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△【57点】ヴェノム【ハリウッド版『ど根性ガエル』が最高】△

★この記事をまとめるとこんな感じ★

製作

2018年アメリカ映画

監督

ルーベン・フライシャー
ゾンビランド
・L.A. ギャング ストーリー
ピザボーイ 史上最凶のご注文

出演

トム・ハーディ
マッドマックス 怒りのデス・ロード
・オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分
ダークナイト ライジング
インセプション

ミシェル・ウィリアムズ
・マンチェスター・バイ・ザ・シー
・テイク・ディス・ワルツ
マリリン 7日間の恋
ブルーバレンタイン

リズ・アーメッド
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
ナイトクローラー

あらすじ

現代のマレーシア。
一台のスペースシャトルが宇宙から地球に落下。
その中には謎の黒い物体が4つ箱に保管されていた。
しかし墜落に際して、一つの物体が乗組員に付着、そのまま病院に移送されるが、その物体は生物で、救急車の救護士に付着し寄生。
救護士は、いずこかへ去って行く。
その所有者であったライフ財団は、宇宙開発に尽力する医療会社。
この会社のお陰でガンは治療可能になった。

アメリカカリフォルニア州のサンフランシスコ。
ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、仕事も恋も順風満帆。
恋人のアンは弁護士としてもキャリアを積み、二人の関係はとても良好だった。
ある日、エディはライフ財団のCEOカールトンへの宇宙開発のインタビューの仕事が舞い込んでくる。
しかし別の日恋人のアンがライフ財団への訴訟の書類を盗み見し、ライフ財団が医療研究のために、ホームレスを雇い、違法な人体実験をして、殺している可能性があることを察知。
かねがねそういったことを特集していたエディはその情報を使い、インタビュー中にそのことを追求してしまう。
それに腹を立てたカールトンは、インタビューを中断し、コネクションを使いエディをジャーナリストとして働けないようにしてしまう。
またアンもまた弁護士を首になってしまうのだった。その原因がエディであることを察知し、エディとの関係に終止符を打った。

半年後、カールトンは、宇宙からの物体を回収し、宇宙での生物の生存適性を高めるため、ホームレスを使い人体実験を行い、共生をさせようとし、何人ものホームレスが適性せずに死を迎えて行くのを気にもしてないかった。

エディはカールトンの影響でどこの会社も雇ってくれなかった。
無力なエディは思い立ってアンに会いに行くが、アンは新しい医者の恋人と同棲中だった。
自暴自棄になったエディは、カールトンの部下のドラから人体実験が行われており、告発依頼を受けており、
彼女に連絡し、研究所に潜入する。
そこで知り合いだったホームレスが人体実験されており、彼女を隔離室から出すが、逆に彼女に襲われてしまい気を失う。
気が付いたエディは研究所から脱走するが、異常な身体能力で窮地を脱出。
家に戻り、自分の中に違う人格を持った生物がいることを知るエディ。
追手からの襲撃も逃げ切り、告発のために元職場に潜入したりしていくうち、人格を持った生物は自らをヴェノムと名乗り、
エディと二人ならなんでもできる!と言い出し、ヴェノムたちシンビオートは地球を滅ぼしにやってきたが、他の奴らを倒そうと協力。
しかしカールトンのもとには、最初の墜落で逃げ出したシンビオートのライオットが到来し、カールトンと共生し、
カールトンは人類を滅ぼすために宇宙に行こうと暴走を始めるのだった。

2018年11月4日劇場鑑賞112本目




感想

北米批評家平均評価35点というなかなかの低評価ながらもimdbの観客評価11万人もいるのに7.0点で止まっているわけ。
後々下がるかもしれないが、35点でヒーロー映画というと近年稀に見るが、00年代後半のMCU前だと『ゴーストライダー』や『エレクトラ』『グリーンランタン』などと同じ評価で、でも3つとも5点台という散々な評価が普通。
まぁ『ファンタスティック・フォー』の再映画化の27点に比べればまし(自分もクソ映画すぎて早送りで鑑賞した)だと思うが。
結構スルー予定だったけども予告からして評判が低い理由ってコメディ映画要素が強いからなのでは?
監督も『ゾンビランド』の監督(ゾンビランド以外はクソ低評価の映画連発)だからかなぁと。

『ど根性ガエル』のハリウッドリメイクだった件

うんまぁ。もうね。そういう映画でした。
日本版だとめっちゃ悪とかグロいとかキモいとかそういう悪かっこいい奴爆誕感出してますが、
本編で「おれ自分の惑星だと負け犬だけど、お前と一緒だと不可能無い気がするから、お前と一緒にいるわ。」
というなかなかの今時の憎めない奴キャラ。

まぁ本作のエディもクソ短慮な暴走野郎だけど、根はいいやつでおっちょこちょいという最近見た良作の『アントマン』のポール・ラッドの別バージョン出してきやがって、
そいつの人格からインスパイアされたヴェノムだからか、同様なやつになっちゃった。

トム・ハーディの本作への想い強すぎでは?

エグゼクティブプロデューサーにもなってるトム・ハーディ。
どうやら相当ヴェノムがやりたかったようで、終始演技力全開!

via GIPHY

序盤から怒った野良犬のようなでもチワワ感もあるようなそんなキュートだけど荒々しい彼の魅力全開!
ヴェノムとの共生後は一人芝居にも拍車がかかり、精神異常者感を出しながらもどこかコミカルな演技がすごくて、
独り言とのバランスがすっごくうまい。
序盤こそはインスパイア『アントマン』にするなら同様にジャド・アパトー軍団の1人のコメディ映画出身の人をつれてくれば
良かったのにって思ったけど、後半からは彼の一人芝居に魅了される。

ヴェノム登場遅すぎでは?

これね。この映画ね。かなり色々端折って雑な映画ではあるのだが、
それでもヴェノムがなかなか登場しない。
短慮な展開が終始あって「はい。君くびー」みたいなのとか、半年後!とか、安易な人体実験とか、色々あったけど、
それでもなかなか出てこなくて、変な伏線を立てて後で回収するよ。みたいなのが結構あってね。
もう始まって30分ぐらいでヴェノム出しておけばいいのでは?
アンの今彼の医者要素いらないのでは?とか色々とね映画としては欠点だらけ。

ビジュアル結構良かった。

映像の構図とかそういう映画的な部分は全然凝ってないなぁって思ったけど、
ヴェノムのウェットな質感とかでかい感じは結構素敵だなと思ったし、

via GIPHY

突っ込みどころあるけど、アンと融合してレディーヴェノムになる姿とか極端な展開だったけどセクシーだったなと思う。
個人的にはど根性ガエル感全開のバイクチェイスも変な感じで見応えあったと思う。
あと後半のなんでそれがそうなるかわからないがライオットVSヴェノムも映像は綺麗で面白かったと思う。
ビル登るシーンの迫力とか良かったなと。

スパイダーマン抜きでも

本来なら宇宙で手に入れたスパイダーマンの異次元スーツが実はヴェノムだったという展開。
スパイダーマンの力も使えるとかあって、ブラックスパイダーマンが怪物化した感じのデザインだけど、
本作のヴェノムもありだったなと思う。
まぁMCUのトム・ホランドのスパイダーマンとタッグを組むのかわからんが、戦うことはなさそうに思えるが。
エディの人格が大分原作とは違う気がする。

38歳のヒロイン。。

キャリアウーマンのアン。38歳です。
なぜか安室奈美恵のようなミニスカブーツという。無理あるだろというファッションに今作のあの展開の数々。
結局寄りは戻さないようだけど脈はあったと思う。イケてる彼氏より金持ちの彼氏。
正直ね一番の悪くて強い奴は彼女なのではと思う。強かですよ。

エンドロール長すぎ

ウディ・ハレルソンが出演するの知ってたが、まさかあれだけという。
次回作があれば敵確定だがどうなんだろうか。ヒットしているようだしあるかもな。

またもう一度エンドロール中に音楽の紹介の後にまさかの映像。
これはエンドロールにドーン!とスパイダーバースの音楽が出てて、まさかの『スパイダーバース』の特殊編集版が流れて
本当にびっくり。
日本だと公開日も未定だし、予告もまだ劇場で見たことなかったからこんなとこで見るとは、
しかし映画マニアならこれがなんだかわかるが、何も知らない人が見てたら、特殊なアニメが急に始まって、しかもヴェノムとなんら
関わりなくてびっくりなのでは?と思った。
パンフになんか記載とかあるのかな?めっちゃやばそうだったけど、公開日も未定の日本であれやるのは映画の後味を悪くしたと思う。

で結局この映画って面白いの?

トム・ハーディの熱演やヴェノムのビジュアルなどいいとこもあるが、映画全体の脚本の唐突感。
『アントマン』を意識した中途半端な人間ドラマやドタバタ劇。
個人的には面白かったカーチェイスだが、

via GIPHY

終盤は謎スローモーションも暴発してきたり、ヴェノムの相棒感などなど、
すっごい変な映画だし、別にすごいいい映像があるわけでもなくて、批評家とかは文句言いそうだが、
特に何も考えないでみれば、十分楽しめる映画。
マニア向けではなくて、一般の人向け。
結局下馬評通りのバディコメディ映画にSFアクション超大作要素を盛り込んだ映画。

via GIPHY

監督が良く無いってのは多分あるが、この監督だから許せた大味感もあると思う。
Blu-rayが欲しいかと言えばちょっと欲しいし、
同様に低評価された前述のスーパーヒーロー映画に比べると全然面白かったと思う。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 2/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 7.5/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

57点

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