◎マリリン7日間の恋 2012年度10本目◎

「イギリス映画界の舞台裏に突撃。」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-マリリン7日間の恋
イギリス2011年イギリスアメリカ共同制作アメリカ

出演
ミシェル・ウィリアムズ
(ブルーバレンタイン、ブロークバック・マウンテン、シャッターアイランド)
ドミニク・クーパー
(キャプテン・アメリカ・ザ・ファースト・アドベンチャー、17歳の肖像、デビルズ・ダブル -ある影武者の物語)
エマ・ワトソン
(ハリー・ポッターと死の秘宝PART2)
ジュディ・デンチ
(J・エドガー、007)
予告編

ドゥドゥッピ真面目なあらすじドゥドゥッピ
1956年のイギリス。
イギリスの上流階級出身のボンボンのボンクラで映画が大好きな青年コリンは、大学を卒業後、映画ばかり見ていた。特にマリリン・モンローの映画は大好きで、興奮した彼は、映画監督になるべく単身ロンドンに向かった。
職がないコリンは、ローレンス・オリヴェの映画製作事務所に居座り、その根気に負けてローレンスは彼を雇うことにする。
ローレンスがコリンに与えた仕事はアメリカの俳優マリリン・モンロー(ミシェル・ウィリアムズ)が出演する『王子と踊子』という映画の助監督の1人だった。
マリリンの来英会見から立ち会う事になったコリンは、大好きなマリリンを生で見れて大興奮。
途中で、衣装係(エマ・ワトソン)と恋愛関係になったりしたが、マリリンにコリンは夢中だった。
コリンは持ち前の器量を生かし、マリリンが滞在する住宅を用意したりと仕事も上手くこなす。
だが撮影現場でのマリリンは皆が想定する俳優ではなく、メソッド技法とイギリスの演技との対立、はたまたマリリンの精神安定剤の利用問題、家庭問題等の精神的問題で、撮影がまともに進む事無く、監督で主演のローレンスは、当初マリリンと恋仲になろうと想定していたのだが、彼女に嫌悪感を抱くことになる。
そんな中監督は、コリンをマリリンのお目付役として担当させるのだが…。
2012年4月10日鑑賞
ドゥドゥッピ感想ドゥドゥッピ
1957年の映画『王子と踊り子』というイギリス人摂行とアメリカ人が恋に落ちるラブコメ映画の下っ端助監督が主人公のなかなか面白い視点の映画。
アメリカから来英したマリリン・モンローの魔性の女的魅力を余す事無く映画内に内包しており、精神的な闇と打って変わっての薄幸の美少女。30歳とは考えられない天真爛漫さを体現したミシェル・ウィリアムズはまさしくマリリン・モンローを現代に復活させた類希なる演技力を本作でも発揮。
ゴールデン・グローブ賞主演女優賞コメディ・ミュージカル部門で受賞した。
またアカデミー賞でもノミネートしたのだが、メリル・ストリープのアカデミー賞会員の老害による人気の差で惜しくも敗北してしまった。「おのれ物真似おばさんめ!!」
マリリン・モンローの映画ほとんど知らんぞい。
そういえば、マリリン・モンローの映画は『お熱いのがお好き』ぐらいしか見た事がない。
しかもそこまで印象的でもなかったりするんだよね。
まぁーそれがこの映画に関係しているか?と聞かれたそこまで深刻でもない。
本作の主人公はマリリンではなく、映画が大好きなボンボンが「よし映画作るぞおれ!」で、ロンドンに来て、なんとか仕事貰ったら、まさかのマリリン・モンローの映画の仕事ゲット!!
という展開なわけです。
仕事ぶりは至って真面目ですが、マリリンの魅力に見事にやられて、二人だけの秘密の関係を持ってしまうという展開。
元々原作小説が別々にあって、一つはイギリス映画とアメリカ映画の違いによる陰湿な暴露本。マリリンが如何に俳優の仕事ぶりの手際が悪かったか?や彼女が如何に精神を病んでいたかという舞台裏。もう一つが映画の原題や邦題になっているマリリンとコリンの短い恋の話。
その二つを上手く足して、描いたのが本作というわけなのだよ。
そもそもマリリン・モンローがこんなにも情緒不安定であるということも筆者は初めて知ったかな?
でも『お熱いのがお好き』を鑑賞して記事を書いた際に、結構調べたからなかなか精神的に問題がある人だったのは、知っていたけど、ここまで人のセックスシンボルである人間が、いつでも折れてしまうような繊細な女性だったというのは、とても知るよしも無かったし、やはりどこか死に向かいつつある危うげな性格も印象的で、スキャンダラスで華やかな存在を想定すると30代らしいどこか大人めいた妖艶さも兼ね備えており、映画の撮影ではおどけた仕草が印象的だったりと、かなり本作を見るだけでマリリン・モンローの虚像に迫れると思えました。
主人公を映画が好きなボンクラ野郎を主人公にしているのは、映画好きとしては非常に嬉しい
イギリス映画の舞台裏を知れるし、助監督としての雑用庶務を結構普通に切り取っているのが印象的で、監督の怒りや、他の俳優陣や美術担当とのぶつかり合い、衣装係との恋やなかなか丁寧な作りだった。
またメソッド技法という精神からそのキャラクターになりきる演技技法にのめり込み撮影に迷惑をかけるマリリンの姿(勿論ミシェル・ウィリアムズだが)など、かなり見応えがある。
助監督との恋愛は少しあれだが、マリリンの性格を考慮うすればそういうのも考えられる。
その合間でもマリリンの人間性が見えてくるあたりが良い。
今年のアカデミー賞関係は「映画製作の舞台裏」が多いね。
気がつけば、アカデミー賞に関係する映画を結構見てきたが、なんだか映画製作の裏側を追った作品が多かったね。
その理由はいまいちわからんが『アーティスト』はトーキー映画に変わるサイレント映画業界のハリウッドの天国と地獄。
『ヒューゴと不思議な発明』ではフランス映画の始祖の一人でもあり映画にエンターテイメント性を与えたメリエスをリスペクトし、映画の勃興を最新技術の3Dを利用し現代に蘇らせ、メリエスの名前を近年の映画好きに再度認識させた一本。
に加えて本作。
ハリウッドはネタ切れして、自分たちの撮影風景を映画にしてやろう!!とでも考えたのか?(いや『アーティスト』はフランス映画だ。)
まぁーでも映画好きとしてはいずれも嬉しい限りですしね。
メモ得点メモ
8
普通に良作。
ローレンス・オリヴェを演じた俳優が『マイティー・ソー』の監督だったりする。(笑)
監督と主演の板挟みの役柄はお得意ですよね。
なかなかオススメの映画です。
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関連項目
◯アーティスト 2012年度7本目◯
☆ヒューゴの不思議な発明【3D版】2011年度150本目☆
☆マイティー・ソー【2D版】2011年度43本目☆

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