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◯【73点】エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス【解説 考察:全ての次元の中いつどこであっても家族であり続けるものたち】◯

全ての次元の中いつどこであっても

はじめに

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

製作

2022年アメリカ映画

家族であり続けるものたち

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製作

ルッソ兄弟
・21ブリッジ
グレイマン
タイラー・レイク -命の奪還-

キャスト

キャスト一覧
ミシェール・ヨー
グリーン・デスティニー
・007 トゥモロー・ネバー・ダイ
クレイジー・リッチ!
シャン・チー/テン・リングスの伝説

キー・ホイ・クァン
・インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説
グーニーズ

ステファニー・スー
・マーベラス・ミセス・メイゼル
・The Path
・Girl Code

ジェームズ・ホン
・ゴーストハンターズ
・地球が静止する日
・フライングハイ
・ゴールデン・チャイルド

ジェイミー・リー・カーティス
・ハロウィン KILLS
・ハロウィンH20
・トゥルーライズ
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
アメリカの多分ニューヨーク近郊。
中国から移住してきた
ウェイモンド(キー・ホイ・クァン)と
エヴリン(ミシェル・ヨー)の夫婦は
長年コインランドリーを営んでいた。

この度エヴリンの父親の誕生日と
大晦日のイベントを開こうと
父のゴンゴン(ジェームズ・ホン)を
中国から呼び寄せたエヴリン。

しかし当日。
エヴリンにはある課題が
差し迫っていた。

店の税金の監査の為
国税庁に招集をかけられていた。
イラたちながらも通常営業を
行う一家だったが
底に彼らの娘ジョイ(ステファニー・スー)
がやってくる。
彼女は同性愛者で恋人の
ベッキーと一緒にやってきた。
しかしエヴリンは娘のことをよく
思っていたなかった。
大学も中退していることもあり
2人の仲は険悪だった。
そしてゴンゴンは同性愛を
認めないと思い小言を言われるのが
エヴリンは嫌だった。

夫のウェイモンドは用量が悪く
税金の件もままならず
家族のことでも頼りにならない。

愛想よくエヴリンを支える
ウェイモンドはあることを
考えていた。
それはエヴリンとの離婚を
考えていた。
妻として女性としての関係も
うまくいかないことを気にかけ
離婚をしないにしても
友人からアドバイスを受けて
きっかけとして離婚を切り出し
彼女にそのことを顧みて欲しかった。

とエヴリンはベッキーのことを
ゴンゴンにベッキーの友達と紹介し
同性愛を差別するエヴリンに非常に
腹を立てランドリーから出ていく。

だがその時ウェイモンドに異変が
起き始める。
彼の行動がやたら素早くなっていく。

そして彼女たちは国税庁に行く。
本来ならジョイが通訳として
立ち会うことになっていたが
喧嘩をしたことでそれもままならに。
フロアに向かう最中
ウェイモンドの人格は突如変化。
彼はエヴリンに特殊装置を耳に付けさせ
メモを渡す。

国税庁の担当のディアドラ
(ジェイミー・リー・カーティス)に
異常な箇所を大胆に指摘されてしまう。
しかしエヴリンは同様し
装置のことを思い出し
その装置を起動させたことで
別次元の自分とリンクしてしまう。

そこでは目の前にウェイモンドが
現れ次元全てに危機感が迫っている
ことを告げられるのであった。

その全次元を救うことができるのは
この次元のエヴリンだけだというのだ。

エヴリンは動揺しディアドラとの会話も
上の空になってしまう。

しかしウェイモンドのフォローにより
ディアドラから今日の午後まで
待ってもらうことを了承してもらう。

別次元では悪の手先になったディアドラが
現れたことでウェイモンドと
エヴリンは殺されてしまう。
しかしウェイモンドはこの次元の
ウェイモンドの意識を乗っ取ることができ
会話は続くのであった。

ジョブ・トゥバキという
全ての次元の自分の可能性を取得した
存在により全次元が終焉を迎えようと
するのをジョブ・トゥバキを生み出した
次元ことアルファバースのウェイモンド
たちはジョブを倒そうとしていた。

しかしジョブの魔の手はこの次元にも
迫っていたのであった。

そんな最中エヴリンは混乱の果てに
自制が効かなくなってしまい
ディアドラに暴力を振るってしまう。
その結果警備員たちに追われる
ことになってしまった彼ら。
ウェイモンドに撃退ができたわけだが
ディアドラもまたジョブの手先として
覚醒してしまいエヴリンたちは危機に。
ウェイモンドの助言により
別次元のカンフースターになった
自分の力を手にしたエヴリンは
ディアドラを撃退するのだが
ジョブの魔の手は迫る。

そんな最中ジョイが彼らの前に
現れる。
ジョブの正体は別次元のジョイだった。
ジョブは彼女たちを抹殺すべく
襲撃を行うのだがジョイは
この次元のエヴリンを見て
対話の可能性に気づき
手を緩めるのだが
別次元のゴンゴンにより
ジョブになり変わる前の
ジョイの殺害を支持され
エヴリンはそれを拒み
三つ巴の戦いに発展していくのであった。

そして別次元のエヴリンと繋がるエヴリン。
この次元ではうまいこと
税金の監査を先延ばしにできた世界だ。
午後の監査の予定だったが
彼女たちはゴンゴンの誕生日会を
開催するのであった。
しかしエヴリンはある決断をする。

2023年3月3日劇場鑑賞
2023年12本目




中年ババァが全ての次元を制する日

監督は『スイス・アーミー・マン』の
ダニエルコンビ。

製作は
MCUのインフィニティ・サーガの
完結たる『アベンジャーズ/エンドゲーム』を
生み出したルッソ兄弟が
これまでのMCU共演者とは縁を切って
本格的な映画製作を開始!!
まさかのアジアンSFダァ!

出演は香港でも
ハリウッドでも大活躍の
マレーシア人のミシェール・ヨーさん。

相方には30年ぶりに映画に本格復帰した
キー・ホイ・クァン。

アメリカに移民して
なんとか暮らしている中国人の
エヴリンが突如、

全世界を超えた全次元を救う存在へと
変貌してしまうという
アクションコメディのような
家族の物語。

賞レースでも作品賞として多くノミネートし
ミシェール・ヨー
キー・ホイ・クァン
は多数の賞を受賞。
アカデミー賞にも多数ノミネート。

北米の批評家評価も高く
Metascoreは81点という
高評価作品で
一時期はIMDbTOP250にも
入っていたほどの高評価作品。

そんなわけで鑑賞しました。

マルチバースの集大成先にやっときました

マルチバースと言えば
2023年時点では
現在進行形で
MCUが2021年から
多次元の設定を開放し
2025年の『アベンジャーズ』の
最新作に向けて
世界観を拡張中なわけだが

コミックとしてはDCさんや
マーベルさんがクロスオーバーや
世界観のリセットの為に
大型イベントとして
しょっちゅうやってたり
別次元の正義の味方が敵として
頻繁に攻めて来たり
頻繁に次元の破壊者がいたりと
そっちの方ではしっかり
やってたわけですが
映画の方では複雑過ぎるから
複雑でオタク過ぎるから
SFとしても避けてた印象だったが

『アベンジャーズ』に先駆けて
ルッソ兄弟がガッツリ
終演させてて笑う。

『マトリックス』風な別次元の流用

『マトリックス』でお馴染みですが
脳内にソフトを直接インストール
することで登場人物が
カンフーの達人や
銃火器の達人に
すぐになれるわけですが
そこのオマージュなのか
特殊な装置を装備して
状況にそぐわな過ぎる
ありえないことをすると
別次元の自分に意識を飛ばして
シンクロすることができて
その次元の自分の手にした
能力を使えるという

謎の設定

そしてこの次元のエヴリンは
普通の人では脳が壊れてしまうはず
なのだが全ての可能性を手に
できなかった為
逆に全ての次元の可能性を
得ることできるという
クソ残念な存在なのだが
その残念さのおかげで
全次元の消滅の危機から
同様に全ての次元の
能力を使える実の娘の
ジョイから全次元を救うことが
できるという

超荒唐無稽なお話

『スイス・アーミーマン』の下品な感じがありならば。。。

と上記の設定の
状況にそぐわな過ぎる
ありえないことをすると

というのが

今作の個性であり
今作の賛否両論ポイントの一つ

カンフー使いになるにしても
その場で愛の告白やら
おしっこ漏らしたりと
凄まじく下劣で低俗なことを
要求してくるわけである。

『シャンチー』にてめちゃめちゃ
粋だった武術マスターさんの
中身とその兄がタッグを組んで
ミシェル・ヨーと戦うシーンでは
けつの穴にトロフィーというか
ディルドをブッ込もうと
奮戦するという
狙ったようなカオスさに
冷ややかに見てしまった。

his
そうだったこの監督、ハリーポッターを死体にしてオナラで海を渡らせた人たちだった。

根本的なお下劣さは
あんまり変わらず。
そこに確かにカンフーこそ
あるのだが
根本にあるのは悪ふざけ
だったのだ。

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LGBTネタにもなる
ジョイの殺陣では武器を
ペニスバンドにしていたりと
真顔で変態をぶっ込んでくるのだった。

多くの映画の集合体という難しさ

とこの映画
監督の映画愛というものや
そのサンプリングの巧みさは
目を見張るものがある。

ミシェル・ヨーのキャリアを
彷彿させるような
カンフー使いっぷりや

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その果てのウォン・カーウァイの
ノスタルジーのある恋愛映画だったり

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何故か『レミーのおいしいレストラン』を
アライグマにパロディったりとか

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『2001年宇宙の旅』の冒頭を
謎の指がソーセージになった世界として
描いてしまったり。

前述の『マトリックス』の再現のような
インストールの船内のインストールネタ

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マトリックスリローテッドの展開の
再現のような件だったりと

別次元のネタとしては
絶対的なオリジナリティというのは
なかったような気もするし
ある種ご都合主義的な要素もあったように
思えてくるところはある。

そしてそれをシリアスなアクション
ではなくてギャグに寄せてるのも
微妙なところもあるんだなぁと。

特に後半まではその下劣ギャグ要素も多いアクションで
落とし所も見えず不安要素たっぷりだった

混沌の中でも揺らがない力

と不安いっぱいだった状況を
変えたのは無力だった旦那。

ある種その辺りのエモさは
『エターナル・サンシャイン』さえ
彷彿させてくる揺るぎなさがある。
どの次元にいても
君と一緒にいたいと思う。
そしてどの次元においても
彼が使える最大の武器は
親切心や思いやる気持ち。

無能だと思っていた夫
自分を中国から連れてきて
不幸にした元凶だった夫は
最大の親切心で陰ながら
妻を支えているし
どの時空でも思い遣ってくれる。

どの時空でも娘とうまく
やっていくことができず
虚無に陥ろうと願う娘ともう一度
家族であろうとする力を
夫から手にし
暴力ではない
別次元でも変わらない
人間の深層欲求を見つけ
満たすことに取り組む

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生か死ではない対話の向こうの
満たされあう関係の提示を
多次元とリンクしたエヴリンは
見つけ出すことに成功し
親切心という強大な力で
娘との最後の対話に臨む。

人生のステージによって感想が変わりそうな一作

親はわかってくれない。
娘はわかってくれない。
夫は稼ぎもないし私を満たしてくれない。
妻は話を聞いてくれない。
父親の求める娘になれなかった。
娘は出来損ないだ。

それでも家族というものには
人生というもにのには
素晴らしい瞬間は確かにあって
それを思い出させてくれるし
私たちがもう少しだけ優しくなれれば
諦めなければ
それでも一緒にいることを諦めなければ
何かちょっとだけいいことは
起こるかもしれないし。
それでも家族でい続けたいという
欲求はある。

多次元を超越し何度でもやさしさで
立ち向かうことを覚えたエヴリンは
それぞれの多次元の課題を乗り越え
虚無の彼方にいる娘を救い
もう一度家族として生きようとする。

こうまで世代間の普遍的な家族の悩みに
対してそれこそマルチに提示し
それぞれの印象を与えてくれるとは
思いもよらなかった。

そして根本的には男の自分には
わからないが
母と娘という
絶対的に存在する確執に対しての
再生の物語として
娘側ではなく母親側の物語として
終結させるとこが新しいのかと。

それこそある種『アベンジャーズ』の
最新作が描こうとしていた未来だったの
かもしれないじゃないか。

his
自分はダメ夫が「それでも俺なりにいつも戦っているんだ」みたいな発言にやられました
まぁでも結局このLGBTのご時世で
夫がキーマンなのかよ!
なんて思ったりしたりもした。

多次元のドラマの締めかたが

と気がつけば壮大に物語を
まとめ上げ
全ての次元を愛いっぱいにした
わけですがなんかこの
マルチな感じテレンス・マリック
っぽいなぁと思えるほどだった。

わけがわかんなかったりもする

と無茶苦茶なことを
家族の再生ということで
終わらせたような気がする本作。

そいえばこの映画の舞台だった場所って
その後どうなってしまったのか?
別次元の国税庁で戦わなかった次元に
物語は完全にシフトして
家族は再生したが
エヴリンは全ての次元を同時に生きる
ことになってしまったという
複雑なオチがついたと思うが
じゃあ映画の舞台だった次元は??
投獄されてしまったとかなのだろうか?

マルチバースを画面サイズでアレンジ

正直見づらさもあったが
多次元のシーンで画面サイズを
コロコロ変えていた。

これすっごく絶妙で
IMAXとかだったらインパクト
ありそうだったがシネコンとかは
もはやカーテンも動かさずに
黒幕が見えてるわけで
そこが増えたり減ったりと
なんだか気持ち悪くもある。

家庭で見たらまたちがうのか???
しかし工夫がすごいぜ全く。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.9/10
・映像のアプローチ 7.8/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 7.5/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

73点

別次元のジャンプのシーンに
使われた映像が凄まじい量で
クソヤバだった。

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しかしなんだか
そこまでツボらなかったなぁと
思ったりもする。
アジア人移民1世と2世の物語としては
違うわけだし
カンフーもそれ本当に必要なのか?

映画のオマージュの数々も必要なのか?
ソーセージの世界は確かに
舞台装置として必要だったと思う。
と根本的に乗れてなかったのかもしれない。

アカデミー賞作品賞受賞

2023年3月15日追記。
今作が作品賞受賞するとは
全く思わなかった。

アムロ・レイが言っていた

だから世界に人の心の光を見せなけりゃならないんだろ!

ということなのだろうか?

映画感想リンク:☆【93点】機動戦士ガンダム 逆襲のシャア【人気記事 解説 考察 :4DX版とUHD BDの感想追加!!】☆

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

☆【93点】機動戦士ガンダム 逆襲のシャア【人気記事 解説 考察 :4DX版とUHD BDの感想追加!!】☆

異次元の力を使って
人本来の思いやる気持ちを
もう一度取り戻して
世界をよくしようと
アカデミー会員からのメッセージなのか?

個人的には『パラサイト』はおいておいて
直近のアメリカ移民1世の
アジア人の家族の苦悩のような
物語が今まさにアカデミー賞にて
トレンドだったのを今回ので
終わりにしたい。
というのが潜んでいたのかなぁ?
と思ったりするんです。

直近の『ミナリ』での
助演女優賞の受賞や
『フェア・ウェル』での
ノミネートだったり
『クレイジー・リッチ』での
成功だったり。
直近ではピクサーも
『私ときどきレッサーパンダ』にて
アジア系の親との確執の辛さのような
トレンドが絶対あったと思うんだよな。

それもひとまず集大成として
次のLGBTや障害者に対する焦点の
ターニングポイントとして
政治的な目論見あったと思うんだよな。

ただ2023年の作品賞に
めちゃめちゃふさわしい映画が
2022年同様になくって
前作は障害者に対しての拾い上げ
のようなのを消去法で
行ってしまったように
思えたしなぁ。

ただ映画の技術としては
『イニシェリン島の精霊』が
すごかったからなぁ。
映画評論家の解説とか
聞きたいわぁ。。。

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