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▲プリンセストヨトミ 2011年度28本目▲

「原作が面白いのは少しだけ伝わったが、監督のセンス?脚本の出来?とりあえず映画として酷いので良くないです。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-プリンセストヨトミ

日本2011年日本制作日本
監督
鈴木雅之
(HERO)
出演
堤真一
(クライマーズ・ハイ)
綾瀬はるか
(マジックアワー)
岡田将生
(重力ピエロ)
中井貴一
(RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語)
笹野高史
(武士の一分)
予告

たこ焼きSTORYたこ焼き
国の機関の支出収入を調べる国営の仕事をしている会計検査院の松平(堤真一)を中心に鳥居(綾瀬はるか)と旭(岡田将生)の三人は、今度は大阪の検査に行くことになる。
三人は、大阪の中学校で、酷くいじめにあう少年に出会うが、彼はセーラー服を着ていた。
その友人である少女はいじめた本人をぼこぼこにした。
二人は親友でそのセーラー服を着た少年、真田大輔は女の子になりたくて、悩んだ末の奇行だったのだ。その悩みを知る女の子、茶子は彼を応援していた。
そして三人は、謎の名前が付いた社団法人OJOに検査に行く。
だが、三人が行くとそこは問題がなかった。
だが松平は携帯電話を忘れてしまい、取りに戻るが、何故か留守になっており、入ってみると社員が全員いないのだった。
2011年度6月1日鑑賞
たこ焼き感想たこ焼き
万城目学さんの小説「プリンセストヨトミ」をフジテレビが映画化、つまりテレビ局映画です!!
監督は、鈴木雅之さんで、以前は木村拓哉主演のテレビドラマHEROの劇場版を監督したヒットメーカーで、今作は、万城目学さんの原作「鹿男あおにし」のテレビドラマ化と同じく、万城目作品をまたも監督して手がけることになっております。
と、丁寧に紹介してみたものの、劇場版HERO自体、ただただ長いだけの駄作。
そしてヒットメーカーの意味はテレビ局映画の質自体の問題より、手軽に見れるだけでお金が稼げるの意味合いで決して良作を作れる稀代の監督では無いので、勘違いしないで欲しい。

勿論、本作も駄作だ!!
筆者は、劇場版HERO自体は、そこまで悪くは思わなかったが、踊る大捜査線3以降はTV映画の不出来さに遺憾を感じているため、かなりアンチ側に天秤が傾いてるので、TV局映画ファンには酷いかもしれないのであしからず。
そもそもなんで見てしまったのか今では良くわからないですが、最初は万城目の世界観でSFで日本が舞台と思い楽しみにして見たのですが、最初はそこまで悪くは思えなかったのです。
ですが時間が経つに連れて本作の評価が急降下し始めて、踊る3同様かなり低評価になっております。
そもそも筆者は「鴨川ホルモー」も映画館で見てしまったわけで、まぁーあれも酷い映画だったけど、本作よりは良かったと思う。まだ面白い要素があったし映画としてね。
何はともあれ本作を一言で言うと、
綾瀬はるかのおっぱいがスローモーションで揺れる素晴らしい映画
それ以外は、酷く退屈で、やたら台詞が長く、それでいてやたらカメラがゆっくりズームするだけという、なんというラジオドラマでしょうか。わざわざ座席に拘束されながらそのような拷問に耐える必要はあるのでしょうか?
ただね。多分原作は、面白いと思うのです。これだけは言えます。原作は面白いと思うのです。
原作を曲解して、違うものにしてなんか違うものになっているのだと思うし、映画化に失敗していると思うのです。
だって一番の見所は綾瀬はるかのおっぱいがどのようにして揺れるか明確にわかる謎のスローモーションです。それがハイライトです。
監督の頭がどうにかしていると思います。
いやーまじ監督映像の才能ない。それでいてパンフで偉そうにしているんだから酷いものです。
怖いです。金が稼げれば正しいのです。金が全てうひゃーーーー。
さて本作のことを一つずつねちねちと分析していこうと思います。
正直言えば、そこまで本作が悪いとは思わなかったのです。ただパンフを読んだら、え?って思ってね。原作者の思想と本作に食い違いがあったのを感じて、それでアンチになったというか、確かに本作おかしいぞって。
とりあえず本作が酷評されるべきだと思った一番の原因は、映像に説得力がなさ過ぎること。
パンフには分かりやすく年表なるものがあるのですが、本編はその年表が無いと明確に理解できなのではないかと思えたのです。
その戦国時代での回想シーンで、民衆が豊臣政権から徳川政権に変わったため、豊臣関係の武将が圧政されて、囚われてしまうのを気に病んだ為、大阪の人々は独自に活動をしていくとなる様ですが、映像ではそれが大坂の陣後とも思えるような描写で、しかもそのまま回想シーンでは時間軸が変わっているにも関わらず、1603年のことと同時に1619年のことをそのまま描いたのです。
これが説明なしに描かれたのが筆者は酷く不出来な映画だったことを痛感させられました。
それ以外にもおかしなとこあは数多くあります。
OJOの人はどこに行ったのか?
映画内では、大阪国は廊下しかなくその先に書類があるだけの国とは呼べない、そう絆だけの偶像です。
冒頭の起因であるOJOの職員が消えた理由とは?
まぁーそんなことはどうでも良いでしょう。
全停止した大阪とはいったいなんなのだろう?
本作はミステリーのようなSFのようなそんな表皮の中実は、大阪という街にあると言われる、人情などの人間の暖かみを描いた万城目らしい変わった人間ドラマでしかないのですが、さて大阪国の蜂起と共に起きたこの全停止した大阪。観光客はいったいどこに行った?女性は知っても首を突っ込んでは行けないのですが、その女性たちは?
と脚本に問題ありです。
さてその他には個人的に思った悪い所です。
監督の映像に対するセンスのなさ。
何故か本作は、顔抜きのショットが多いです。あとキャラクターがひたすらしゃべるシーンがありますが、それがズームしかしないという、なんか変な演劇シーン。なんでしょうかね?もっと面白く魅せることも出来るんじゃないでしょうか?そして音楽も微妙だし編集も微妙。演技に関しては、イメージ先行型でして、そこまで悪くはありません。
ただミラクル鳥居が謎だった気もするけど。
まぁー旭の群衆が集まるシーンでの発言はマジで失笑。
退屈しながら不出来な映画を見る最悪の映画です。
ただ扱っているテーマなどは非常に面白いと思えました。
大阪国という設定が、日本のパラレル的な要素で、徳川政権とは逆の豊臣政権がもし残っていたならという考え方は非常に面白いと思うし、大阪ならではの土地感を意識した人間ドラマなどすごく良いと思います。
そうです、多分原作は非常に良いのだと思います。それは感じ取れましたが、映画版では全てがおざなりになり、むしろ酷い作品になっているのです。
真田大輔が性同一性障害であるにも関わらずその要素がかなり適当で女の子に憧れる少年的な描き方になってしまい、気持ちが悪いだけの存在になっています。原作では酷い苦悩ありの話の様ですが…。
正直、真田幸村の末裔が女の子願望とか、個人的にはツボなんですが、おざなりであるには変わりないです。
旭のゲンズブール要素のなさ。
そもそも彼が大阪国の人間って、設定だけじゃないですか。彼がアホであるとも思えるし。
主人公である、松平の父親との関係。
個人的には、主人公に重点が置かれたドラマとしてそこまで悪く感じれなかったですが、全体の物語の焦点としてどこに合わせたかったが不明確で、序盤にそれをにおわせつつあったものの、主人公の松平的にはややミステリー要素をにおわせつつも、やっぱり家族のドラマにするのはね。それに二人の確執が少し薄すぎだったと思う。
終盤の公開討論って低レベルな展開じゃね。がっかりです。
一応本作の悪役は、旭となっているみたいですがね。おとがめ無しって…。
確かに扱っているテーマは人間臭くて良いです。ですが映画自体があまりにも不出来すぎて、各界の不評さも理解できるわけです。
メモ得点メモ
3
予告編では、戦国時代と現代の大阪を行ったり来たりする映画かと思わせといてというわけです。
これはだまされるでしょう。
個人的には、玉木宏の演技がかなりツボで面白かったです。あとは綾瀬はるかのおっぱい。
それ以外は微妙すぎて、映画的にも色々おかしいし映画の日に見れてよかった。
見た直後はそこまで悪く思ってなかったけどね。日本映画にしてはましと思ったけど、やっぱり酷かったTV局映画!!
そもそも尺が長過ぎ。もっと短く出来たはず。
【10点満点の採点です。来ていただきありがとうございます。



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