あらすじ
2010年アメリカでテレビドラマ『glee』のシーズン2放映終了後に行われたライブパフォーマンスのハイライトと『glee』を支持するファン達の姿をインタビューした映画。
テレビドラマ内で披露されたパフォーマンスが数多く披露されている。
字幕付き。
2012年1月12日鑑賞
感想
前述の通り海外ドラマ『glee』が、シーズン2放映終了後にアメリカで開催されたライブパフォーマンスの映像を編集し、またその『glee』の大ファンというグリークの姿を追いかけた、ドキュメンタリー映画。
皆さんちょっと「あれ?」って思わなかった?
そうです。本作はドキュメンタリー映画なのです!!
概説 [編集]
記録映像、記録映画とも言われ、テレビ番組として放送する場合もある。文学におけるノンフィクションに相当し、「取材対象に演出を加えることなくありのままに記録された素材映像を編集してまとめた映像作品」と定義される。個別の作品については様々な手法がとられている。
一般的にドキュメンタリーは制作者の意図や主観を含まぬ事実の描写、劇映画 (Drama film) ・ドラマは創作・フィクションであると認識されているが、本質的に差はないと実務者(森達也など)に指摘されている。
『wikipedia』http://bit.ly/p4hyYCのドキュメンタリーページをそのままコピべ(引用)
いや。ライブ映画でしょ?
いいえ違います。本作は、ライブパフォーマンスを映していますが、「gleeってこんなに凄いんだぜ!皆に必要とされているんだぜ!!」という弁論が含まれた、何とも言えない映画なのです。
そのせいか、かなり全米では酷評の嵐。確かにこれはちょっと酷い。
しかし映画の大筋であるパフォーマンスは圧巻なものがほとんどだ!!
パフォーマンスに関しては、ドラマ内で利用されたものが、数多くライブ内で再現されているものを演じられている。
オープニングは、『glee』のテーマソングとも言えるジャーニーの『ドント・ストップ・ブリーブ』が披露される、しかも字幕付きで!!
この字幕付きがやはり、ファンとしてはありがたい。
特にドラマ内では、全米を中心とした大物アーティスト達の楽曲をドラマ内のキャラクターを投影させて、シンクロさせながらキャスト達が唄うという構図が、本来の楽曲が持ち歌詞などを更に高い次元へ昇華させており、洋楽ファンの自分もとても楽しい気持ちで毎回鑑賞できる。
ドラマ開始当初はドラマ面などがお粗末だったが、ドラマ自体に人気が出てからは全ての質がぐっと上がっているため、毎回、楽曲の選択や展開など、ハラハラドキドキしながら鑑賞している。
是非オススメの海外ドラマだ。
その感動が断片的にも呼び起こされるライブパフォーマンスはやはり嬉しい。
しかし!!
本作はシーズン2の終了後のライブであり、シーズン2内の楽曲が多く歌われている。
これはシーズン2未見の方には、少し辛い要素でもある、予習程度「この楽曲が披露されるのか!!」なども受け取られるが、ネタバレとなる場合も強い。そこは注意が必要だ。
また活躍するキャラクターも限定的になっている。
特に活躍が少なかったのが黒人のデブの女性役のメルセデスはかなり少なかった。
あと白人のゲイ役のカートも少なかったと思う。
しかし多くのキャラクターがドラマ内から飛び出てきたような感じで披露してくれるので、非常に嬉しい。
また活躍ぶりでは白人の金髪ののっぽのバカのブリトニーが凄かったのと、車椅子の少年がアーティが歌うマイケル・ジャクソンの「P・Y・T」など違った一面が見れて感動的だった。
またTVドラマ内でゲスト出演したグウィネス・パルトロもゲスト出演している!!
そういった最高のパフォーマンスの合間には、普段見れないキャストたちの控え室風景などもあり、その姿にもファンとして感動出来る。
大きな問題点であるgleeオタクたちのドキュメンタリー。
これは、色んな意味で問題である。
『glee』本来の主題には多くの人たちと調和できない個性の強い面々、いや負け犬たちが、gleeという合唱ダンス部で自分たちのありのままを歌や踊りを通して表現して輝き、協調性のない個性の強すぎる人たちへの応援。というのがあると思う。
本作はそれをダイレクトに取材している。
そのファン達はとりわけ、何かしらの問題を抱える人たちだ。
あたかもgleeのキャラクターのように、例えば、身勝手な歌姫、バカだけどチャーミングなアメフト部のクウォーターバック、ヤリマン、バカ、妊娠したチアリーダー、不良、デブ、ゲイ、車いす、アジア人などなど。(苦笑)
そのよな方々が声を揃えて『glee』のおかげで、僕たち、私たちは今幸せに生きています。
あのキャラクターは私の宝物よ。
などなど、信者とも思える人々の実体験や賛辞が映画の半分を締めている。
正直これは批評すれば、非常に悪い点だし、ドキュメンタリーとしても問題がある。
ある映画で、『glee』なんて見てるって言ったらいじめられる。
というギャグがある。「でも見たいけど」
つまり『glee』とは多くの人々が賛辞を与えているわけではない、本当の高校生は『glee』を嫌悪している人もいるかもしれない、『glee』が嫌いな人もいることを忘れては行けない。
しかし本作は、ファン達の感動や感謝のみを大々的に描いているのだ。
これは恐ろしい。
またそれが本作を鑑賞しにきた観客が望んでいたものなのか、いや、作品としてならこの点には、少しだけ賛成したいと思う。
しかしもし『glee』を見た事がない人がこの映画を見た時、少し不快に思うのではないだろうか?
また更なる問題点としても挙げられるのが
再鑑賞時に、『glee』キャストのパフォーマンスを見ようとしても合間合間にキモイインタビューが入ってくるので、BGMとしてもいまいち有効に機能しない。
ライブビデオとなれば、気が向いたら再鑑賞したいものだ、しかしその気持ちをそぐようなインタビューが本作に必要だったのだろうか?
むしろ何故ドキュメンタリーにしたのか?複雑だ。
だったらむしろライブオンリーの作品が見たかった!!
もうこれがこの映画の本音だ。十分に素晴らしいパフォーマンスも、ドキュメンタリーのせいで数多くカットされているだろう、またMCなどほとんどない。
確かにマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』も問題はあった、字幕が無かったり、実際にはライブじゃなかったりとね。(苦笑)しかしあれは何度でも見られるし、マイケルに会える。
だがこっちは余計なものが山ほどでファンもがっかりな出来だとも思える。
ライブバージョンのソフト化はないのか?
またライブで思ったのは、主要キャストのシュー先生が一切出ていないのが疑問だった。
gleeの主役は生徒という考えがあるかもしれないが、スー先生が出てくるのに、これは疑問だ。
また3Dでの出来は不明だが、その点はあまりふさわしいとは思えない。そっちの評価はどうなんだろうか。
得点
6点
2011年アメリカ制作
glee/グリー ザ・コンサート・ムービー 3枚組3D・2Dブルーレイ&DVD&デジタルコピー〔初回生産限定〕4392円
glee/グリー ザ・コンサート・ムービー (特別編) [DVD]2926円
鑑賞直後は結構欲しかったし、もっと評価が高かったが色々考えて、なんか評価落ちた。
でも今でもちょっと欲しい。
glee/グリー アンコール ベスト・パフォーマンス [DVD]2213円
シーズン1の楽曲のみを終盤以外のをチョイスされた総集編。やはり出来は酷く字幕は英語のみらしい。
クソ気になっていたのに。
glee/グリー シーズン2 ブルーレイBOX [Blu-ray]16907円
シーズン2のコレクターズBOX。高いの日本製なので…。それ以外は買う価値がある。欲しい。
glee/グリー ブルーレイBOX [Blu-ray]17000円
高い。
glee/グリー シーズン2 DVDコレクターズBOX13544円
ふむふむ。
Glee: 3d Concert Movie [Blu-ray] [Import]3206円
海外版のコンサートBlu-ray。日本語字幕ついているようです。ちなみにイギリスのAmazonのアカウントがあればもう少し安く購入できます。
自ブログ内『glee/グリー』感想記事リンク
glee シーズン1 を見終わりました。
glee/グリー シーズン2を見終わったよ。
glee/グリー シーズン3見終わったの感想を書きます。
【海外ドラマ】『glee』 シーズン4見終わった。【感想】
【海外ドラマ】glee/グリー シーズン5 【感想】
△glee/グリー ザ・コンサート・ムービー 2011年度129本目△
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