「設定はハングオーバーに似ているけど、やり過ぎ感はこっちの方が上。」
2010年アメリカ制作
出演
ジョン・キューザック
(1408号室)
クラーク・デューク
(キック・アス)
クリスピン・グローヴァー
(バック・トゥ・ザ・フューチャー)
予告
STORY
2010年アメリカが舞台のお話。
40代のアダム(ジョン・キューザック)は仕事から家に帰宅すると家内のものがほとんどなくなっていた。別れた彼女にほとんど持ってかれてしまったのだ。地下に行くとそこには甥のジェイコブ(クラーク・デューク)がセカンドライフに没頭していた。
アダムの旧友であるニックは犬のスポーツジムのアシスタントをしていた。そのジムのオーナーは妻であり、また彼は婿養子としだった。
またアダムのもう一人の旧友のルーは、帰宅直後、投げやりなハイテンションで車を暴走させていた。
そしてアダムたちにある連絡がくる。それはルーが入院したという連絡だった。
久しぶりに再会したニックとアダムはルーが自殺をしようとしたのだと思い落胆する。
そしてルーに再会した二人は、1986年の24年前に行ったスキー場に行くことを提案し、3人にジェイコブを混ぜた4人はスキー場があるコテージへと向かう。
だがコテージもまた彼らの人生同様廃れてしまっていた。男4人で憂鬱なのだが、それぞれの人生の悲しみを分かち合うわけだが、最終的に4人はいつだって入ると元気が出る、ホットタブに入って酒を飲み明かす事にするのだが、乱暴に扱った結果、ホットタブは暴走しだし…。
翌朝、4人は目覚め行動を開始するのだが、何やら回りの様子がおかしいことに気づく、そして彼らは気づくのだった、自分らのいる世界が1986年の24年前に旅行に来たあの日という事に。
2011年5月18日鑑賞
感想
アダルトボーイズ青春白書に続いて、またもハングオーバー的映画をレンタルして鑑賞。
本当にアメリカというのはわかりやすい国ですね。
それでいて勿論評価面もわかりやすくて、「二番煎じはいらね!!」という観客側の辛辣さもあって、アメリカ映画の動向はいつも激動で面白い。
ただ本作は以前見た「アダルトボーイズ青春白書」などとは明確な違いがありまして、それは一応SF映画なこと。
いやまぁーもっと色々というと本作は、ハングオーバー+バック・トゥ・ザ・フューチャーです。
でーその要素にドクがいないというか、最初はその実際に起きたことを忠実に再現しようとするのですが、ドクがいないからか開きなおった大人の暴走が始まるという形です。
本作はもの凄く異色な映画だったと思うのです。俳優陣の無名さが尋常じゃない。主演のジョン・キューザックは分かるけど、その他の俳優は映画には全く出ない無名の人だらけ、そういう面では「アダルトボーイズ青春白書」とは真逆で好感度も高いですが、でもその主演も別にコメディ俳優では無い所がまた。
まぁーそもそも本作は体裁はコメディ映画だけど、全く笑えることも無い、大人の為のバック・トゥ・ザ・フューチャーとでも言えるわけで、カムバック80sな映画ですよ。
そんな中、アダムの甥にあたる20代のジェイコブに論点を移行するともっと異色で、むしろそれが映画的に少しのスパイスになっていて、彼の存在が更にバック・トゥ・ザ・フューチャー的要素が奥深くなります。
またそのバック・トゥ・ザ・フューチャー要素を隠す事無くかもす要素もあります。
それはバック・トゥ・ザ・フューチャーでマーティーのお父さんだったクリスピン・グローヴァーが出ていること。(笑)
また彼の存在も映画のネタであるわけで、物語の重要なポジションを務めています。
ただ何故彼らが80年代に行ってしまうかということは謎で、それでいて彼らがまわりには20代に見えるのに対してジェイコブは普通の扱いなど、またオチが凄いのが本作の特徴。
これだけはやっちゃいけないと思うし、メタルギアでそれをやると強制ゲームオーバーだったりしますが、ここまで苦しんだ彼らです、フィクションなので大目に見ることも大事です。(笑)
むしろアホすぎて好感が持てました。
ただやはり本作の日本でのヒットは難しいですよね。無名だし。ただSF映画で緩いのが見たいとなったらかなりおすすめの一本です。エンディングのジャーニーがマジでいい感じです。
得点
7点
自己満感の強い映画ですし、二番煎じのある映画ですが、見てあげても良いと思います。ぶっ飛んでて楽しめた。
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邦題の元ネタがあの広末が出ていたタイムトラベル映画ということは言うまでもない。勿論本作とは無関係。
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