが映画の
主人公のマディソンの
隠された。
埋められた歴史を紐解くという
部分がかぶっていて
メタファーとして成立しているなと。
そしてそのさらったガイドの
おばさんもちゃんと意味があって
その二重の意味が映画的にも面白くて

ジェームズ・ワン本当に映画うますぎ

舞台設定のシアトルも
納得感持たせてるし、
歴史的な要素もフューチャーして
すごー。

でもネタが突出過ぎて、過剰でまとまりきってないし、
そこまで意味もなさないという部分がちょっとネックだね

his
そこが批評家の評価を下げる原因かね?

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 7.5/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 6.5/10
・上映時間と個人的趣味 7.8/10

76点

音楽が仰々しいですが、
これも何かしらのオマージュ?
ちょっと知識薄くてわからなかった。

むしろ逆にコメディだったのかも?

とりあえず見た人同士で
わいわいネタで盛り上がりながら
視聴会を設けたら
絶対盛り上がると思う映画でした。

ジェームズ・ワン監督
ありがとうございました。

レンタル

通販

his0809
3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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