【感想】蒼穹のファフナー【さよなら青き日々よ】

蒼穹のファフナー

製作

2004年日本のテレビ向けアニメ

設定描写
一切無しだよ!

あらすじ

平和な日常が突如壊れる。

太平洋に浮かぶ島、その名は竜宮島。
西暦2146年のある日、この島に突如金色の未知の巨大生命体が襲来。
「あなたはそこにいますか?」その言葉を投げかける金色の巨大生物は、島に対して球状の紫の球を無数に発生させる、
その球の範囲内にあるものは消失してしまう。
平和だった島はその襲撃にたいして、適切に避難行動を行う。
一見すると長閑な孤島だった竜宮島はこの日が来ることを予測していた。
島は実は超巨大潜水艦が擬態したものだった。彼らは自らをアルヴィスと名乗り、金色の生命体フェストゥムと戦うための組織だった。
司令官の皆城公蔵は、対フェストゥム兵器のファフナーを使いフェストゥムの迎撃を指示、
召集されたパイロットだったがフェストゥムの攻撃により死亡してしまい、急遽島で暮らす14歳の学生の真壁一騎を召集。
彼は島で暮らす子供達の中で1番のファフナーの適性が高かった。
全てを知っていた幼馴染みの皆城公蔵の息子の皆城総士に促されるままファフナーのマークエルフに登場した一騎は、パイロットスーツ無しで登場するが、専用武器を駆使しフェストゥムを撃退。
一騎は世界の真実を知る。
日本はフェストゥムの襲撃により滅亡。
世界に残された人類はわずかで、生き残るべくアルヴィスは戦いの準備を行なっていた。
一騎は人類とフェストムの戦争に巻き込まれることになった。

戦いで犠牲になった総司令の皆城。次の司令官は一騎の父の真壁史彦。
彼は島のファフナーに乗ることができる適性の高い子供たちを招集し、訓練を施すことにする。
一騎たちはデザイナーズチルドレンで、ファフナーに乗り込むことができるフェストゥムの因子が遺伝子に組み込まれており、
人工子宮から生まれた存在である。
またファフナーに乗るたびにフェストゥムの攻撃の同化現象が進行してしまうため、
ファフナーに登場する回数は限界があり、過去のファフナーに登場したパイロットたちはその同化現象により存在が消えてしまった人が多数いる。

そんなギリギリの状況の中、一騎たち子供たちは総士の指示のままファフナーにのり、数名が命を散らしていき、
一騎は総士の真意を知らないため、2人の関係には溝が生まれていく。

ある日、学校の先生である狩谷由紀恵に誘われるまま島の外へ旅立つことになる。
彼女は残された人類の組織の新国連の軍事舞台の人類軍のスパイだった。人類軍への手土産として天才パイロットの一騎とファフナーを持ち帰った。
人類軍の基地では元アルヴィスの職員であるミツヒロ・バートランド、日野洋治は人類軍でファフナーを開発、
そこにはフェストゥムの最終決戦に向けて開発されていたマークザインの姿がった。
マークザインに一騎のファフナーのコアが移植されついに完成するが、
フェストゥムの襲撃に遭い基地は壊滅してしまう。
囚われていた一騎は、かつて一騎の母に同化したフェストゥムのミョルニアによりマークザインを託される。
フェストゥムの猛攻を退けたマークザインと一騎だったが、マークザインの暴走により一騎は同化現象に陥るが、そこで総士の抱えていた孤独や決意を知り、再誕するが、マークザインの圧倒的な力を使うたび一騎の体は蝕まれていくのであった。

同じ頃、竜宮島では人類軍が島そのものの戦力を徴収するために侵攻。
史彦は彼らの襲撃に降参をするが、島にあるミールの生まれ変わりのコアの生まれ変わりの皆城乙姫の力により、島は人類軍から解放されるが、フェストゥムの侵攻はより精度を増すのであった。

2019年10月14日YouTubeにて全話鑑賞完了



テレビシリーズ1期を見ればファフナーの設定の全てがわかると思った俺が馬鹿だった。

04年に地上波にて放送されたロボットアニメだが、
日曜日の深夜1時半という超深夜に放送されていたため、
知る人ぞ知る作品になってた感のある作品。
当時16歳だった自分としては、本作の存在は知らなくて、顔が『ガンダムSEED』ぐらいしか思っていなかったが、
スパロボKでの参戦時に比較的ダサいロボット群だが、謎の用語の数々や、容赦無く死んでいく仲間たちの数々に興味を抱き、
2期にあたる『エクゾダス』にて鑑賞をしたが、その難解さとは裏腹にハイクオリティな描写に心を奪われたが、
2期目の後半では、放送時間がたびたび変更になり持っていた録画機器の性能がおっかけ録画ができず、
録画失敗の数々によりまとめサイトのみの鑑賞に陥っていたが、
2019年よりテレビシリーズ3期目『ビヨンド』の劇場先行公開ではしっかりと鑑賞。
この度3期目の4話5話6話の先行公開に際して、過去シリーズYouTubeにて連続配信とあったので、
毎日公開されては鑑賞を繰り返し、ついに全話鑑賞!!

てっきりテレビシリーズを見れば、本シリーズの設定の謎部分が全て明かされるかと思いきや、
全く明かされなかったことにとりあえずびっくり。

第一話から突如フェストゥムの襲撃から始まり、突如パイロットになる主人公の一騎。
一騎の人物背景などは一切絵が描かず、そしてなぜフェストゥムは襲撃してくるのかもインサートでの抽象的な描写のみで、
表現という超びっくりな展開。

憶測:蒼穹のファフナーでやりたかったこと

憶測だが、本作はそういった人類と未知の生命体の戦いを主軸にした作品としてではなく、
人類滅亡の危機に瀕死、亡国の日本人の生き残りたちが、謎の戦艦アルヴィスの擬態した竜宮島でのノスタルジーと少年と少年同士の葛藤としての青春人間ドラマを主軸に、戦争に巻き込まれて命を散らし、はたまた寿命がくることを怯えるデザイナーズチルドレンたちの哀しき日々を描いた陰惨な作品として本作を描いたわけで、
ロボットアニメとしての作品としての魅力よりは、少年たちの葛藤を大事にしているため、
そういう世界観の設定などは度外視してしまったのかな?と思う。
悪くいえば庵野の『新世紀エヴァンゲリオン』のオルタナバージョンなのだが、
それが間延びして失敗している部分がある。
同化してしまえば、いなくなってしまえば、楽だけど、
それでも存在して個としてあることを主人公たちはのぞみ、生きるために戦う彼らに徐々に感情移入していき、
唐突に命を散らす仲間たちの姿に涙し、そして打ちひしがれる少年に涙したわけです。

ファフナーの個々のデザインもっとどうにかならなかったのか?

まぁロボットアニメとしてはディストピア青春群像劇としてのロボットは小道具なわけでして、
ファフナー自体のデザインは人間に近いガンダムのデザインに慣れてる自分としてはちょっと違和感。
しかし航空力学とかの空気抵抗のこととか考えるとこの面長なデザインはデザインで、愛着が湧いてくるのだが、
マークザインの別格なデザインはいいのだが、その他のデザインがほぼ個性がない。
衛の武装とかでのデザインや人類軍のファフナーなどは個性が出てきたが、咲良と剣司のデザインがなぁー。。。。
マークエルフもなんか微妙だったし。
良い点としては操縦方法は特になくパイロットの脳内での想像が行動になる設定。
無駄な天才パイロット描写がノイズにならなくて集中できますね。

変なテンポで全体の進行具合がおかしい

序盤は飛行機も結構出ていたが、途中から急になくなっていた。
まぁ中盤まで結構変なトーンで、テコ入れの如く急に一騎が島の外に出て、
だらだらしているうちに中盤になって、マークザインが登場。
そこからカノンや道世などの魅力的な登場人物が登場するが、
終盤にかけて一気に退場ラッシュなどの危機的な展開が多数。

声優が濃くて熱い

あと知らなかったが、1期だと弓子がヒロインで声優のゆかなさんの魅力が全開。
まぁ一騎の石井真さんと総士の喜安浩平さんもいい。
あとあとファイナルファンタジーXのリュックの松本まりかの圧倒的な活躍が本シリーズでは堪能できるので、
そういう意味では超おすすめです。

結局は補足がないとわかりづらい

最序盤の設定も含めて、ミールとは何か?フェストゥムとは何か?
北極の最終決戦?人類軍?
などなど物語が進むごとにより理解がしづらい要素が増えていく、
当時の人はどうやってこの難解な物語を紐解いたのか?
現在ではインターネットでの情報である程度補足できたが、
本作を全て理解するには小説やコミック、そしてドラマCDなどなど読み尽くさないと理解できないし、
今後のシリーズで描かれる情報があって、成立する部分もアニメ版では多数あるなぁと思った。
ただ群像劇としての感情論で物語は成立していて、個の存在であり続けることの戦いという部分を感じるだけでも、
この蒼穹のファフナーという作品としてのカタルシスは得られるのではないかと思った。

2期のパイロットたちすでに登場してたのか。

これは1期を見るまで知らなかったが、
里奈などは最序盤でもう登場しており、かなり長い期間ファフナーシリーズで尽力していたことを知る。
芹ちゃんは里奈とあんまり変わらないキャラデザだが、乙姫との交流が描かれたり、
佐々木望さんのヒロトもこの時点でも存在感がある。唯一暉が不在というかモブ。
特に2期のヒロトの顛末を知っているとより切なくなるが、今後は『閃光のハサウェイ』でもっと悲しいことが待ち受けてるわけで、
妙に盛り上がった。

総評

全体的にロボットアニメとしての盛り上がりは薄めだったが、
ロボットアニメの違う側面としての少年と戦争の命のやり取りでの感情論という側面ではかなり立った作品だったので、
面白いなと思った。

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