「1989年のアニメとは思えない未来を予期したガジェットと上質な映像にぶったまげた。」
1989年日本制作
監督
押井守
(『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』『イノセンス』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』 『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』)
予告編
あらすじ
ロボットテクノロジーの発展により二足歩行型汎用作業機械、通称レイバーが登場し、レイバーは社会に大きく普及したのだった。
しかしレイバー普及に伴いレイバー関連の事故や犯罪が増加。対処するため、警視庁は警備部内の特機部隊にレイバーを導入しレイバー事件専門の特車2課を設けた。
そしてある日、レイバーの誤作動が相次いで起きた。それは自衛隊のレイバーまで誤作動をしてしまった。捜査をする特車の面々だったが、それはレイバーに搭載される次世代OSが関連していることが発覚。またそれに関与しているのは、先日投身自殺をした人物だった。
そしてその誤作動は、あるきっかけで全国各地に広がることが証明され…。
2012年6月28日鑑賞
感想
今日はパトレイバーの映画一本目みた。
ロボット好きのおれだけど一度も見たことなかった。
OVAからの映画化で自己紹介とかなかったけど、空気でそういうのはカバー。
監督押井さんで、それっぽい演出チラホラ。ラストもね。
あと敵が人じゃない点で、機械が無人で動くのも、押井さんっぽいよね。
って思ったらこれは押井さん途中参加系でそこまで押井作品ってわけではなかったようです。劇場版2はそれらしいけど。
気づかなかったけどこれ89年制作。
中身に古臭さはほとんどない。映像も丁寧に作られてたし、ロボット格好良かったし。
90年代中盤かと思えたよ。
しかもネットとかも印象的だったし、近未来を精巧に予見しててすごい。
ロボット描写は微妙だけど、レイバーが格好良い。
マクロスに似てると思ったけど、ガンダムのジェガンにそっくりだった。笑
あとはちと長く感じた。
それは演出のせいかな?
話自体は面白いし、奥深いんだけど、途中妙な音楽と渋い捜査があったり、会話に絶妙な間があったりとして、見応えあるけど、100分にしては長かったな。
後の押井作品を垣間見れる良作だね。
またこれ以降テレビアニメ、OVAとなって再度映画化、また映画化という大ヒットぶりも続いたすごい作品。
見る余裕ないから見ないけど、2.3はキャストも方向性も違うとか。
でも面白いからオススメ
得点
8点
本作一本で独立しているとは言えない。未来の先見力が凄まじく、全く古さを感じさせない。
登場キャラクターの設定を知っている方が楽しめるのが難点の一つ。
ロボットアニメとしては、やや要素が薄い。しかしその分サスペンスとしては上質。押井要素があるものの薄く、近未来?犯罪ものとしても見応えたっぷり。まぁーラストのロボットバトルはロボットアニメ好きとしては微妙かもしれないが、一応レイバーは戦闘用というよりは作業用な形で、武器も拳銃だとかで、コックピットは露呈していたりと、そういう意味でのデザイン性は非常に良い。上質な作品だ。10年先の未来はちと未来過ぎたかもしれないがね。
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Blu-rayはちと高いが、せっかくならBlu-rayで欲しい。
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