やっぱり富野監督のガンダムはおもしれぇなぁ
★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2022年日本映画
堂々完結!待ってたぞエピローグ!
監督
富野由悠季
・機動戦士Ζガンダム 星を継ぐ者
・ガンダム Gのレコンギスタ
・機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
・機動戦士ガンダム
あらすじ
2022年8月6日劇場鑑賞
2022年34本目
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ついに完結
5部作の最終作である本作。
今作は
TVシリーズの23話~24話を
元に作られており
ここに来てまさかのオリジナル展開がなくなり
前回同様の本編再編集版が開始!
てっきりガイトラッシュがもっと
大暴れするかな?って思ったら
ベルリに急所射抜かれて死亡。
ベッカーも変わらずマントに巻かれて死亡。
前作Ⅳを劇場で見た後
Blu-rayで復習した身としては
同じ話がまた描かれていただけ。
と強がりを言ってみる。
バララの描写追加などもあり
凶悪さが増したところもあったり
合間合間に追加シーンが多かったが
そこまで印象に残らない。
そもそも終盤の戦闘が目まぐるし過ぎる
巨大ピラミッド型の
MAユグドラシェルのビームは
伸びるしロッド化するという
凶悪っぷりはテレビ版と変わらず。
それを劇場の大画面で見ても
普通に最高だったわけ。
こんな最高の質のアニメーション描写を
誰も起きてないど深夜に放映していて
ターンエーガンダムの悲劇再び。
またマスクも
ヨーヨーが使えるカバカーリーで
出撃しベルリに立ち向かう。
天才クリムはダルマ状のダーマ、
大気圏突入後はダハックを用いて
ジャイオーンのビッグアームを小型化した
特殊な装備でジット団を圧倒。
相棒のミックもトリニティで
足もファンネル化する
トリッキーな戦法を見せる。
マニィとノレドはG-ルシファーにて
月光蝶を使って友軍と思える
アメリア艦隊を撃退してしまうし
なんともまぁ相変わらず。
そしてこのカタカナの多さよ!
専門用語が多過ぎて難しい作品
とBlu-ray鑑賞後であれば
用語もある程度理解しているから
サラサラと見れるが
モビルスーツの名前や人の名前、さらには物体の名前
地域の名前の個性の強いカタカナの羅列
初見でついていくのは相当しんどいぞ!
知人に説明するのも
高難易度だぞ!
ベルリはG-セルフの最強兵器
フォトン・トルピードを封印して
ジット団のレコンギスタ作戦に
協力するマスク大尉が駆る
カバカーリーと相討ちになった!
と例文を挙げてみたが
ちょっとした多言語を用いているようで
妙な愉悦感を感じる。
まぁ前回もそういう意味では
酷かったよな。
独特なデザインのMSが大画面で
大活躍するので普通に満足でしたが
TV版も強引に終わらせたように
思えたのが結局は変わらず
何かもう一つ決戦シナリオ増えるかな?
と期待したけども同じ場所に着陸したのは
がっかりだったなぁ。
それでも追加のエピローグはある!
とファンへのご褒美として
やっぱりずっと尽くしていた
ノレドがTV版だと報われないのが
今作では追加シーンでしっかり
報われてとってもよかったです。
あとクリムとミックも
普通に大人の関係として
収まっていく様も好きだなぁと。
逆にラライヤのポジションが
映画版だとわけわからん感じに
なってしまったのが
残念だったなぁ。
幼稚な戦争の残虐さ
戦争というものが
古き昔になった世界で
再び戦争になった世界だった本作。
登場するキャラクター達は
兵器を殺戮兵器いや
武力兵器として扱うのではなく
おもちゃを振り回す赤子のように
楽しそうにそして消失して行った。
その異常性が際立ち過ぎていた
ところもある。
ジット団団長のキアムは
責任とって死亡したし
他のキャラも
人の命をゲームで敵を倒すように
命の重みを感じないまま
奪っていく。
命に重みが無さすぎるのが
いいのか悪いのか?
ロボットのデザインや世界観の
デザインは秀逸だったものの
精神性に不快感を覚える軽さが
ありそれを明るいというのか?
狂っているというのかは
見る側の価値観にもよるが
かつての富野監督であれば
命を奪うことにもっと
責任感という逃れられない
仕事という側面があったが
今作にはおもちゃで遊ぶ
エネルギッシュな人々という
姿を自分は見たが
このバランスでよかったのか?
だからこそベルリは死ななかったし
マスクも死ななかったし
日常にいとも簡単に
還ることができたのだろう。
それは宇宙世紀を語らざる負えない
ガンダムを作る後継者達には
到底できない偉業なのだろうなぁ。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 5/10
・映像のアプローチ 10/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 6.6/10
70点
最後にいいこと言いたかったので
いいこと言ってやった感感じてる。
でも結局劇場版とは何をしたかったのか?
補完なのか?
それとも素晴らしいアニメ描写を
大スクリーンで流したかったのか?
監督が再度紡ぎたかったものが
結局よくわからなかった。
Blu-rayを購入したらブックレットに
記載してあることを期待したい。
相変わらずパンフは3作目以降物足りないです
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感想リンク:機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル
おまけ
Gレコ感想記事リンク一覧
・ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版
・◎【78点】劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け! コア・ファイター」【解説 考察 :ガンダムへの回帰】◎
・△【64点】劇場版『Gのレコンギスタ II』「ベルリ 撃進」【解説 考察 :TVシリーズの焼き直し】△
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