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レポゼッション・メン 2010年度99本目

「ジュード・ロウがアクションスター化した喜びと現代に未来世紀ブラジルが復活した気がする喜び。」

$果てしない未来へ~seasonⅤ~-レポゼッション・メン

アメリカ2010年アメリカ制作アメリカ
出演
ジュード・ロウ
(シャーロック・ホームズ)
フォレスト・ウィッテカー
(バンテージ・ポイント)
リーヴ・シュレイバー
(ウルヴァリン:X-MEN ZERO)
予告

ドクロSTORYドクロ
人工臓器が生み出された世界でのお話。
ただその人工臓器がクソ高く、お金を払えない人が続出、さおれならローン制がご安心。
もし払えなくても大丈夫3ヶ月過ぎなければ、ヤツラは現れませんから、でももし更に遅れた時彼らはやってくる。人工臓器回収屋、レポメンが。
昔からの悪友であるレミー(ジュード・ロウ)とジェリー(フォレスト・ウィッテカー)は、優秀なレポメンだった。
だがレミーの妻は人殺しが仕事なので夫婦仲は悪くなっていた。
レミーは家族の為に、違う部署に移ろうと願いでて、最後のレポに向かうが、そこで事故に遭い、心臓が人工臓器になってしまう。多額の報酬の為、またレポをすることにするのだが、以前のように上手く動くことが出来ず、ついに返済を滞納してしまい、レミーはスラムへと逃げる。
2010年11月12日鑑賞
ドクロ感想ドクロ
劇場公開時、それなりに見たかったけど行かなかった一本。見なくて正解だったかは正直わからないけど、オレ個人としては、この映画大部好きです。
面白いか?面白くないかと言えば、面白いとは思うが、その前に言いたいのは、
オチを知ってから見るべきだ!!
この逆説な発言は、本作を真剣に見て、オチを見て非常にがっかりしたという人が山ほどいるからで、またそのオチに対して「またこのオチかもうこういうのは辞めてくれ!!」という極端な見解で映画を判断している人が多過ぎる。
正直この映画のオチは、やや良くないが、それ以上にウィテカーさんとかジュード・ロウとか、近未来とかグロとか、もう少しピックアップするべき点もある。
それにもっと大事なことに気づいて欲しい。
本作は近未来の世界でオチが言ってしまうが、夢オチ。
この関係は、もっと昔に描かれたカルト映画と一緒である。
未来世紀ブラジル
と。
そういうわけで感想書いていきたいと思います。
本作は正直ウケール映画です。
運良く自分は、オチを見る前に知ってしまい、そのあっぱれさが、もはや未来世紀ブラジルだ!!という話も知ってしまっていたので、そういうウケール映画だと認識していました。
舞台設定の近未来。自分近未来映画って好きなんですよね。アイロボットしかり、サロゲートしかりトゥモローワールドしかり、未来っていう世界の描き方って全てが個性的で、本作もまさにそれで、この面については、ブレードランナーに似ている。あの摩天楼が素敵。
配役について思うのが、ウィテカーさんって、ブラザーな役も上手いんだ!!という点。
ジュード・ロウの悪友として出演しているウィテカーさん。彼って個人的には、アカデミー賞撮った、キングオブスコットランド?だっけ?あれの独裁者というイメージが自身の中に強くて、それ以外ではバンテージポイントでのカメラ持ったお父さん。40過ぎのおっさんのイメージが強いのに、悪友でブラザーという意外な役を普通に好演している。しかも本作はその要素がすっごく大きくて、全てにおいてウィテカーさんの役が本作のキーになっている。
そんで本作を近未来にしたのは人工臓器のせいというか、それとウィテカーさんのお話とも言えるわけです。その臓器のぶっ飛んだデザインは、妙に未来世紀ブラジルチックで、とても臓器とは思えない異質なものを臓器として扱う演出からして、どこか終盤の要素に絡んでいるとも取れる。
そこから話がサスペンスになるのですが、その要素がとても薄い。
主人公は、自身も人工臓器になってしまい、それ以来滞納者から臓器を奪えなくなってしまい、自身も目にくまが出来てしまい、破滅していく。
という展開になるのですが、その要因からそこに繋がるのは少々おかしい気もする。
営業になって「金払わなかったらお前らは暗殺者に殺されるんだよ!!」と客にあたるのも、おかしいと思う。
それで自身も滞納して、追う側から追われる側になって、行きずりの女と逃走そして今度は、立ち向かうことになるんだが、それもまたおかしいような気もする。
そのような物語に矛盾が多く、それ以上にグロい描写を執拗に描くのがとても微妙。
だがそこへの疑問は、ジュード・ロウのセクシーさでカバー出来ているので問題は無いと思う。
とりあえず、やっぱりジュード・ロウはカッコいいのだ。
正直、逃走しだしたら健康になるジュード・ロウはおかしいけど、筋肉ムキムキで、アクションスターの様な装備や暗殺者のような振る舞いはすこぶる英国紳士的でセクシーだ。その相棒がウイテカーってのもまた良い。
そんなこんなでウィテカーと死闘をしたジュード・ロウを気を失い、目覚めたジュード・ロウは、あることを思いつく!!
もう逃げられないから、全てのデータを抹消するんだ!!
なんという幼稚な考え方!!
そこから二人の戦いが始まる!!
駅では、もう会えないと思った息子と妻が、妻は相変わらず主人公が嫌いで騒いでいると、なんと息子がスタンガンで妻を失神さす。流石我が息子だ!!息子に暴露本の原稿を渡し、本拠地へ乗り込む。
ピンクの扉の前には屈強な兵隊がいる。レミーは、超人的なアクションで敵を八つ裂きにする/(超人的なカメラの動きも見逃せない!!)ピンクの扉の向こうには、真っ白な部屋とバーコードリーダーが!!追いかけるジュリーと彼らの上司。
レミーと彼女は、自身の体にバーコードリーダーを直接差し込み、返却したことにする。(とてもグロテスクに)
そこにジェリーと上司が。
その光景を見たジュリーは上司を刺殺!!
「レミー一緒にここを出よう!!」
「おお!!親友!!」
二人は本拠地を破壊し南国へ!!
と…。お気づきだと思うが、これこそが問題のあれだ。
随分荒唐無稽な話だと思うが、だからこそ良いと自分は思った。
このシーンはつまり、レミーの理想。だからこそこのシーンのジュード・ロウの演技はとてもヒーロー気取りで、オールドボーイもビックリの超人的な殺陣も披露してくれる。
またさっきまでのウィテカーさんと違い、親友を熱演。
そのやりたい放題さに自分は感激しました。(笑)
でー。まぁーそういうわけで、あれがあーなるんですが、実際その要素は前半にちらり、後半にちらりと結構出てて、だから正直予測しながら本編を見ていれば、物語の意図も感じられると思うんですよね。
でも本作で一番大事だったのは、ウィテカーさん。ジェリーだと思うんですよ。
物語はレミー主体ですが、主役はジェリーだったと思うんですよね。
そのジェリーの哀愁が、心に響くのとレミーの超人的な活躍とあの虚無感。
その感じがなんか未来世紀ブラジルをリスペクトしている映画になったと思えるんですよね。
映画としての内容は単純にこっちの方が面白いですが、混沌として感じはやっぱり未来世紀ブラジルの方が上だな。
メモ得点メモ
9点
すっごい高得点だけど、気にしないで。
この映画は多分内容知っている方が楽しめると思う。むしろどこから「あれ」なのかを考えると色々矛盾しているから至る所から「あれ」な気がして楽しめる。(笑)
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