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▲Black & White/ブラック & ホワイト 2012年度89本目▲「何コレ?」

「この税金泥棒が!!」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-Black & White/ブラック & ホワイト
アメリカ2012年アメリカ映画アメリカ

制作
ウィル・スミス
監督
マックG
(『ターミネーター4』『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』『チャーリーズ・エンジェル』)
出演
クリス・パイン
(『アンストッパブル』『スタートレック』)
トム・ハーディ
(『ダークナイト ライジング』『裏切りのサーカス』『インセプション』)
リース・ウィザースプーン
(『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』『幸せのはじまりは』『キューティ・ブロンド』)
予告編

あらすじネタバレ有り
CIAエージェントのFDR(クリス・パイン)とタック(トム・ハーディ)は相棒であり親友だ。
二人は香港で国際犯罪者ハインリヒを捕まえるべく配置される。そして仲間に武装した連中に囲まれているのを確認した二人だったが、予期せぬ事態に陥り、彼らを逃し損なう。
結果的にハインリヒは逃げてしまい、その代わりに彼の弟を殺してしまうのだった。
アメリカに戻された二人は、暗殺の危険を避ける為に内勤になってしまうのだった。
暇になった二人。FDRはいつも通女漁り。タックは別れた女房と子供と久しぶりの再会。女房には新しい恋人。タックもそろそろ恋をしたいと考え、出会い系サイトを利用することにした。
所変わりローレン(リース・ウィザースプーン)。彼女は独身の30代。最近別れた元カレに新しい彼女が出来、ばったり再会してしまう。しかも二人は婚約している。独り身が辛くなった今日この頃。親友は人妻で、子持ち。そしてやたらに下品。彼女に強引に出会い系サイトに登録されてしまう。
タックとローレンはデートをすることになりFDRはタックのデートを応援する。
後日、FDRは偶然ビデオ屋でローレンと会ってしまう意気投合してしまった二人は、デートをすることにしてしまう。
そしてFDRとタックはお互いがローレンを好きになってしまったことを気づかないまま、お互いの彼女を紹介してしまい、二人は協定を築き、お互いの恋愛を邪魔することにする。
ローレンはローレンで下衆な親友と相談して二股を実行することにするのだった!!
2012年10月20日鑑賞
感想
こんなCIAがいてたまるか!!
アメリカ人の税金はこんな馬鹿な工作員の恋愛の諜報活動の為に国税を収めているのだ!!
なんて馬鹿げているのだろうか。
というわけで、こんなクソ映画の紹介を真面目にやってもしょうがない。
イマイチ日本では人気のないリース・ウィザースプーンとトム・ハーディ、そしてクリス・パインの映画。
凄腕の諜報員の二人が、同じ女性を好きになったので、それを邪魔し合った挙げ句、最終的に最初に出てきた悪党から命を狙われるというアホ映画。
監督は『チャーリーズ・エンジェル』や『ターミネーター4』のマックG。
『チャーリーズ・エンジェル』なら分かるのだが、スパイ映画においてこの手の悪ふざけはちょっと合わない組み合わせ。
そもそも上司の恋愛問題に部下たちものっかり、挙げ句にCIAの備品が破壊されるかなりの悪趣味な映画、本来ならクビになるべき二人だったが、そこら辺のリアルはマックG監督でウィル・スミスが制作なんだから、見る側も考えてはいけない。むしろ知らないで借りたオレが馬鹿なのだ。
しかし個人的にも予算の無駄遣い、時間の無駄遣いとはこのことではないかと思う。
全てにおいてリアルがないので、面白みもない。
片手撃った銃が敵の急所に当たり放題、主演の二人には勿論弾などは当たらない、近年のハリウッドが忘れてしまった要素がここに凝縮されている。
しかし映画として残念なことに本作の悪役のボスは、国際犯罪者などではなく、二股をかけた女とその下品な親友なのだ。
それに翻弄されてしまうCIAエージェントだが、国際犯罪者には無敵の強さを披露する。
勿論終盤で大物犯罪者が女達を拉致して、二人が協力して戦うのだが、そこには苦戦の文字はひとかけらもない。
普通だったら失敗するであろう展開や、敵の銃弾などは全て意味をなさく、あっさりと犯罪者は命を散らす。
問題は、やはりリース・ウィザースプーンの二股になってしまうのだった。
ヒロインが可愛くないラブコメはそれだけで大失敗
しかしそこにも問題が更にあるのだ。なんせリース・ウィザースプーンが別に可愛くもないのだ。
エロくもないし可愛くもない、趣味も別に良くない、性格は完全に悪い。
そんな女を二人がとりあるのだからこの映画はかなり謎めいている。
結果的にこの勝負はやりちん野郎のFDR(なんだよその名前。)が勝利する。
しかしトム・ハーディは別れた女房に「CIAだったのあなた超イケメン」とよりを戻すように迫られるし、その奥さんがリース・ウィザースプーンの5倍は綺麗なので、本当の意味ではトム・ハーディの勝ちなのだが、ラストに衝撃的な「おれもお前の奥さんと前に一発やったぜ!!」という発言を披露するので、全てはFDRの勝利である。流石ウィル・スミスとマックGの映画だ。とってもクソ映画だ。
映画だからと言って、こんなCIAの予算、設備、人員、そして一般人への迷惑を被らない映画は早々無い。90年代のハリウッド映画でもここまでの暴挙には出なかった。
超新感覚のラブコメ大作映画としては、失敗に終わったと思う。
メモ得点メモ
4
驚き唖然として見て、エンドロールで監督がマックGと知って納得したが、やはり調和が無いと思われる。
また全米の評論家のmetascoreも31点というかなりの低い点数。いややばいか。
興行成績もアメリカ国内では制作費の6500万ドルは稼ぐことは出来ず世界の興行成績のおかげで黒字になっている。
『ナイト&デイ』はかなり好きなんだけどねぇー。ちょっとツボにはまらなかった。もっと凝った軽薄さを前面に出すより凝った笑いが欲しかった。
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