光を求めて
製作
2019年アメリカ映画
クソ野郎VSクソ野郎
監督
ロバート・エガース
・ウィッチ
キャスト
ネタバレ あらすじ
2021年7月10日劇場鑑賞
2021年38本目
お金のかかったゴシックホラー
『ウィッチ』の監督の最新作が、
2年越しに日本にやってきたので
頑張って都心に行って劇場鑑賞してきた。
19世紀末の灯台を舞台に
演技派俳優のデフォーと
ティーンSFから演技派に移行して
実力派俳優になったパティンソンが
2人っきりの孤島で演技合戦の
古典的ホラー。
しかも白黒映画で画角が正方形という異常な攻めっぷり
そしてさらに異常なのが
この映画の為に灯台を立てている
IMDbにて灯台の製作写真
パンフに詳細情報載っているが、
IMDbではその写真が。。。
やってることは古典的ホラーの
サイコロジカル的側面が強いのに
製作費が異常に高くて豪華。
さすが気鋭のインディペンデント映画会社
A24の製作作品というだけある!!
ネタバレ:パワハラによるサイコロジカルスリラー
いやまぁそういう映画だったなぁと。
白黒で画面サイズ、演技合戦とありますが、
デフォーのパティンソンのいたぶり方が
なかなかのパワハラ。
2人っきりなのにパワハラ受けてて
極限の状態で精神異常をきたして
幻覚を見出して狂気の自体にどんどん
落ちて行くという。
まぁそこに酒という要素が
大幅に狂気を加速させていったと思いますが。
とりあえず2人の狂気の演技が凄い
ジャック・ニコルソンが2人状態か???
そして物語は
古典的物語たる
ギリシャ神話にもリンク。
デフォーのキャラが『白鯨』というのもあるが。
シンプルながらも
狂気っぷりが凄まじく
この手の低予算風ゴシックホラーの
醍醐味が十分に詰まっていてやばい。
映画の顛末的には
プロメテウスの火を手にして
その火で燃えてしまうという
メタファー的な側面も強く、
その灯台の火に
罪人は裁かれたとも取れる
余地が色々ある面白さ。
アクアマンになったデフォー
孤島と伝説という側面と
ストレスによる幻覚、
いやそもそものトーマスが
海の怪物だったのか??
実は罪人で人生をやり直したかった
ウィズローを捌きにきたのか?
時折デフォーが海の怪物として
描かれる姿は、
近年の作品である『アクアマン』に
出演したことで連想されたのかな?
と思ってしまうことも多かった。
より邪神に近い
ポセイドンの化身なのか??
神だけにその罪も知っているのか?
父の存在をより神格化して、
神殺しの物語にしたが。。。
という
そういうメタ的な考察も
絶賛生きてくる超良作なので、
映画好きな人は是非手に取って欲しい。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 9/10
・映像のアプローチ 8.5/10
・映画の美術面 10/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 9/10
・上映時間と個人的趣味 8/10
87点
音楽も濃かった。
この手のジャンル映画として
カタルシスを得られたなぁと思うのだが、
偏り過ぎだったような気もする。
あとパンフが分厚くて文章だらけで考察敷き詰められててクソヤバでした。
濃過ぎて読み返せば良いからブログ書く意欲無くす。
でも土かけられたり
人魚に陰茎があったりと
すっさまじく衝撃的な映画だった。
泥酔していたということで
翌朝すごいことになってたという記述が。。。