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▲ガリバー旅行記【3D版】2011年度8本目▲

「ラジー賞納得のクソ映画!!でも嫌いじゃないよ!!」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-ガリバー旅行記

アメリカ2010年アメリカ制作アメリカ
出演
ジャック・ブラック
(カンフー・パンダ)
ジェイソン・シーゲル
(40男のバージンロード)
エミリー・ブラント
(サンシャイン・クリーニング)
T.J.ミラー
(ある日モテ期がやってきた)
予告

王冠1STORY王冠1
2010年のアメリカから物語は始まる。
新聞社の郵便係に勤めるガリバー(ジャック・ブラック)勤続年数も長期に渡っているが未だに下っ端だが、彼のもとに新入社員が入ってくるのだった。先輩として張り切る彼だが、夜になると自体は一変。新入社員の彼はまさかのガリバーの上司に格上げ(?)され、無能さを指摘されるガリバー。
落ち込んだガリバーは、長年恋心を抱いている編集部のダーシーにデートを誘おうとするが、勘違いされ、旅行の記事を書くことになる。困ったガリバーは、ガイドブックやサイトから文書を引用して彼女に提出すると彼女はそれを気に入り、彼に「バミューダトライアングルの秘密」という記事の執筆を依頼し、ガリバーは承諾。彼は単身バミューダトライアングルに行くことになった。
現地の国に付き、船に乗っていたガリバーは突如嵐に遭遇、目覚めると彼は何者かに捕縛されていて、よく見るとそれは中世ヨーロッパ諸国の風貌をした小人たちだった。
2011年4月14日鑑賞

王冠1感想王冠1
ジャック・ブラック出演で、制作はナイト・ミュージアムのスタッフ。挙げ句に監督はもともとアニメーションを撮っていた監督とあっては、そこまで面白い、いやまともな映画は正直言えばまずできない!!のだが、例に漏れず、それなりに酷い映画です。
うっかり見てしまった人は、それなりに可哀想です。なにより酷いのは、3D映画なのに3D要素が皆無なところ!!
眼鏡がだるいのです。内容に3Dの必要性はないのです。それなのに通常料金より割り増しで意味のない3D映画を見るのです。そもそも3D映画用に撮られたわけではなく、3D用に加工しただけで、その分料金が割り増しになるんですから、ぼったくり映画と言っても過言では無いとさえ思えます。
まぁー正直言えば、この映画の対象年齢を常識で考えれば、子供向け作品であるはずなので、内容について突っ込むのは微妙、いやむしろナイト・ミュージアムのスタッフの映画だぞ!!突っ込む方が野暮だ!!と思っても、この映画は蓋を開けるとむしろ、子供向けなのかさえもわからない暴走ぶりを披露してくれている。
正直これは私個人の視点からの感想だが、この映画かなり痛い映画だった。
簡単に言えば、ジャック・ブラックの暴走映画なのだが、その理由を個人的に考察すると、彼自身が孤独なオタクであると思うのだが…。
こんな場所でブログを書いている映画好きの意見だが、ガリバーは相当色んな意味でこじらせている人間だと思う。冒頭からしても朝起きた彼はシャワーを浴びながらエアードラムを披露してくれるのだが、その後はスターウォーズの人形を使って少し遊んで仕事に行く。
この何気ない、ジャック・ブラック主演のコメディ映画にありがちな導入だが、よく考えるとこの時点で彼はオタクであって、人形だけが友達であるという推測が立てられる。
その後彼が、実は出版社の配達係だという事実が露呈するのだが、それも晩年平社員で、挙げ句夜になると社内の休憩室で勝手にゲームをしてしまい、さりげなく片思いを長年していてデートも誘えないという、痛々しいオタク、挙げ句にゲームと人形が友達の孤独くん、いやむしろ童貞だろ。
それをジャック・ブラックが演じてしまうので、正直言えば、説得力が無く全然気にならないまま物語は進む、もちろん日本語吹き替え版ではその要素が更に薄くなっていると思うのだが…。
挙げ句に唐突に(全くあり得ない展開で)どん底まで落ちるガリバー(どん底なのだが、そういう描写が一切無い。)、挙げ句に盗作までして、ついに小人の世界へ行くわけだ。
そこでガリバーは運良く偉大な存在と捉えられてしまい、しまいには好青年と知り合い、彼と仲良くなる、ついにガリバーは最高の居場所を見つけたのだ!!
自分の趣味を特権を使い至る所で披露し崇められ、ついに無二の親友まで獲得する。
なんとも泣ける話では無いだろうか?
最後のシーンで、ガリバーは急に踊りだすのだ。ラッシュアワーでおなじみのウォーという曲らしい。
到底あの体型で、とっさに踊れる訳は無い。
そうだ、彼は家にいるときは爆音で音楽を聞いて、一人で毎晩踊り狂っていたのだ。
だが彼は、この世界から出ることになってしまう。それは長年恋心を抱いていた女性に告白していい感じになれたからだ!!
故郷に帰ったガリバーは、記者として成功をおさめる。
絶対あり得ない話だが、とても良かったな!!
という友達のいない自分のような映画好きには違う意味で感動できる映画となっている!!
さてこの手の映画として類似した主人公と言えば、ゴーストワールドとかあったな。あの映画は最後バッドエンドだったけど、こっちは内容がかなり破綻したクソ映画なので、ハッピーエンドです!!(笑)
さてここから真面目な感想。
まぁーもうここまで読んでいただけたら感じると思いますが、この映画かなり酷い映画です。
冒頭だけで十分だめっぷりを披露してましたが、その小人の国に行ってからも酷い。
きっとナイト・ミュージアムでの小人を出したのが、制作者サイド的にはツボだったんでしょう。
でー同じように中世ヨーロッパのような場所を舞台にするというわけです。うんうん。
正直この映画に出たジャック・ブラックと変な部隊長みたいなやつ以外は全員かわいそうです。自分の経歴に泥を塗ってしまったようなものです。
一見子供向けと思うけど、これどこが子供向けなんだろ?(苦笑)
特にその小人たちのキャラクターの出来が酷いこと酷いこと。
ガリバーは現代人で、その小人の世界は中世となるわけですが、もの凄く早く現代の影響を受けてしまうのです。怖いです。伝統とか全部放り出してです。
でーその中で部隊長みたいな存在がガリバーと敵対するのですが、彼がまたうざったいのです。
変なしゃべり方だし、ださいし、性格も悪い。違う意味では俳優がかわいそうですが、本作の世界観では大部映画自体を引っ張っていっていて調子もこいていたので、仕方ないと思います。
問題はエミリー・ブラントが可哀想ということ。
これがまた姫役が似合わない。なんかのギャグですかね?貴婦人ならわかるけど、姫って、しかもそれがまたとんでもない臭い芝居でしてね。まぁー映画自体がかなり馬鹿げているから仕方ないのですが。
同じく、ジェイソン・シーゲルもこれがまた似合わない。どう考えても王子様役として不適合な彼が、何故か好青年を演じているわけで、彼は「寝取られ男のラブバカンス」や「40男のバージンロード」で等身大の男を好演したわけですが、つまり彼は、そういった等身大の人間くささが魅力なのにも関わらず、姫に恋する男なんて、ディズニーアニメにしか出てこない役を野太い声で演じているわけです。
本当に可哀想。
でーこの国が隣の国と戦争中とかで、その迎撃装置とかが何故かハイテクだったりと。もうちぐはぐさは最上級になっておりまして。
挙げ句に国一個が、ガリバーというかジャック・ブラック。正確にはスクール・オブ・ロックの主演をしていたジャック・ブラックによって別世界へ変貌してしまうという、「国」について脚本家は何を思うのか聞いてみたいほどの展開。そんな気軽さが、色んな意味で映画を低俗にしている。
ただ、音楽のチョイスはなかなかでキッスだとかガンズ&ローゼスだとかをやりたい放題で映画の内容として流れてきます。
そもそもこの映画のジャンルは何なのか?それ自体さっぱりで、ジャンルは一応ジャック・ブラックだと言う答えが一番正解に近いと思います。
見所はジャック・ブラックが音楽にノリノリな所だと思います。
終盤はとても最低で、音楽で戦争をなくすという、いったいこの映画何を主題なのかさっぱりな方向性で終わります。
このシーンでウォーという曲をジャック・ブラックが歌って踊るわけですが、それが日本語吹き替えだと「戦争」「反対」と歌うわけです。これがかなり衝撃です。たまたま目にしたんですが、これは酷い。ラッシュアワーのテーマ曲で、よく流れる曲でだいたいの人は知っていると思いますが、それを日本語で歌うとは、なかなかの冒涜ぶり。まぁー内容が謎だから吹き替え作る人もこの判断もあり得る。
そんでまぁー見事にハッピーエンド終わるのですからね。
ああ。映画のキャッチコピーの「本当の大きさがわかる」というのは、全くありません。
そこが映画において重要じゃないし。本作カタルシス無いんだよね。
あ。ジャック・ブラックのコスプレは最高でした。
メモ得点メモ
4
正直言ったら、ジャック・ブラックが出演した映画の中では一番好きかもしれない。(笑)
なんか一番ジャック・ブラックにぴったりの役だったと思えた。まぁーとても酷い映画でしたけど。

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