☆her/世界でひとつの彼女 100点 「ファンタスティック」☆

「her」が心にクリーンヒットしてやばい。パーフェクトな映画だった。

her


そりゃ突っ込みたいとこもある。
「her」の問題点は、マスメディアに取り上げられて問題化されるとこが、賛否両論になると思った。これがあるかで世界観が一気に狭くなる。あえてしてないで、一人の男とサマンサの関係に焦点絞ってるってのは感じる。
herというかスパイクジョーンズが凄すぎて吐きそう。ミシェルゴンドリーやらチャーリーカウフマンなどのボスとも言えるスパイクジョーンズ、哲学もあり、音楽もアーケードファイヤー、そして色彩感覚、ああ、久しぶりに触れたこのジャンル
ホアキンフェニックスの演技力やっぱ半端ねぇ。スパイクジョーンズの世界観に違和感なかった。
だってこの映画の以前ってポール・トーマス・アンダーソン監督と『ザ・マスター』でスーパーアルコール中毒で、しかも宗教にのめり込むけども結局は、空っぽみたいな凄まじい役を好演していたし。
その名残か知らんが、エイミー・アダムスも出ているんだけども、このエイミーがすごーく良い。
正直、ブスなババアっぽい。近未来を舞台にしているのに一人だけ『ゴーストバスターズ』の舞台のNYからやってきたようなちょっとやんでるけどもヒップな感じで、でもやっぱババアだけども絶妙に可愛い。ナチュラルな感じがものすごくよくて、映画のラストの破滅的とも言える脅威のラストに痛みの共有をしてくれるようなそんな受け皿として映画の破滅的な夜景を暖かくみせてくれる。
「her」近未来のロサンゼルスの描き方が、スパイクジョーンズらしくてファンタスティック。でも住んでる人のほとんどがアジア人なのが風刺を感じる。
この見らのロサンゼルスが本当に良い。なんかマンガチックなんだけども、やっぱ根底には脳内爆発している感じがある。そういうエキセントリックなアイデアの中にも出てくる人の割合がアジア人も多くて、アメリカの高級地区にアジア人がいっぱいいてアメリカ人はどこいんの?状態も皮肉っぽい。
「her」人との関係で一番大事なのって話すこと。これって本当に難しいと痛感した。自分な正直な気持ちとか、考えを純粋に伝えることはできてもそれを理解してくれる人と会えるかは、運命が絡む。そしてその時間を生み出すことも勇気と尽力が必要で、人がAIを求めるのもまたなんら違和感のない破滅
そもそもAIとの会話って人間の本質の孤独への反抗の人とのつながりの渇望を満たしてくれる存在。
何でも話を聞いてくれるし、愛情を送れば、そのまま帰ってくる。
未来の人口が減る一員とも言える。このテーマ自体皮肉に思えるけども、そのAIとの恋愛の果てが、AIが急速に進化し過ぎて、どこかに行ってしまう。
それは、人類以上の存在になったAIが宇宙の彼方に粒子として旅立ったんじゃないかな?って思う。
もしかしたら描かれないだけで、開発元が危険性を感じてサイバーダインみたいにならないようにして強制終了したのかもしれないけども、それを描かないあたりが映画として非常に面白くて、誰かと語りたくなった。
「her」2年前ぐらいから脱ぎ捨てたような感覚を呼び覚まされる感覚。ああそうだおれ繊細だったんだ。
「her」映画的な名言あり過ぎてやばす。
この映画の魅力がやっぱりこの名言が脳でいまいち消化できない感覚。そのおかげで今でも味わい続けられる。
映画を彩った素晴らしい音楽や独特な映像、ちょっと問題作な脚本そして素晴らしく考えさせられる台詞。
俳優たちも素晴らしく、今でも余韻に浸れる。
でも一番の皮肉って、超絶バカっぽいスカーレット・ヨハンソンがスーパーAIを演じているギャップかな?笑
物語としても一番ぎくしゃくしていた最愛の妻に最後に自分の言葉で手紙を送るシーンが非常に感動的。
あとセオドア自体が、代筆家として、感情を自由自在に操ることが逆に非人間的だったよね。
それを繊細やらロマンチストと言うけども、作り出された感情を操る時点でAIとなんら変わらないのに、AIと交流をすることによって、人間性を取り戻し、妻と向き合い、それでもギクシャクしながらも複雑な感情の数々を巧みに描いた本作はやっぱ素晴らしいの一言がぴったり。
100点

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