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◎ザ・マペッツ 2012年度31本目◎「鑑賞難易度は高いです。」

「マペットの動きは神です!!」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-ザ・マペッツ
アメリカ2011年アメリカ制作アメリカ

製作総指揮
ジェイソン・シーゲル
出演
ジェイソン・シーゲル
(『ガリバー旅行記』『40男のバージンロード』『寝取られ男のラブ♂バカンス』)
エイミー・アダムス
(『ザ・ファイター』『魔法にかけられて』『ダウト~あるカトリック学校で~』)
予告編

映画あらすじネタバレ映画
ウォルターは兄弟のゲイリー(ジェイソン・シーゲル)と一緒に小さな街に住んでいる。(ゲイリーは人間だが、ウォルターは…)
二人は、小さい頃からマペッツショウを見て、マペッツが大好きになって、そのまま大人になったのだ。
ゲイリーは、今度の休みに恋人のメアリー(エイミー・アダムス)とロサンゼルスに旅行に行く計画を立てていた。メアリーはそれを付き合って10年のお祝いだと思いとても楽しみにしていたのだが、そこにウォルターも行くことが決まっていて、またマペッツの収録スタジオを観覧するツアーをウォルターと一緒に行くことが決まっていた。
メアリーは、ゲイリーがウォルターから離れることができないことが二人の関係において問題視していたのだが、ゲイリーはそのことを何も考えていなかった。
ロサンゼルスに着いた彼らは、マペットのスタジオツアーに参加するのだが、スタジオは廃れており、公開収録をしていたショウの劇場も閉館しており廃れていた。
興奮し過ぎたウォルターは、一人伝説のスター、カーミットのオフィスに潜り込むが、そこで、このスタジオそのものが金持ちにより取り壊されてしまうという話しを聞いてしまうのだった…。
マペッツの遺跡の危機にいてもたってもいられなくなったウォルターはゲイリーと協力して、カーミットに相談をしに行く。スタジオを金持ちから買い直すことができれば、スタジオの敷地は守られる。しかしカーミットは落ちぶれたマペッツショウを見たい人などいるのだろうか?と不安になっていた。しかしカーミットはもう一度仲間と共に黄金時代を再現するべく、仲間集めをウォルターたちと行うのだった!!
しかしメアリーは、不満がたまっていた。ゲイリーはメアリーの気持ちを考えることもなく、ウォルターと共にマペッツショウの復興に着手しているからだ…。
2012年6月2日鑑賞
映画感想映画
2012年の6月オレは『マペッツ』を見たわけだが、このマペッツは、2011年にアメリカで公開され、高い評価を受けながら、絶妙に日本での公開の臭いが感じられず、DVDスルーかと思われたが、東宝シネマズ系列で公開することになっていたのだが、公開2週目で、まともに見れる時間帯にやってなかったのが印象的で、最終的に公開3週目で居住地区から1時間半かけてお台場まで見に行ってしまったのだ。本当に上映回数がやっつけで、だったら公開なんかするんじゃねぇよ!!というのがガチな思いだった。
しかしこの『マペッツ』が思いの外、曲者過ぎて頑張って見に行ったものの、そこまでツボにはまらなかったのも事実だったりする。
そもそもオレ自身、というか日本人においてはそこまで『マペッツ』というものに親しみはないのではないだろうか?世代的なものはあるものの、現在24歳の私は、一番有名なキャラクターのカーミットさえまともに具体的にどのようなキャラであるかも知らなかった…。
『マペッツ』がそもそもセサミ・ストーリーの1コーナーなのか?それとも独立しているのか?その判断は非常に難しい。そもそもセサミ・ストリートを筆者の自分は馴染みがないし、見てもいなかった、むしろ嫌いな方向だったとも思う。
そんな『マペッツ』が実際は映画としては9作目にあたるというのも知らな過ぎた事実でもあった。
むしろアメリカでは1950年代頃に生み出され、現在までも単発で制作されている人気のあるシリーズのようであるのだが、その文化の乖離が甚だしく、むしろ日本での公開をお蔵入りしたとしてもその判断が悪かったとは思えない…。
馴染みがあるなら絶対的にマストなのだが、高い評価を得ているから鑑賞しよう程度は、なかなかとっつきづらい作品であることは、間違いない。
そんな本作だが、製作総指揮はなんとジェイソン・シーゲル。
しかも主演を演じているのだから、気合いの入れようが違う。
そう言えば『寝取られ男のラブ♂バカンス』のラストシーンで、彼は人形劇を披露していたが、もしかしたら、彼の夢はまさしくこの『マペッツ』の映画化に携わることだったのかもしれない。
ヒロインでは、『魔法にかけられて』でお姫様を演じて歌唱力もあるエイミー・アダムス。
これは一体、どういった映画になるか!!結構期待が持てるのだが…。
異質な世界観
やはりこの映画、設定自体がきついかもしれない。
主人公はマペット?であるのだが、ジェイソン・シーゲルと兄弟として生きてきた。しかも何不自由無く。しかし二人は異様に『マペッツ・ショウ』に固執しており、生粋のオタクである。
この時点で、なかなか何度が高いのは明白だ。この映画の世界はマペッツたちが人間として生活しているという特有の設定を説明無しに受け入れる技量が必要になる。いや明確にはマペットとは何なのか?さえもこの映画自体には説明はない、マペットと人間は違うという概念もむしろ無い。
この世界には、それが当然なのだ。それは『マペッツ』初心者的にはきつい。
直後映画はミュージカルが始まる。むしろとことんどんな世界観だ!!そのミュージカルさが徹底されているとは決して言えない。むしろミュージカルが不自然でもある。その妙なシュールさコメディになっているわけだが、これもまた、やはり日本人には温度差があるのではないか?
またエイミー・アダムスとジェイソン・シーゲルの関係もなかなか難しい。この独特のシュールな温度がまさに不可解とも言える。
だが受け入れてしまえばなんのその。
だって物語に中身があるのだ。
廃れ果ててしまった『マペッツ・ショウ』の復興させるべく、奔走する。
むしろ皆が見捨てたマペットをもう一度現代に蘇らせ、こんなに素晴らしいものがあるんだと訴えかける。これは『マペット』への感謝と幸せなお知らせなのだ。
世界観さえ受け入れてしまえば、おなじみのテンポで物語は一気に駆け抜けて行く!!
またドラマ面もちゃんとあるのも忘れては行けない。それは主人公であるマペットのウォルターとゲイリーの兄弟が、自分の道を見つけるという重厚なドラマなのだ。
そのドラマを歌で彩ったのだが、その曲がアカデミー賞に輝いたわけだ。
ちなみウォルターを演じたのは『ビッグバンセオリー』のシェルドン!!(笑)
ラストシーンでは結構泣ける。『マペット』は本当に過去の遺物なのか?それはあのラストを見て確かめてほしい。予期は出来るだろうが、それでも感動的である。
まぁーゲイリーとメアリーの関係が現実感無さ過ぎて怖いが。
てかエイミー・アダムスの無駄遣いが甚だしいのが特徴で、もうちょっと『魔法にかけられて』の実力を活かせるようなキャラにして欲しかった。
あと悪役の唐突なあれを含み、かなりぶっ飛んでいる。
また豪華俳優陣のカメオ出演の多さも桁違い!!
さりげなく『マペッツ』のアメリカでの人気の根強さを実感できる。
メモ得点メモ
8
総評的には、馴染みがなさすぎていまいち評価が難しい。
しかし過去作へのリスペクトを含めて、シリーズに新たな一歩を与え、また人気を再加熱させた快作なのではないかと思う。しかしこぞって見る程でもないかも?かなりシュールよりのコメディだと思うので、困惑する可能性も高い。
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