★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2001年アメリカ海外ドラマ
キャスト
ネタバレ あらすじ
2021年7月1日U-NEXTにて鑑賞完了
伝説の海外ドラマ再鑑賞
以前1度鑑賞したのですが、
その時は感想を書かなかった。
前回
『WWⅡ最前線 カラーで蘇る 第二次世界大戦』
を見たので、せっかく
第二次世界大戦の知識を仕入れたので、
もっと楽しめるのではないかと思い
今回再鑑賞をすることにした。
テレビシリーズでは
インターネットムービー
データベースことIMDbにて
一番の高評価を得ているテレビドラマ。
製作総指揮を
スピルバーグとトム・ハンクスが
行っており、
映画業界からテレビ業界に
重鎮2人が道場破りしにきたような
作品で予算含めて異常で
全10話だが、
メンバーこそはE中隊だが、
それぞれの回で
主役が変わっており、
各キャラ視点での
第二次世界大戦の壮絶な戦いが
描かれている。
HBO高品質海外ドラマの先駆け
今では『ゲーム・オブ・スローンズ』など
凄まじい予算がかかった
映画と同規模の作品が数多く
出てきたが、
その先駆けは本作かなぁと。
戦争をテレビドラマでやるっていうことが
まずやっぱりすごいし、
ちゃんと戦争作品らしい
激戦も多くあるし、
ハラハラドキドキもする。
戦地の精神をすり減らす要素も
多数描かれていて、
マジで上質
中盤の回までマジで壮絶
8話以降は戦争末期のため、
激戦の戦争描写よりも
疲れ果てて精神異常来たし始めた
キャラクターたちの描写がメインに
なっていてそれはそれで見応えあるが、
それまでは毎回恐ろしい戦場がある。
1話こそは、
宿舎でのパワハラ訓練が描かれて
彼らの兄弟的絆の育が
1時間も描かれるが、
2話からは一気に地獄絵図。
かと思いきやあらすじで紹介した
駐屯地攻めの華麗な侵攻作戦があったり、
毎回地獄の展開が待っており、
どんどん仲間も死んでいく。
特に雪原あたりまで来ると
地獄感も際立ち、
仲間達がいなくなったことが
如実にわかる教会のシーンは
心が痛む。
しかし意外と多くのキャラが
生き残ってもいてそれぞれの
人生のエピローグが紹介されて
泣けてくる。
ちゃんとユダヤ収容所描写もある
スピルバーグと言えば
『シンドラーのリスト』なわけですが、
今作でも収容所描写あり。
結構唐突に描かれるけども
そこがメインではなくて、
その周囲のドイツ人も描いたりして、
ちょっと離れた地域で
こんな非道なことが行われていて、
それを救うというよりは、
解放することが人道であるという
ように決して英雄視もしてないし、
混乱を避けるために結局隔離する
ことにするなど
ドラマだからできる
ドライな描き方がすごくいい。
そういうリアルな戦争のやるせなさが本当に絶妙
8話以降はそういうやるせなさがメインで、
殺し合いことしてなかったはずなのに
なぜか戦友が死んでしまうことや、
彼らは正義の味方ではなく
あくまでも人間で、
ナチスの貴重な部品を容赦無く
盗んでいったりと
人間臭さもあっていい。
最高のドラマなのに名優化には繋がらない?
多くの大ヒットスターの
若かりし姿が拝める本作。
逆に本作からの大ヒットスターというのが
いないのが意外。
一応主役のダミアン・ルイスは
この後も『ホームランド』の主役にはなったが、
映画ではヒット作には恵まれず、
その他のキャストもブルを演じた人が
色々と海外ドラマに出ているようだが、
自分はあまり見かけない。
ニール・マクドノーさんは
よく見かけた気がする。
みんな素晴らしい演技の数々を披露しているのに
逆に本作には
・マイケル・ファスベンダー
・サイモン・ペッグ
・アンドリュー・スコット
・ジェームズ・マカヴォイ
・トム・ハーディ
がわずかに出演。
アンドリュー・スコット
ジェームズ・マカヴォイ
は登場回にて死亡という悲惨さ。
しかし10年後には彼らは
大作映画に出るほどの大物俳優なのだから
この差はなんだったのだろうか?
貴重なイケメン演技派俳優たちの若かりし頃がみれるという意味でも本作は偉大
何度見ても面白いが、何度見ても覚えられない
今回2回目の鑑賞なので
正直前回よりもキャラが誰が誰か
わかるようになって楽しめたが、
初見では正直キツかった記憶。
その戦争と内容のインパクトが
凄かったし感動したが、
キャラクターはいまいち把握できてなかった
そして
毎話めっちゃ濃い!
多分来年見ても話すっ飛んでて、
それでいて衝撃を受けるんだろうなぁと思う。
ただ1話がめっちゃ長いのがネック
クソ面白いが長いんだよなぁー。