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◯【66点】ターミネーター ニュー・フェイト【解説 考察 :凄腕CG屋の怒涛の現実超越アクション】◯

ターミネーター:ニュー・フェイト

製作

2019年アメリカ映画

冒頭での大どんでん返しは
ありか?なしか?

製作

ジェームズ・キャメロン
アリータ: バトル・エンジェル
・ソラリス

監督

ティム・ミラー
デッドプール

キャスト

マッケンジー・デイヴィス
・ブレードランナー 2049
オデッセイ

リンダ・ハミルトン
・ターミネーター
ターミネーター2
・ダンテズ・ピーク

アーノルド・シュワルツェネッガー
・プレデター
・シックス・デイ
ターミネーター2
・イレイザー

ネタバレ あらすじ

1998年アメリカ。
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)と
ジョン・コナーは1997年に起きるはずだった
人工知能スカイネットの暴走をスカイネットを
作成してしまう人とその会社を破壊。

また未来からの暗殺者の液体型機械の
ターミネーターT1000を未来からきた
人型機械のターミネーターT800
(アーノルド・シュワルツェネッガー)と共に撃退
平和を手にした2人だったが、
スカイネットが未来から送り込んだ
新たなT800によりジョン・コナーは
殺害されてしまう。

そして時は過ぎ2020年。
スカイネットは生まれず、
平和な日常が続いていた。

メキシコの首都メキシコシティ。
この地に新型ターミネータのRev-9、
そして女性型ターミネーター?の
グレース(マッケンジー・デイヴィス)が
未来から転送される。
この地の車工場で働くラモス姉弟のもとに
Rev-9が彼らの父親に化けて現れる。
暗殺の束の間グレースの救援により
2人は危機を免れるが、
車での逃走中に弟のディエゴは死んでしまう。

液体と人型に分離することができるRev-9に
追い詰められる彼女を救ったのは、
年老いたサラ・コナーだった。

グレースはターミネーターではなく、
サイボーグ手術を受けた人間。
彼女はラモス姉弟の姉のダニエラを救うべく
未来からやってきた。

サラを置いてサラの車で逃げたが、
あっさりサラに見つかった2人は、
サラと対立しながらもお互いの過去を話し合い、
彼らはチームとなっていく。
またサラが何故未来からターミネーターが
襲撃したかを知れたのかを聞く、
謎の人物がジョンの名前を出して、
ターミネーターの転送先を連絡してくるのだった。

その発信先は、未来からきたグレースも
もしもの時の救援場所として指示があった場所だ。
3人はそこに向かうため、
メキシコからアメリカへ越境しようとするが、
Rev-9はメキシコの国境警備隊の内部に潜み、
世界中のカメラやドローンを駆使することが
できるため彼女たちの場所はばれてしまった。

2019年11月30日劇場鑑賞 2019年94本目



3,4,新起動,クロニクルズは全部無し

ジェームズ・キャメロンが製作に
何故か名を連ねた本作。
自分の思う『ターミネーター2』の続編を18年の
時を経てついに実現。

そんなわけでこれまで数多作られてきた『ターミネーター』を全て無視

されて製作された
『ターミネーター ニュー・フェイト』。
冒頭でネタバレだが、
以前から送られていたというT-800に
ジョン・コナーが殺害されるという、
シリーズのルールをぶち壊し。

スカイネットもTシリーズも一切現れない、
新たな人工AIが暴走し、
人類を抹殺される未来を止めるべく、
救世主となる人を殺すべく、
全く新たなターミネーターが現れ、
古参メンバーと共闘して戦う!!

監督には『デッドプール』を監督し、CGアニメスタジオのブラー・スタジオの設立者ティム・ミラー。

ちなみにブラー・スタジオは
Netflixオリジナルアニメの
『ラブ、デス&ロボット』を製作、
2020年には『ソニック・ザ・ムービー』を製作。
それ以外も超売れ筋の多額な資金をかけて
作ったアメリカの5分以上
ゲームCGトレーラーを多数制作している。
ゲームよりも面白かったりするんじゃないか?っ
てぐらいすごい映像の数々。

そんなCGのトップクリエイターが
『ターミネータ』を手掛けるわけだ!!

『ターミネーター』とは技術の映画だったのか。

というわけでティム・ミラーが監督の本作。
CG技術においては
アニメーターレベルの技量があるのか?
『デッドプール』にて
アクションのセンスは発揮されていて、
CGを用いたアクションに長けている部分が
垣間見られた。
そういうわけで今作もアクションと
CGという組み合わせはピカイチ。

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T-1000とは違うが人体を武器に
できるという部分で共通し、
腕を刃物に変形して戦う姿や、
グレースのアクションなどでの
豪快で危険な表現でのパワフルさが凄まじい。
さらにさらに、ターミネーターが骨組みの
スカルと液状人間体で別れる表現などもすごいし、
銀色メタリックからクロム調の黒がカッコ良かった。

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CG技術を駆使しまくった映画として面白かった

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荒唐無稽さが際立った。

CG技術が凄すぎる分、
なんでもかんでも理解不能に
ありえないシチュエーションでの戦いや
アクション表現の自由度が高すぎる。

生も死も超越した人間スケールの
アクションが多数ありすぎて、

リアリティーのラインがあやふやになっている。

できないことを具現化しすぎて、
面白みが薄くなってる気もする。
特に飛行中の輸送機での戦闘は、
やってることはすごいのだが、
動きとしては短調な、右へ左へ落ちるの繰り返し。
無重力という描写が挑戦的なのだが、
動きが短調で面白くない。
水中でのシーンも技術力の高さが目立つ一方、
アクションとしてはやはりすごいが、
シナリオ展開は別にというか。。

ただここでの意味としては
執拗なターミネーターの追跡に
立ち向かうという意味があるのだが、
それでも。。。気怠さがある。
あと暗いシーンが後半は多い。

SFアクション大作よりも鬼ごっこスリラーへ回帰

これは巷でもよく言われているが、
シリーズ1作目、2作目で描かれていた。
ターミネーターという

暗殺者から逃げる映画に回帰している

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無表情の追手であるRevが冷血でそれでいて最強。
任務を果たすだけのおそろしき兵器として
懐かしささえ感じる。
18年の時をへて、
ようやくシンプルなプロットに回帰したのか。

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また本来のキャメロンが望んでいた
強い女性の映画として、
改造人間のグレース、
そしてヒロインで主人公のダニエラが、
未来で救世主になるという、
サラの子供が救世主ではなく、
彼女自身が救世主というのは、
本来ならキャメロンが望んでいた
ものなのかもしれない。

第一印象

さて本作を楽しめるかは、
多分第一印象でだいたい決まるのかな?
T2を好きならT2後の展開があまりにも
最悪過ぎるだろ?ってなる。

まぁあれがなきゃ延々と
ジョン・コナーの物語として、『ターミネーター』は
進むこともなく、
いつもの展開になってします。
シリーズが前に進めない。
だからこの展開は
仕方ないことなのかもしれない。
でもT2って傑作じゃないですか?
否定するってそれねぇ。。。

多分このオープニング後の
T-800の展開とかもありえないなって思うよ。

それに完全にオリジナルの
展開始まっちゃうからねぇ。まぁだからこそ
追跡劇に回帰してていいんだけども。

『デッドプール』にアクション構成が似ていた。

さてさて『デッドプール』と監督が一緒の本作。
ふと思い出すと『デッドプール』の終盤の戦闘と
全体的な戦闘の構成が似ていたような。
両作ともに剣を使ったアクションが主体。

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また背後からの映像や、

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横からの流れるような2ディメンションの
見せ方を多用。
序盤と最終盤では鎖アクション。
確かデッドプールでもあったような気が。
CG技術の使い回し??
それとも監督の趣味かな?

結局は不要な続編

結局のところ製作に生みの親の
キャメロンがいたとしても、
ターミネーター2の続編であったとしても、
極端な展開で繋げたという面を考慮しても不要。
結局AIは暴走して、誰かしら救世主が現代にいて、
そして暗殺者は送られる。
それの繰り返しが、ずっとずっと続いてくだけで、
ただのエンタメ映画の金稼ぎでしかないなら、
いっそ作らなくてもよかったとも思う。
いろんなターミネーターの続編があったが、
個人的には『新起動』がネタな
アップデート要素あって好みだったなぁ。

ここでの問題は、
ディスクを集めるべきか?ということになって、
亜流だらけのターミネーターシリーズ。
1,2だけしか集めづらいよな。。。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 5/10
・映像のアプローチ 7.5/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

66点

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