ウィル・フェレル新しい相棒に出会う
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2022年アメリカ映画
2020年代初頭クリスマスキャロル
監督
ショーン・アンダース
・パパVS新しいパパ2
・俺のムスコ
・インスタント・ファミリー 〜本当の家族見つけました〜
・モンスター上司2
キャスト
ネタバレ あらすじ
2022年12月29日AppleTV+自宅鑑賞
2022年49本目
長文なので以下から開いてください。
ウィル・フェレルとライアンレイノルズで
クリスマスミュージカル映画となれば見ないわけにはいかない
2000年代と2010年代を
アメリカ映画を堪能することに
費やしてきた自分としては
フラット・パックとアパトー・マフィア
というアメリカのコメディ俳優の
コラボ映画は大好物。
00年代の中心人物で
現在でも主役を張りつつ
コンスタントに映画に出演し
アダム・マッケイと
賞レースを毎年賑わしている
ウィル・フェレルの新作が
まさかの『デッド・プール』にて
サイコ俳優として覚醒して
売れっ子に返り咲いた
ライアン・レイノルズとの共演と
なれば見ないわけにもいかず。
映画感想リンク:◎【映画 感想】デッドプール 【79点】◎
作品追加当初序盤をみて
あとでじっくり見ようと
思ったらもう年末になってしまって
ようやく鑑賞できた今日この頃。
てかウィル・フェレル
またクリスマス映画に出演して
アップデートしてるの面白い。
めっちゃ面白かったです。
どうやらAppleTV+にて
最高の視聴回数を獲得できた本作。
やはり売れっ子とレジェンドの共演で
クリスマス映画で配信となれば
映画文化の根強いにアメリカでは
大ヒットだろうという。
しかもまさかのミュージカル映画。
ことあるごとに劇中で歌っちゃう
ウィル・フェレルはさておき
『ハッピー・ボイス・キラー』にて
美声を披露したライアン・レイノルズが
再びとなれば本当に間違いない。
監督には『パパVSパパ』から
ウィル・フェレルと映画を
撮ってきたショーン・アンダース。
映画感想リンク:◯【67点】パパvs新しいパパ2【飛道具ギャグ連発のクリスマス映画】◯
今回の相棒はマーク・ウォールバーグから
ライアン・レイノルズにチェンジしての
コメディ映画なのだから
00年代の映画ファンとしては
たまらないコラボなのだ。
クリスマス・キャロルを再びアップデート
舞台を2020年代初頭に移して
炎上マーケティングコンサルタント
というSNSを活かした現代的で
需要の高い仕事をこなす男を
ターゲットにし
その男を改心させようとするのが
実はスクルージの幽霊だったという
なかなか凝った展開に驚く。
ポリコレとして有色人種として
優しさが溢れ出る肝っ玉おばちゃんの
オリヴィア・スペンサーが
ウィル・フェレルの恋人役で
変な感じがするが
まぁウィル・フェレルの恋愛模様は
大体狂ってるのでよしとしましょう。
50代の無職を受け入れるスペンサーさんよ。
とりあえずポリコレポリコレ。
マーク・ウォールバーグだと
いかんせんキレ芸をしがちだし
ゴリラ感絶対出ちゃうし
無駄に声高いから
バカ寄りになってしまうが
ライアン・レイノルズだと
絶妙に演技力が高くて
嫌なキャラと傷心の表情の差が
うまく深刻な顔をしたり
サイコになったりと
うまいこと真面目な映画に
落とし込む天才で
クリスマス・キャロルのプロットの
改心という展開が
ピタッとハマっているのが見事。
下品で馬鹿もあるよ
ミュージカル映画として
意外にもCGやカメラワーク
ゴリ押しではなく
人的にダンサーを物量で攻めるタイプ
なのめっちゃ好感持てました。
歌のシーンや
時間経過のシーンなどの作りが
見事で楽しかったです。
またウィル・フェレル印とも言える
下品で馬鹿な展開はもちろん。
過去の亡霊がポリコレとして
インド系の方ですが
この方がガッツリ、クリントと
肉体関係にあったり
その同僚たちも彼のセクシャルな
情報を欲していたとりと
下世話な展開はもちろん。
ウィル・フェレルの純朴馬鹿な
展開が恒常であって最高。
未来の幽霊については
長身の顔のないホラー要素
なのだが根はひょうきんで
スクルージのことを親友と
思うほどのやつという
アンバランスなギャグ要素も
効いていていい。
普通に見てて泣いちゃう
見ていると話の展開が読めるのですが
悲劇的なお話が続く
毒親に育てられたことで
人生そのものを穿った姿勢で
見ることで乗り切ってきたクリント。
自分なんかが人を育てては
いけないと育ての親の姉の
最後の願いを断り
善良過ぎる弟に託すことにしてしまう。
人の信頼を裏切り続けた
クリントだったが
似たもの同士かもしれない
スクルージが純朴過ぎて
嫌いになれず
命をかけて彼を救うことで
彼の改心は成功したかに見えたが
というなんとも切ない展開。
スクルージがまさかの
転生後も普通におっさんだったのは
びっくりだったが
空席になった現在の幽霊のポジ。
勿論そのポジションはクリントだよなぁ
と途中から気づくわけですが
その展開があまりにも辛辣で
話としては可哀想
幽霊ありきで楽しく描いているが
幽霊がなければ
クリントは部下や愛する家族を
残しこの世を去ってしまった
という物語なんですから。
しかしチート設定とも言える
物語の設定にて
何故か死後のクリントと
スクルージは普通に交流できるという
エピローグにて
クリスマスの幽霊たちの改心は
敏腕社長の参加とともに
より多くの人を救うことになる。
まぁ当初のスクルージの狙い通り
なのですが。
まぁ現世に囚われていたら
クリントはずっとネガティブな
ものから縁を切ることができなかったと
思うのでこれはこれで良かったのかな?
最終盤にも
ミュージカルシーンもあり
面白かったです。
またウィル・フェレルと
ライアン・レイノルズでバディ映画
製作して欲しい。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 8.5/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 7.8/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 8.4/10
81点
1840年代のイギリスで
グッドアフタヌーンは
本当に悪口だったのでしょうか???
調べるの難しい。
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なんだかんだクリスマス映画だったな。