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◎メランコリア 2012年度86本目◎「メランコリアはやくこーい」

「人類は滅びまちた」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-メランコリア
デンマーク国旗2011年デンマーク映画デンマーク国旗

監督
ラース・フォン・トリアー
(『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ドッグヴィル』『アンチクライスト』)
出演
キルスティン・ダンスト
(『スパイダーマン』シリーズ 『スパイダーマン3』)
キーファー・サザーランド
(海外ドラマ『24』ファイナルシーズンの総感想『フォーン・ブース』『スタンド・バイ・ミー』)
シャルロット・ゲンズブール
(『アンチクライスト』『恋愛睡眠のススメ』)
予告編

あらすじ
若い恋人同士のジャスティン(キルスティン・ダンスト)とミシェルは今日結婚式を行う。
しかし二人は遅刻していたが、楽しそうに過ごしていた。
そして結婚式を行うわけだが、元々重い鬱病を患っていたジャスティンは急に精神のバランスを崩し、最低な行動を繰り返し、披露宴直後にジャスティンはミシェルとの関係を終わらせようとするのだった…。
そして地球には突如現れた星、メランコリアが接近していた。それが地球に衝突すると思われていた。ジャスティンは姉(シャルロット・ゲンズブール)とその夫(キーファー・サザーランド)の家に保護され看病をするのだが、ある日ジャスティンは急に元気になるのだった。
そしてメランコリアがぶつかるのか?ぶつからないのか?を気にかける夫のジョン。
しかしメランコリアには人の意思など意味など持たないのだ…。
2012年10月13日DVD鑑賞
レポート
前々から気になっていた『メランコリア』をレンタルして鑑賞しました。
そんなこと言ってもラース・フォン・トリアー監督の映画って未だに一度も見たこと無いんだよね。
得意分野:アメリカ娯楽映画。
苦手分野:ヨーロッパ、中国のアート映画。
というわけで今作が、自分の中で初めてのトリアー映画となる。(そんなんで「オタク」語るなよ。とか言わないでね。)
軽く調べたところ、トリアーさんは、映画に対して凄い主義を持っているようで、映画自体の手法をある意味ベジタリアンのように限定的であるからこそ映画が輝く!!とでも言うような主張を
持って映画を作っていた時期もあったり、逆に実験映画のような映画も撮ったりしていたりもして、でも根本的には稀代のアートポルノ映画監督!!というのが、大衆向けでいて一番簡潔にどんな職人かがわかると思う。
まぁーそういうのもコミコミで毎年フランスで行われるカンヌ映画祭では、常連とも言える巨匠でもあるんだよね。
そして本作は、SF映画なわけで、地球になぞの星が突撃してくるという、なんともテンションの上がるプロット。
だが、作品製作の舞台裏では、トリアー監督が非常に重い鬱を患っており、その最中に仕上げたのが本作であり、そして本作を監督したことにより鬱を克服できたという、なんだか複雑なわけ。
そんな映画が単純に面白いのかよ?と言われたらなんとも言い難い。
というわけでようやく映画本編に切り込みます
ヨーロッパ映画にしては、俳優陣がとても豪華。ジャック・バウアーがいたり、スパイダーマンの恋人がいたり、チンコを破壊した人がいたり。それ以外でもドラゴン・タトゥーの女の犯人だったり、ジョン・ハートだったりとやはりトリアーぐらいの稀代のポルノ映画監督となるとこぞって一皮むけたい俳優達が出演をするわけだ。
本作は、オープニングを考慮すると3つのパートに別れている。
まぁーオープニングは後半のパートのハイライトとも言えるけどね。
2つ目が、主人公のキルスティン・ダンストことジャスティンが結婚式に向かう所から始まるのだが、最初は元気いっぱいのジャスティンだったが、徐々にわがままになっていき、最終的には結婚を破綻させるという、旦那はマジでトラウマな展開。そもそもジャスティンは鬱病を患っており、それが極端に出てしまったというわけ。
それでもジャスティンの行う行動はマジで最悪。結婚式なのに他の男とセックスしたりする始末。
見ていてもとても不愉快。
映画としてもとても不愉快で退屈だ。
そして3つ目が、結婚が破綻して重い鬱病になって家から出ないジャスティンを引き取りに来る姉、そして姉家族と共同生活を送る中、地球に急接近する惑星があり、それがぶつかるかぶつからないかの人類最大の危機の話し。
まぁーオープニングからして勿論ぶつかるわけです。
その過程の中での人間描写が普通に面白く、キーファー・サザーランドは絶対ぶつからない主義の人間で、その妻のシャルロットは、ぶつかると思っているけどもぶつからないことを祈っているわけ、そんで問題の主人公のジャスティンは、まさかのぶつかることを知っているという謎のエスパー。
何故彼女が重い鬱病だったかというと、未来を知ってしまったからだったという素晴らしいSF的展開で、前半のクソつまらない鬱パートもそれを考慮すればなんだか許したくなってくるのだった。
そして稀代のポルノ監督にふさわしい、キルスティン・ダンストのヌード描写が合間合間に挿入され、その脱ぎっぷりは、かなりのすごみがある。汚らしい脱ぎや、中盤ではメランコリアと裸で交信もしくはセックスをする驚愕の映像があり、それも中々ウケール。
キーファー・サザーランドが藁に埋められたりも良い。
またネタ的にもなかなか楽しいのだが、流石にカンヌで高評されている映画監督だけあって、映像のカメラワークが非常に良いのも忘れ難い。
話しつまんないけど、この映像すごくいいよ!!みたいなのが山ほど。
特にメランコリアとの交信は良い。
映画のラストシーンもCGを使い大迫力で人類が滅びるのも見ていて元気になる!!これぐらい分かりやすい方がオレは好き『テイク・シェルター』でなんか物足りない人にはお勧め。
メモ得点メモ
8
なかなか楽しい映画でした。SF映画としても良いと思う。でも前半が腹立たしい。なんせキルスティン・ダンストがブスだから!!
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