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△【58点】ワンダーウーマン【解説 考察 :価値観のアップデートで凡作へ落ちぶれた】△

ワンダーウーマン

製作

2017年アメリカ映画

風化速度早すぎた
大ヒット女性スーパーヒーロー映画

監督

パティ・ジェンキンス
ワンダーウーマン 1984
・モンスター

キャスト

ガル・ガドット
ワンダーウーマン 1984
・ナイル殺人事件
ワイルド・スピード EURO MISSION

クリス・パイン
スター・トレック
ワンダーウーマン 1984
スター・トレック イントゥ・ダークネス
・イントゥ・ザ・ウッズ

コニー・ニールセン
グラディエーター
・ストーカー
・閉ざされた森

ロビン・ライト
フォレスト・ガンプ/一期一会
アンブレイカブル
・プリンセス・ブライド・ストーリー
・ベオウルフ/呪われし勇者

ダニー・ヒューストン
ウルヴァリン: X-MEN ZERO
・21グラム
・ナイロビの蜂
・タイタンの戦い

デヴィッド・シューリス
・ネイキッド 快感に満ちた苦痛
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
・オーメン
・戦火の馬

サイード・タグマウイ
ジョン・ウィック:パラベラム
G.I.ジョー
・バンテージ・ポイント
・憎しみ

ユエン・ブレムナー
トレインスポッティング
・T2 トレインスポッティング
・エイリアンVSプレデター
ブラックホーク・ダウン

あらすじ

『バットマンVSスーパーマン』にて、
バットマンとスーパーマンと共に
レックス・ルーサーが作ったドゥームズデイを
倒したダイアナ(ガル・ガドット)は、
ブルースからの贈り物を受け取る。
それはかつて彼女が第一世界大戦にてベルギーにて
撮った集合写真だった。

そして彼女は回想を始める。

世界から神様ゼウスの力で隠された島、
セミッシラ島。
この地には神の血を継ぐ
女性戦士のアマゾン族が住む。
彼女たちの目的はゼウスたち神々を殺した
アレスがもし帰還した際に彼を殺すことだ。

それに備え訓練を積む彼女たち。
女王ヒッポリタ(コニー・ニールセン)が
粘土をこねて作った赤子にゼウスが命を与えた
神様であるダイアナはまだ幼く、
訓練を禁止されていた。
ヒッポリタはダイアナを愛しており、
彼女を戦士にしたくはなかったが、
ヒッポリタの妹アンティオぺ将軍
(ロビン・ライト)により陰で
訓練を施してもらい、
みるみるうちに最強の戦士へと成長していく。
彼女は神殺しの剣を引き継ぐことを試み、
自分こそが部族の彼岸であるアレスを倒そうと
考えるのであった。

1918年。
セミッシラ島にドイツ軍の潜入スパイだった
米軍のスティーブ・トレバー(クリス・パイン)が
不時着する。
彼はドイツ軍の新兵器の毒ガスの情報を手にし、
世界を危機から救おうとしていた。
そんな彼をドイツ軍は追跡し、
セミッシラは戦火に巻き込まれた。

溺れるスティーブを救ったダイアナは
初めて見る男にびっくりして興味津々。
また世界は戦争状態であることを知り、
その首謀者がアレスであると思い込み、
スティーブを脱走させて、
アレスを倒すために伝説の武器を盗み
スティーブと共にセミッシラから出港する。

ロンドンに彼を届けた彼女は、
彼の特殊部隊に参加しドイツへと向かう。

ドイツでは毒ガスを開発した
女性科学者のマルとその上司の
エーリヒ・ルーデンドルフ総監
(ダニー・ヒューストン)が、
マルの開発した薬品を用いて
人間を超越する力を手にし、
自分の考えに賛同しないものを殺し、
ドイツ軍は彼の私物へとなってしまった。

2020年12月16日 UHD自宅鑑賞 2020年度72本目



『ワンダーウーマン 1984』に向けて再鑑賞

以前劇場公開当日にも鑑賞したが、
ブログを休止中だったので、
フィルマークスにて記載。
今回は『ワンダーウーマン 1984』に向けて
UHDを購入しての再鑑賞。

前回の感想

冒頭から女性版300とも言える、
空中戦法の数々に心奪われる。

俗世間から隔離されてた神の子の肉体派の姫が、
あることをきっかけに第一次世界大戦に介入。

神ということもあり、
スーパーマンばりの豪快なアクションを見せながら、
純粋な正義を見せつけながらも、
根本的には世間知らずの乙女。

男性の理想を描く女性ではなく、
まるでディズニープリンセスのように、
ヒロインが大暴れする映画。

俗世間のズレのお転婆感が非常に魅力的で、
ガルさん演じるダイアナの魅力を非常に高める。

via GIPHY

ただ映画の設定がかなり大味なので、
原作を知ってればすんなり入れるが、
いきなり大言壮語な設定をドカーンと
押し付けてくるので、
その辺りは取っ付きにくさはあるかもしれない。

まぁそんな感じでした。

風化の速さにびっくりする

前回見てた時は、
空飛ぶ女性300に感動したり、
うぶなダイアナが可愛いと思ったり、
DC映画なのに明るいトーンの作風で
普通にMCU風なヒーロー映画の作風に感動し、
女性が主役の作品なのに男性が主役と
何ら変わらない作風にとてもとても感動したのだが、

価値観のアップデートの速度というものは恐ろしい

先日セミナーに新商品の作り方についてセミナーを受けたのだが、
人には3つの満足があって、
1.基本的満足・・あって当たり前のこと
2.潜在的期待・・あったら嬉しいこと
3.期待の超越・・あるとは思わなかった喜び

というのがあると学んだわけですが、
2017年の時点では本作は
『期待の超越』だったんですが、
まさかたった2年で『基本的満足』に
価値観がアップデートされているとは
自分でもびっくり。

女性アクション映画の金字塔ではあると思うのだが。。

興行的成功では確かに評価せざるおえないのですが、
後続のMCUにて
『ブラック・パンサー』のオコエだったり
『アントマン&ワスプ』のワスプだったり
異次元に強い『キャプテンマーベル』だとか
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の終盤の展開や
さらにはヒーロー映画ではないが
『アトミック・ブロンド』のような
女性スパイが男性社会にて男性をボコす映画は
どんどん増加している。
逆に今作では初めて人間界にきた女子という
うぶさもあり。
男性社会にて圧倒的強さを披露する存在よりは
前述の世間知らず的ディズニープリンセスの
勘違い珍道中になっている。
言うなれば
女性版
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
でしかなかった。

その女性のアクション映画でここまで骨太アクション!
という部分を除くと
めちゃめちゃ荒いプロットに目が行ってしまう。
なんじゃそりゃの連続。
こてこてのドイツのマッドサイエンティスト要素。
007で使い古されたような。
でも一応女性なのよね。
でも結局男が敵でしかも2人もいるし。
ダイアナの勘違いがとにかくしんどい。
とってつけたような特殊部隊と
狙撃手のPTSDの安い葛藤要素。
どっかで見たことあるハリウッド映画の要素が
強引に詰め込まれたひどい話だ。
その大味なところが
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
に似ている。

そして本編が2時間20分もあるもの難点。
シナリオがあれなのに長いとか最悪だろ。

アクションシーンは最高な箇所がある

序盤のドイツ軍に対しての空中300!
中盤の戦線を押し上げるダイアナ。
敵駐屯地基地を襲撃して圧倒的力を披露する
ダイアナのアクションは最高。

いやダブルだった人のアクションがすごい。

via GIPHY

逆に自宅にてじっくり見ると
ガル・ガッドさんの演技がイマイチよくない。
編集のつながりが雑ということをかんじてしまう。

そして終盤はこじんまりとしてがっかり。。。

アレスがどうとかはイマイチよく描けておらず、
価値観のアップデートが終わった現在では、
ありきたりなハリウッド大作でしか
なくなってしまっている。

期待の超越は今ではわずかなアクションシーンのみになっている

そして続編を鑑賞した今としては、
そのプライドに溺れてしまって
残念な続編に陥ってしまったことに悔やまれる。

ワンダーウーマンのテーマ曲とか良かったです

人類愛が彼女の力です。

UHDの良さは実感できず

今回UHDだが別に映像や明るさなど
そんなに良さを感じるところがなくて残念だった。
買ったことを後悔してしまい、
DCエクステンデッド・ユニバースも始祖の
ザック・スナイダーの離脱が噂されるし、
『ワンダーウーマン 1984』もがっかりだったので
MCUの様にコレクトする価値もないなぁ。。。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 4/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 5/10

58点

女性ヒーローの始祖って
日本ではゲームの映画化の金字塔のイメージが強い
『バイオハザード』だって、
今思えば納得してしまう。

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his0809
3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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