◯【72点】【解説 考察:】○
シェイクスピア風政治劇+黄金王宮+宇宙+テキサス?
★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2011年アメリカ映画
色んなもの盛り盛りの謎映画!!
監督
ケネス・ブラナー
・ヘンリー五世
・ハムレット
・から騒ぎ
・オリエント急行殺人事件
キャスト
ネタバレ あらすじ
2011年7月6日鑑賞
2011年度43本目
2021年7月27日自宅UHD鑑賞
2021年27本目
2021年UHDの感想
以下2011年7月作成記事
MCU第3弾は雷神ソー様
『アイアンマン2』に引き続き、
MCU第4弾。
鉄のハイテクアーマー
緑の怪物に続き、
今作ではなんと北欧神話を
題材にした神様の一人、
雷神ことソーの
アメリカンコミックの
実写映画化作品です。
マーベル社の
アメコミヒーロー映画としては、
代表作ではスパイダーマン
Xメン
ハルク
アイアンマン
ファンタスティック4
そこに満を持して登場したのが、
マーベルヒーローの中では
比較的に古くから活躍している
ソーなのです。
他にも、ブレイドやパニッシャー、
デアデビルやエレクトラ、
ゴーストライダーなどもあります。
ちなみにマーベルの映画会社を
ディズニーが買収したので、
今や彼らは
ディズニーヒーローでも
あるわけですね。
この時点ではパラマウントが配給。
本作後にキャプテンアメリカが公開
そしてその次に
ハルク、アイアンマン、
本作ソーが協力する映画
「アベンジャーズ」が
現在既に製作されているのだ。
※2011年7月時点のこと
アベンジャーズ計画始動
とりあえずそのソーなのですが
既存の実写アメコミ作品に比べると
能力値が桁違い。(笑)
だって、神様ですよ。(苦笑)
※正確には宇宙人。
その他のキャラクターは
鎧と馬鹿力と
パーフェクトソルジャーですよ。
そんなんが
立ち向かえるわけ無いでしょ?
でも大丈夫!!
本作には、
「アベンジャーズ」に繋がる。
むしろ「アベンジャーズ」を
作るためのような
お話となっているのですから。
そうですあのシールドなる
特殊機関が本編の大筋にがっつり
絡んでくるわけです。
厳密には「アベンジャーズ」の
前日談に近くなりつつあって、
ソーの設定を描いてるに
過ぎない部分がある。
またそのアベンジャーズの
敵となるキーキャラクターが
本作で出てくるわけです。
これまでとは異色なオリジンに
という風に本作は、
アイアンマンやインクレディブルハルク
はたまたスパイダーマンなどの
第1作目の映画とは、
少し異質な形の
ヒーロー誕生映画となっているわけです。
前述の作品たちは、
自分たちの世界のみで成長し敵が生まれ
そいつを倒して一区切りとなりますが
本作は中盤以降にがっつりと
「ソー」の独立した世界のみでない
世界のキャラクターたちが
「ソー」の物語を動かす
助けをします。
それは前述の作品で
例えるならスパイダーマンの
一作目で
ファンタスティックフォーが
出てくるようなものなのです。
そういう意味では、
思い切った選択を
制作側はしたことになると思います。
アイアンマン2の時は、
その要素が残念ではありましたが、
本作では彼らが核となっているので、
自分は迎合して見ることができました。
ですが思い切った選択は、
脚本のみではありませんでした。
それはケネス・ブラナーという監督の起用です。
シェイクスピア+アメコミエンタメ映画
正直言えば、彼は監督としては
若者の間では無名だと思いますし、
「ハムレット」という映画以外は、
有名な映画はないと思いますし、
またその映画自体
見た事が筆者はありません。
(その映画で主演監督を務め240分の長編になっているとか。)
ですが、彼の経歴が面白いのです。
彼はシェイク・スピアー関連の
会社に所属しているのです。
これは異色な組み合わせだなと。
MCUのプロデューサーすげぇ
既存のアメコミ映画となると
「アクション映画」
という概念が念頭にあり、
そういうのが得意と思われる
映画監督が起用されたり、
経験の浅いけどアクション寄りの
監督が起用されたりしていました。
その効果は個人的には
多いにあったと思います。
そういう意味で本作は
大変面白かったです。(笑)