Multiplex広告:記事は下部から

▲【映画レビュー】グランド・イリュージョン 見破られたトリック【44点】▲

「まさかウディ・ハレルソンが双子化するとは!!」

アメリカ2016年アメリカ映画アメリカ
監督
ジョン・M・チュウ
(『G.I.ジョー バック2リベンジ』『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』『ステップ・アップ2: ザ・ストリート』)
出演
マーク・ラファロ
(『アベンジャーズ』『シャッター・アイランド』『スポットライト 世紀のスクープ』『グランド・イリュージョン』)
モーガン・フリーマン
(『ショーシャンクの空に』『セブン』『ドライビング Miss デイジー』『ミリオンダラー・ベイビー』)
ウディ・ハレルソン
(『ノーカントリー』『ゾンビランド』『グランド・イリュージョン』)
ジェシー・アイゼンバーグ
(『ソーシャル・ネットワーク』『ゾンビランド』『グランド・イリュージョン』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』)
デイヴ・フランコ
(『ネイバーズ』『21ジャンプストリート』)
ダニエル・ラドクリフ
(『ハリー・ポッター』シリーズ)
マイケル・ケイン
(『ダークナイト』『プレステージ』『インセプション』)
ジェイ・チョウ
(『グリーン・ホーネット』)
2013年の『グランド・イリュージョン』の続編が日本公開。
監督は、フランス風ハリウッド大作映画監督のルイ・レテリエからジョン・M・チュウにチェンジ。監督作を見ても、ものすごい微妙な映画が多い人。
前作『グランド・イリュージョン』は『ゾンビランド』や『アドベンチャーランドへようこそ』などで文化系童貞野郎としてじわじわ来てて『ソーシャル・ネットワーク』で一躍有名になったジェシー・アイゼンバーグをウディ・ハレルソンと共にハリウッドスタジオ映画に導いた一作。
前作で、チームマジシャンで義賊のホースメンとして一躍有名になった4人だが、女性一名が離脱で、そのまま指示待ち状態というあまり良い状況じゃない中、ようやくマジック界の伝説の組織「アイ」からの指示をいただき、集まった3人プラス前作の影の支配者で実は映画の主役だったマーク・ラファロこと著名マジシャンの息子に、新メンバー1名。
今度は、新型携帯ソフトウェアを発表する会社の社長が利用者の情報を不正に入手して横流しすることを画策していることを暴くショウを開始!!
だがそれは、すでにバレていた。世間では死んだことになっていたジェームズ・フランコの弟のデイブ・フランコが演じるジェイが生きていることを暴き、またFBIであるマーク・ラファロことディランがホースメンの協力者であることも暴く。
その犯人はハリー・ポッターことダニエル・ラドクリフ演じるウォルター。
ホースメンを捕まえたウォルターは、彼らをマカオに輸送し、悪徳任務を強要。
マカオを舞台にマジックを駆使しホースメンの4人が厳重なセキュリティからチップを盗む!!
まぁそういう映画です。
前作では、実は裏側ではこういうことが起きていて、これがこうだった!!
というマジックの種明かしのある、映画一本ですごいマジック見たような面白さがある
コンセプトビンビンの映画だったわけ。
そんで今回は、どちらかといえば、ネタがないからネタ仕込むとこから頑張っていこう系の映画。
まぁ普通のチーム犯罪ものに成り下がったかな。
そんですごいマジックの応酬ではなくて、前作の実は主人公だったマーク・ラファロが、今作では完全に主人公に昇格して、実はあいつがああだったみたいな話になっており、はっきり言ってモーガン・フリーマンが前回で下がった好感度元に戻して、いつものモーガン・フリーマンの映画にした。
というなかなかクソ映画だった。モーガン・フリーマンは『ウォンテッド』の時のように裁かれるべき。
またジェシー・アイゼンバーグが主役級の扱いだったはずなのに、もはやいてもいなくても変わらないキャラに。
ダニエル・ラドクリフもマイケル・ケインのかませ犬で、登場シーン以外はいいとこもなく、むしろ途中から出てきたジェイ・チョウの方が出演時間が長いんじゃないか?
と思うぐらい。
色々アレな映画な本作。
知らなかったが、女性キャラが新キャラに変更。
前作のヒロインのような敵か味方か?な要素もなくやんちゃでキャーキャーうるさいタイプ。
またこれもアレだと思うウディ・ハレルソンの一人二役。
これはなんでこうしたのか全く謎。
超絶マジックやCGを駆使したスーパーマジック、エンターテイメントショウとしての興奮は今作では一切なく、マーク・ラファロとモーガン・フリーマンの関係性と秘密結社アイについて描いた作品として、前作で全くなかった人間ドラマも許せたが、こっちはなんか中途半端な描きで、普通に微妙映画になってしまったと思う。
トランプさばきは、すごかったけど尺かけすぎ。
メモ得点メモ
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど  3/10
・映像のアプローチ 6/10
・映画の美術面 5/10
・キャラクターの魅力 5/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 4/10
44
別にモーガン・フリーマンが嫌いなわけではないが、わざわざ1でああいう形で終わらせて、実はこうでした!みたいなのとジェシー・アイゼンバーグが全然機能していないのに不満。 監督の作品を見るとこの程度だってのもなんか納得してしまうのであった。 あと中国資本か興行を意識したのか?マカオが舞台なのがなんか違和感。 てかマカオ要素も薄かったし。 しかも最後はマイケル・ケインとダニエル・ラドクリフの出生地のイギリスだし。 ちぐはぐだろ。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA