うぉぉ!後半展開変更発生したぞぉ!
★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2022年日本映画
公開から2週間で完結編公開!
「激闘に叫ぶ愛」の監督は?
監督
富野由悠季
・機動戦士Ζガンダム 星を継ぐ者
・ガンダム Gのレコンギスタ
・機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
・機動戦士ガンダム
あらすじ
2022年7月30日劇場鑑賞
2022年33本目
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先に前作の感想でもどうぞ
「激闘に叫ぶ愛」は、アニメシリーズの劇場版の第何作目ですか?
待ってたよオリジナル展開!
5部作の4作目である本作。
ちなみに最終作も同時に制作し
公開から2週間後に最終作も公開という
とてもありがたい展開です。
今作は
TVシリーズの19話~22話を
元に作られており
ここに来て大幅に追加映像あり
中盤からテレビ版になかったシーンが
多数追加されており
今作から完結に向けて
オリジナル展開になる?
かと思えるような展開の変更もある。
むしろTV版では結局尺が足りなくて
説明描写を泣く泣く削った
また描きたかった要素を
削減せざる追えなかった。
その後悔を無くしたのか?
と5作目鑑賞後には思うのでした。
具体的な追加は
ラグー総裁のシーン。
ビーナスグロゥヴのデザイン変更。
終盤の地球圏帰還後にて
フォトントルピード使用描写の
大幅増加。
地球圏帰還後にて
すぐにドレッド艦隊との戦いで
ロックパイが死亡するシーンが
TV版ではあるがそのシーンはなし。
むしろカシーバ・ミコシ奪還戦
そのものが追加され
マスクとの思いがけない一騎討ちが
追加される形になっている。
本当に嬉しかった。
鑑賞後に帰宅し
TV版の終盤をBlu-rayを
開封して復習。
わっけわからんことが多いが
超兵器の数々の見応えたっぷりな
武器のバリエーションや戦闘と台詞回し
など休日をあっという間に使用し
3巻を見終えてしまい
富野監督のロボットアニメの
凄さというものを浴びるのでした。
組織数も少なく解りやすい4作目
これまで敵対組織が多すぎて
解りづらかったGレコですが
今回はVSジット団が後半まで続き
終盤こそアメリアVSキャピタルガードの
地球圏内組織の対立はあるが
月からの侵略者のドレット艦隊は不在な為
意外とシンプルにまとまっている。
また劇場版の特徴として
世界観の設定やキャラクターの心情変化を
丁寧に描いて補完している作風のため
解りやすくなっているはず。
本領発揮の戦闘描写
宇宙世紀の技術を再現する
技術屋たちの反乱組織の登場により
益々多彩になったモビルスーツこと
ロボット群。
前作のラストでもTV版からの流用だが
ガイトラッシュのスーパーマント描写
が凄まじくて感動した。
今作ではビッグアームを装備した
ジャイオーン、ビット攻撃主体の宇宙用
巨大モビルアーマーのジロッド、
白兵戦で圧倒的な力を持ちそうな
特殊なビームサーベルを扱うジャスティマ、
宇宙でも地上でも水中でも
高機動性能が保てるズゴッキー、
汎用ではリジット
そしてG-セルフの最強装備の
パーフェクトパックが登場。
自軍でもG-ルシファやジーラッハ
汎用でポリジットが登場。
G-セルフよりも前に記載した
反乱組織ことジット団のMSは
ガイトラッシュばりに個性的。
デザインも多種多様で
動くだけでも面白いのに
それぞれに個性的な装備があるから面白い。
ただ搭乗者が皆んな素人なのでそこまで活躍できない
世界観の設定上、人類がMSを用いて戦争するのが
相当久しぶりの世界の為、
また自分達が生み出した技術ではなく
過去の技術を用いた兵器の使用の為
そこまでうまく使えない。
劇中でもラスボス級の存在かと
思えたキアムだが
うまく使えない兵器でミスをした責任を
取るために犠牲になってしまうという
謎展開。
正直ジャイオーンを倒すのに
すごい話数が必要かと思いきや
駆け足のわずか3話で退場。
ジャスティマは終盤まで登場するが
ズゴッキも3話程度で出てこなくなり
非常に惜しいが
全体的に動きやセリフが印象的なので
強烈な印象を残してくれる。
ベルリにあっさりアーム個々をビームで破壊されて
パイロットスキルの差が出てた。
キアムのびっくりな退場も含めて
尺が足りなかったテレビ版と
変わりない劇場版。
きっと初見さんは何が何だか
わからないと思うが
それがGレコなんだよぉ。
TV版本当は50話やりたかったような急なデザイン変更
結局はTV版の総集編風の劇場版
ここで敵のデザインが大幅に変更
20話を超えて敵組織が増え続ける
地獄のような展開。
ロードムービー的に
少しずつ倒していくのかと思いきや
ラストに一気に片付けることになったのは
富野監督のシナリオ構成のミスだったことは
明白だなぁと思う。
生活圏が変わればデザインも変わるのは
納得なのだが
急展開につぐ急展開で
キャラクターの内面描写よりも
ロボットアニメカタルシスとして
殺陣を見て楽しむことに
特化してしまったのを感じる。
全ての決着が地球圏で
大ボスも不在の状況に
なだれ込んでしまったのが非常に残念。
大幅追加でオリジナル展開へ?
見ていてあれこんなシーンあったけ?
だったのが
フォトン・トルピードの使用シーン。
TV版のフォトン・トルピードの使用シーン全く記憶に残らなかったけど
ゲームで最強兵器化していてずっと気になってた
とGジェネでは最強無属性兵器として
猛威を奮っていたこの武器。
むしろこんな武器使ったけ?ぐらい
印象になったが
映画内では大幅に表現が増えている。
コロニーレーザー級の最狂兵器
TV版では唐突に使って
何が起こったんだ?って感じで
敵MS少数の武器及び本体が消失し
ベルリが封印するだけでしたが
(帰宅後見直して確認)
今作では射線上にいる敵友軍問わず
大幅に消失させる
ギレンのコロニーレーザー級の
演出に変更。
しかもめちゃめちゃ丁寧に
悲痛な叫びが描かれる。
それを見た人々も戦意喪失という
超恐ろしい展開。
ベルリもここでNTのように
死にゆく人々の思念に影響されるが
やっぱり天才飛び級生君
新訳Zのカミーユでファが救えたように
ベルリ君もノレドだけでなく
ラライヤの思いにより引き留められ
この地獄のような体験を乗り越えていた。
しかしこの光子力魚雷といい
その光子力化時のエネルギーを
取り込む力といい
G-セルフも化け物だが
考えた富野監督とあきまんさん
すごいよ。
それぞれの技使った際の色違いを
プレバンで発売できるじゃないですか?
ガイトラッシュとウーシアは
プラモ化してもよかったのではないか?
また
フォトントルピード時の
描写追加に伴い
このシーンで大幅に敵味方が
増えたことで展開に変更。
本来ならこの流れで
ガイトラッシュがあっさり
やられる展開があったが
マスクの執拗な追撃が追加し
あっさりと逃げ延びる
ベルリ君の最強っぷりが
相変わらず。
このシーンは
トリガーの終盤の決戦のような
手書き描写が燃える。
描写的にはGガンぽいけども
そこはまぁご愛嬌か。
しかし4作目でこんなにも
追加シーンがあるというのなら
5作目は大幅な変更が期待できる
ではないか?
ラストのエンディングも
Gの閃光をアレンジした
カラーリング バイ G-レコ
という楽曲だし。
シリーズファンとしては
とても楽しめたし
期待を持てた4作目でした。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 8/10
80点
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