ブロークバック・マウンテン 2011年度12本目

「エデンに行った男たちのその後の20年間の恋物語。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-ブロークバック・マウンテン

アメリカ2004年アメリカ制作アメリカ
監督
アン・リー
(グリーン・デスティニー、ウッドストックがやってくる!)
出演
ヒース・レジャー
(ダークナイト、Dr.パルナサスの鏡)
ジェイク・ギレンホール
(ドニー・ダーコ、ゾディアック、プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂)
ミシェル・ウィリアムズ
(ブルー・バレンタイン)
アン・ハサウェイ
(プラダを着た悪魔)
予告

山STORY山
物語は1963年のアメリカの丁度真ん中のあたりの州で始まる。
ブロークバック・マウンテンという山で羊の放牧をワンシーズン見ている仕事の募集でイニス(ヒース・レジャー)と冒頭からゲイ風な浮き世人のジャック(ジェイク・ギレンホール)がやってきた。
二人は主から仕事を貰い、ワンシーズン二人きりで山に過ごすことになる。
徐々に仲良くなっていく、二人はジャックの誘いにイニスが乗ってしまったことにより肉体関係を持ってしまう。だが二人は更に親密になっていき、イニスはジャックを人間として初めて心を通わせた存在にしてしまう。
そして仕事が終わり、二人の関係は雇い主にばれてしまい、またいちゃいちゃしていた為何匹かの羊を失ってしまったのだった。
そしてお互い、自分たちの暮らしに帰っていった。あの山でのことは気の間違いだったと思うように。
そしてイニスは元々婚約していたアルマ(ミシェル・ウィリアムズ)と結婚をし、平穏な日々を送ろうとする、翌年ジャックはまたブロークバック・マウンテンの仕事を受けにくるが、勿論断られ、またイニスが着ていないことを知り、ショックを受ける。
そしてジャックも一夜の関係を共にした令嬢のラリーン(アン・ハサウェイ)と結婚。
二人は月日を重ねて行く、あの山での出来事から4年後。
イニスのもとに手紙が届く…。
2011年4月25日鑑賞
以前からずっと気になっていた作品。ただ、借りる勇気が無かった。
もし見たら、こういう感情が目覚めてしまわないか正直不安だった。一応、「ミルク」や「ウッドストックがやってくる!」は見たけど、この「ブロークバック・マウンテン」の方が、アカデミー賞に絡んだし、作品賞問題などもあったので、筆者はハイレベルなゲイ要素全快の映画だと思っていたのですが。
蓋を開けてみれば、乙女チックなカウボーイのホモ映画!!キラっ☆でした。
いやもう、意外でした。まぁーその起因は実際、主演のイニスのキャラクターのせいだと思います。
見ている最中個人的に思ったのですが、イニスというキャラクターは別にホモでは無いのです。
逆にジェイク・ギレンホール演じるジャックは大胆にゲイ野郎でして、そのゲイにイニスは心を開いただけなのです。
実際イニスというキャラクターは複雑だったと思います。イニスの背景を考えると牧場手伝いという当時でいうとやや田舎者(その後の生活からしても不器用で、新しいものを積極的に受け入れるタイプではないのがわかる。)で少し頑固で、人に心を開きずらいタイプの人間だったと思います。当時のアメリカで生きていて、厳しい環境を生きていたとも思えますし、とても男性的な男だったと思います。
そんな彼が、唯一心を開いたのが、ジャックというわけで、そのジャックとのあの山での時間は彼の人生において何よりも安らぎを得ることが出来て、結果的に彼を愛してしまったという、ごく自然に人間の摂理だったわけだと思います。
そこに試練である同性という要素が絡み、それに対して苦悩するイニスというわけです。
また20年という長いスパンを描いた作品である為、そういったイニスやジャックの人生も描かれている映画なのですが、一本気の通ったイニスは結婚しても上手く行かないというわけで、また複雑なことに妻はそのホモを知ってしまうというわけです。
ただここで擁護すべきなのは、イニスはゲイだった!!という要素は一切無く、切実に人を愛してしまったという形なわけです。
そういう複雑な要素が絡む中、ジャックは自由気ままで(ただイニスを愛している)、イニスを求めるものの、人生自体はそれなりに成功をつかむという皮肉な要素もありますが、彼自体の一番欲しいものは、イニスとの愛、つまりエデンに行くことだけが彼の幸せだったのですが、それがまぁー複雑な方向で、すれ違うという、なんとも見事な異色の恋愛映画でした。
映画全体を見ても面白いですが、製作面も面白いことに注目しましょう。
アン・リーは本作がハリウッドの二作目になります。グリーン・デスティニーで中国映画ですが世界的な評価を得た彼の次の作品はアメリカンコミックのハルクの映画化というわけですが、アメリカ人でも無いのにアメリカのヒーローの映画を作るわけですが、ハルクの人間面ばかりを描いて、アクション映画として全く面白くないという酷評を頂き、そんな中アメリカで撮ったのは、自身の性癖でもある「同性愛」の映画というわけです。
この映画の成功のおかげか、日本ではなかなか公開されなかった「ウッド・ストックがやってくる!」なども撮ることになって、そっちもこっちよりハードな無名俳優のゲイシーンがあります。おえ。
そうそう本作は何にせよ、映像が素晴らしく美しい。
ブロークバック・マウンテンのシーンは全てが映画的には見所です。その他のシーンも良い映像が目白押しで、「イン・トゥ・ザ・ワイルド」好きにはおすすめです。DVDで見たことが残念だ。
また俳優たちの名演も忘れては行けない。
特に複雑な内面を抱えた、ヒース・レジャー。男とのラブシーンもあるのによくここまで感動的に演じてくれた。彼の全部のシーンが見所だし、今は亡き存在だし。そういう意味で必聴の作品になりつつある。
そしてやはり、ジェイク・ギレンホールの演技にも注目したい。冒頭からイニスに色目を使ったりと、少し露骨ではあるが、本人にそっちの毛が無いなら、かなりの凄さだ。ベッドシーンはほとんど彼からの誘惑だし。
そうそうこの映画かなり笑えたりもする。
二人がブロークバック・マウンテンではしゃぐシーンは、まさに子供。
大人なのに子供で、なんか二人の考え方がむしろ乙女とさえ思えてかなり笑える。いちゃいちゃも子供っぽいし、むしろ特殊な愛とは、そういう形に戻ってしまうものなのだろうか?
個人的にはイニスのストレスの抑圧での退化傾向とも思える。この映画の時代では、ゲイなんて今以上に迫害の的だし。
そしてそれが二人で唯一許されたのが、約束の地であるブロークバック・マウンテンなのだ。なんとも夢想的な映画だ。
こういった、見づらい要素はあるものの、実はそれ以上にお宝映像があるのも事実、今をときめく女優たちのおっぱいが拝めるというわけだ
ダークナイトの続編でキャット・ウーマンになるアン・ハサウェイのピンク色の乳輪と真っ白で以外と豊満なおっぱい

ブルーバレンタインで評価の高いちょっと幼げな可愛いミシェル・ウィリアムズのおっぱいが拝めるのだ!!
正直映画好きの男子ならそれを見る為に、このゲイ映画を見ても問題は無いと俺は思う。
恥ずかしくて笑えるシーンいっぱいあるし。
メモ得点メモ
7
ただね。ラストがねー。微妙過ぎる。なんか、ここまで壮大に20年も描いた作品の幕切れが、ああいった形で終わるとは少し、納得できない。ただただイニスが可哀想で乙女チックだし。暗喩に同性愛とはこういうものだって描いていたのだろうか?うーん。
こういう同性愛を扱った映画としては「ミルク」の方が優れていたような気がした。
あとは音楽がとても印象的で最高だった。映像もね。初回のバック攻めは退いた。(笑)

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