武闘派兎再び
はじめに
製作
2021年アメリカオーストラリアイギリス映画
映画化の悪夢を自らもパロる強靭ぶり
監督
ウィル・グラック
・小悪魔はなぜモテる?!
・ステイ・フレンズ
・ピーターラビット
キャスト
ネタバレ あらすじ
2023年1月13日自宅Amazon prime版鑑賞
2023年5本目
長文なので以下から開いてください。
武闘派リアルうさぎが好きだ
えぇ。2023年の1月に見事に
COVID19に一家全員感染し症状も出てる中
何か1歳の娘と一緒に見れるものはないか
と思い見つけたのが本作。
元々前作の1はかなり好きだったから
映画感想リンク:◯【72点】ピーターラビット【解説 考察 :武闘派ウサギの映像革命】◯
監督は前作から続投。
てかアメリカで2000年代にラブコメで
普通に成功した監督の作品だったのか。
ピーターとトーマスのチグハグな
家族としての物語としては
ラブコメ作品での技術力の高さが
普通に映画の根幹としては
絶対有効なわけで
そのスキルが引き続き
活かされ前作よりも
取捨選択やブラッシュアップのある
本作は手堅い作品なんだなぁと
改めて思う。
さて今作は前作同様に
フルCGで生み出された
ピータたち喋る動物と
俳優が共存する不思議な映画。

昔はびっくり要素だったんだけど。
前作よりも厚い信頼が
生まれ始めてる
トーマスとピーター。
でも自分の父の仲間と思われる
人の登場により
自分のルーツか?
それとも家族という存在への
変化か???
というアイデンティティに
対する葛藤の物語。
新たな家族より帰属することに 前作程武闘派ではないものの
なるのか。
しかしそれもまた一つの落とし穴
だったりー。
街を所狭しと駆け巡る
スピリットは変わらず。
流し見しているだけでも目が楽しい
今回は吹き替え版にて鑑賞したけど
普通に面白かったなぁ。

謎演出は継続。
自分たちで映画化で原作アレンジをネタに
と今作の見てて
メタ的に面白かったのが
映画内で『ピーターラビット』の
映像化や原作を変更したコミックを作ろう
という展開になるわけですが
その会社が元来の牧歌的な
優しい雰囲気を漂白して
宇宙の要素やパリピっぽく
しちゃおうという
拝金至上主義の洗礼を受ける。
イヤイヤSONYお前らこそ
ピーターラビットを武闘派にしやがっただろう
と映画内では原作者の葛藤を描き
制作物という子供を守るため
お金を選ばずに
原作の雰囲気を守ったという
なかなかのメタ的なお話。
しかし自分自身もこの映画に見る前と
見た後ではピーターラビットという作品への
興味の度数が違うわけで
鑑賞以降の方が愛着が湧いている。
つまり
拝金至上主義での原作改変も
間違ったぁ選択じゃぁなかったわけですよ。
結局見やすさや親しみやすさで門戸を開いて
原作本来の良さを噛み締めるという
初心者向けとしての切り口としては
原作改変を推し進めようとする
会社員たちの発言は何も悪くない。
それを自然にメタとして混ぜるの
なかなかうまいなぁと
改めて思うのであった。
しかもちゃんと
その後会社員たちのふざけた発言で
仲間たちを救っていくわけで。。。。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.8/10
・映像のアプローチ 8.4/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 6.6/10
・上映時間と個人的趣味 7.8/10
79点
ドーナル・グリーソンと
ローズ・バーンさん相変わらずの
安定感で見事でした。
テンポも良くて普通に前作よりも面白かった。

『トランスフォーマー/リベンジ』最高!
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シマリスの映画とか
トムとジェリーとか
チップとデールとか
色々あるよねぇ