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△怪盗グルーの月泥棒「うざったいが段々快感に」64点△

「序盤はイライラするが、だんだんその世界観にはまっていく。」


アメリカ2010年アメリカ制作アメリカ

声の出演
スティーブ・カレル
(ゲット・スマート)
サーチSTORYサーチ
悪人のグルーは、世界で一番偉大な悪人になる為に、月を盗むことを考える。
決行するには、月を小さくすることができるスモール光線銃が必要だった。
それを盗み出すグルーと仲間達だが、そこに若手の気鋭のベクターが現れ、横取りされてしまう。
困ったグルーはそれをベクターから盗もうとするが、上手く行かず、ベクターは孤児院の子供が売るクッキーを買うことがあるのを知り孤児院の子供を使って泥棒をすることを企む。
孤児院にいた三姉妹を引き取ることにするグルー。
だがグルーの暗黒な生活はその三姉妹により徐々にに変化してしまう…。
2010年11月9日鑑賞 2010年度98本目
2014年1月11日Huluで再鑑賞
ペンギン感想ペンギン
ユニバーサル初の3D映画。
というのが個人的なこの映画の重要ポイントかな?
宣伝文句は映画がアトラクションになる。だとか言ってますが、そういうシーンは、映画内で遊園地に行くシーンがあるだけで、実際は、そこまで良い映画でもエキサイティングな映画でもなかったかな。
ただ個人的に本作を一押ししたい部分は、
すっごくうざい映画!!

という点。
まずは、キャラクターのデザインから、主役のグルーは、フランス人ぽくて、妙に鼻も長く、変なファッション。子供達も子供達で妙にやさぐれていて、一概に可愛いとは言えない、その他の登場人物も同様に、変にデフォルメされていて、うざったい。また黄色いモンスター、ミニオンなんて、ずっと「ウィウィ」言ってうざいことこの上ない、そこに妙なデフォルメの世界に、不思議な発明品の数々ととてもうざったい。冒頭の音楽もまたうざったく、けだるく安っぽいストーリーもものすっごくうざったい。
原題は「私はいやしい。」かな?
グルーは自分が最低であることを誇りに思っていて、それでいて悪いことをすることを生き甲斐と捉えている。
そんな彼が悪巧みをする為に子供を引き取ると、グルーの性格が温厚に変わってしまい、彼らがいないと生きていけなくなってしまうというわけ。
そもそもグルーが悪人か?といえば、実際は「宇宙」などに憧れる少年をそのまま大人にして偏屈になってしまった程度だ。
またその人格の変化が極端なのが本作の残念な点。その他のあらすじはどっかで見た子供向け映画程度のレベルだ。
ただそんなことよりも個人的に評価したいのは、この映画独特のうざさ。
いちいち画面を埋めようと奮闘するミニオンの面々のうざさは、いつまでも見ていられる。
それに呼応するように、うざく動く悪役と子供達、グルーは良いお父さんでしかないし、ここまでうざいと妙に愛らしく感じてしまう。

またとりあえずミニオンの小ネタが個人的にはツボで本当に好き。
あと秘密兵器のデザイン。特にグルーの乗り物は、未来世紀ブラジルを彷彿させてくれる。
逆に悪役のベクターは、スタートレック?いや2001年宇宙の旅?ラストシーンはサタデーナイトフィーバー?
どこか実写映画をリスペクトした作りは素敵だ。
あとグルーの声優が、スティーブ・カレルで、ゲットスマートばりの馬鹿見せるかと思ったら、40歳の童貞男風だった。(笑)
ちなみに日本版の鶴瓶は絶対見たくない。(笑)
あと言いたいのが、パンフが酷かったこと。立ち読み程度だけど、映画のキャラクターにインタビューする項目があるんだけど、そこでグルーが怪盗にならなかったら何になる?という質問があるんだが、その答えが「モデル」これは驚きだった。きっと配給側が勝手に書いたと思うが、グルーが最初になりたいのは、宇宙飛行士であって、あくまで月にこだわったのは、子供の時の夢を果たすためだと言うのに。映画を何だと思っているんだ。
エンドロールのミニオンたちの飛び出そう競争は3Dで見て良かったと思った。(笑)
しかもそいつらにちゃんと名前があってしっかり描かれているのがまたツボです。
あくまでも子供向けにこだわった映画だと思うし、家族で見る価値のある映画だと思う。
まぁー極端な話ではあるのだけど。
2014年追記、2010年の鑑賞時のにいいこと言っているので、記事を修正するぐらいしかない。
とりま、久しぶりに見て「あれ?こんなに映画のストーリー薄っぺらかったっけ?」
「序盤ってこんなに低レベルの映画だったけ?」と違和感はあったが、中盤からそんなのどうでもよくなるぐらい、ミニオンが可愛い。
ピンク色の宇宙服も可愛い。
なんだか変な映画だ。
とりま続編のミニオン危機一髪は、ミニオン押しが異常で、製作の人もフランチャイズとして、映画の根幹ではなく、ミニオンを推すことに目覚めたあたり、上手いなと思う。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 5/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 6/10
キャラクターの魅力 8.5/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 7/10
音楽 7.5/10
俺の趣味 7/10

全体的に子供だましだが、ミニオンがいい感じにバカで笑えて良い。
何言っているかわかんないけども、見てるとわかってしまうのが良い!!
64
ちなみにイルミネーション・エンターテインメントの第1作目の映画。
『アイス・エイジ』の人が独立したスタジオ作品。
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