監督
ジョス・ウィードン
(『セレニティー』『アベンジャーズ』)
『アイアンマン』
『インクレディブル・ハルク』
『アイアンマン2』
『マイティー・ソー』
『キャプテン・アメリカ』
『アベンジャーズ』
『アイアンマン3』
『マイティー・ソー/ダーク・ワールド』
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
合計10作
08年の『アイアンマン』から7年、そして11作目として
全米歴代収入3位にもなった4人の映画の主役が一同に揃った伝説の映画『アベンジャーズ』の続編がついに日本公開!!
監督は、前作同様にジョス・ウィードン。
出演キャストも前回と同様。
しかも本作の前には、ハルク以外の三人は続編の映画が作られた。
空前絶後のプロジェクト。
というわけで全世界のアメコミ映画ファンが期待した本作。
日本ではもちろん、公開は遅い。
感想としては
そこそこ面白かった。
と思ったよりは楽しめなかったなぁと。
ちょっとマニア向けじゃないか?
もうこれなんですよね。
全然考えてなかったけども、もう11作目になるんですよ。
全部連なっているんですよ。
その中には実は海外ドラマも混ざっていたりで、一見さんはついていけない。そんなきがします。
まぁでも一見さんでも見れるけど『アベンジャーズ』と『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』は見ておかないと世界設定がわからないと思う。
これ結構致命的だなぁと思う。
また各キャラの詳細な設定は、やはり『マイティー・ソー』と『アイアンマン3』は見ておいたほうがいい。
『アイアンマン3』を見ないとトニーの葛藤の理由や、今作の敵(ヴィラン)であるウルトロンが実はトニーの歪んだ欲求であったとかの解釈ができなかったり。
さらには、ジャービスの擬人化で別物の隠しキャラのヴィジョンがよくわからないかな?
実質アイアンマン4でもあり、キャプテン・アメリカ3の序章にもなっている。
さらには、マイティー・ソーの世界に出てきてガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのキーアイテムでアベンジャーズ3の敵に関係するアイテムが出てきたりと、超複雑
ディズニーが愛をしる全ての人に!!とか言っているけど、それ10作も今まで見てきた人の愛についての言及じゃないか?と思う。
作品としては、4人の個性的なキャラにさらに二人のサブキャラ。そして豪華なゲスト。
そして新メンバーが3人で悪役が一人と、かなりのキャラクタ数。
そして多すぎる情報量ともあって、とことん初心者にはきついマニアっくな映画
映画単体としては多すぎるキャラクターのせいかメインの敵であるウルトロンの個性が減少している印象。ウルトロンの目的がちょっとわかりづらい。
多分、トニーの歪んだ欲望そのものがウルトロンになってしまったんだと思う。
それはそれで切ないんだよね。
これはまた『アイアンマン』シリーズを見ててようやく思えることなんだけど、トニーって最初はただの武器商人だったのに、テロというか育ての親みたいな人に裏切られて、自身の兵器の犠牲になってしまって、そこからアイアンマンを生み出して、戦争根絶を謳ったたら、今度は自分を憎んでいる人たちに狙われたり、アイアンマン化の副作用だったりで苦しみ、そしてアベンジャーズとして世界を救って、ヒーローとしての意識に目覚めたわけだけども、たった一人侵略者の全貌を知ったトニーの精神は確実に病み初めて、新キャラのせいで、その恐怖が増大してしまって、ヒドラが作っていたものを利用して、当初から目論んでいたウルトロンという人工知能搭載兵器を生み出すんだけども、それがトニーの歪んだエゴと世界平和には人類が不要ということで、暴走しちゃうという、トニーの身から出たさび状態。
トニー自身は侵略者からの戦力としてウルトロンは必要だと思ったし、ウルトロンを捉えて再調整すれば、侵略者を倒せると考えているんだけども、それは仲間と家族を救うべくなのに、劇中では、キャプテン・アメリカと敵対してしまうわけで。
さりげなくキャプテン・アメリカ3への伏線にもなっている。
というわけで、かなりのマニアっくな葛藤がシリーズを見ている人だけが感じられるそういう作品だというのはなんか伝わったでしょうか?
さらには、本作で、それぞれのキャラに終焉が予知されているようで、最終的にハルクは退場?
アベンジャーズは新生アベンジャーズになったように思えますが、その面々もかなり豪華。
やっぱハルクバスターとハルクの激闘がすごかったなぁと。
ウルトロンとの最終決戦も面白かった。ちょっとドラゴンボールみたいになってた気もするが。
アベンジャーズの続編として最高に盛り上がるわけではなく、今後の作品の方向性を決めるような動機づけのような作品に近い印象。
スカッとしないんだよな!!
それでも今後もアメコミ映画は映画館でみます!
得点
物語の面白さと上映時間 7.5/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 7/10
キャラクターの魅力 7/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 8/10
音楽 7/10
俺の趣味 8/10
76点
『アベンジャーズ』シリーズは新作が出来るたびに過去作の補完などが行われて、過去作の見方が変わるんだよね。
とことんマニア向けだな。
二回目見て、追記。
『キャプテン・アメリカ3』への伏線でハルクが暴れたワカンダってのは、ブラックパンサーの舞台なんだよね。この問題を機会に発展していくのかな?
あと武器商人の「大臣」という発言。これはなんか悪役の匂いがしますな。
ワカンダは魔法と科学が調和している国だとか。なんか気になるな。
ヴィジョンがかなり魅力的だなぁと。
あとラストのキャプテンの「アベンジャーズ」で終わりますがそのあとにつづくアッセンブルは「キャプテンアメリカ3』につづくのかな?そもそもこのラストがキャプテンアメリカ3の冒頭でこれから新しい仲間をスカウトしに行くところっぽかったし、トニーがまた影でウルトロン計画以外の何かを行っているのか?
またパンフを読んだあとだと人物の関係がよりクリアになるね。
トニーは唯一キャップだけを尊敬してボス呼ばわり。
ソーはトニーと言葉遊びなどなど。
ホーク・アイはかなり出世したな。
スカーレット・ウィッチはビームお姉さんで、現実改変能力はないんだね。
クイックシルバーの能力も不明確で、この二人はちょっと物足りないアメコミキャラ。
どっちかっていうとストーリーに絡む重要なキャラのための肉付けの印象。
やっぱウルトロンが暴走し過ぎで微妙。
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